実録!コーヒーを飲もう!! |
筆者は生産者でも、もちろん植物学者でもありません。あくまで自己流且つ経験則に基づくお話です。突っ込みは無しってことで! かれこれうん10年前から、観葉植物としてホームセンターで市販されているコーヒーの木を室内栽培してきました。 現在、大株〜中株まで主だったもので数鉢ありますが、それは後購入の1株を除き他はすべて元々1つの鉢に寄せ植えされていたものです。高さは購入時60〜70cm程度だったと思います。それが年々大きくなり、やがて株分けして個々の鉢とすると自由を得たのか花を咲かし始め現在に至っています。そのうち特に生長著しい大株、中株は数年前から花の数がグンと増し、毎年実も熟しそこから取れた種も多くなってきました。 ならば、いっそ飲んでみよう!と思い立ったお馬鹿さん・・・・^^; 何てったって完全無農薬栽培!! 以下、その様子を報告致します。 気が向いたら・・・・と、項目は前後しますがご容赦を m(__)m |
種撒きから株分けまで |
2000年代初め頃、ホームセンターで購入したそれまでとは遺伝子的に違うだろう30〜40cmくらいの株でしたが、非常に生長が遅く結果的に幹だけスッと1本立ってるだけ。それでも何とか胸丈くらいになってから横枝は出たものの、今度はまったく花が付かずそのまま10数年。まあ観葉植物として売買されてる種だし、その名の通り葉が茂ってくれればいいのでしょう。そういう株もあるのかな?と思っていました。 ところが・・・・ |
栽培/植え替え |
左) 植え替えて葉が更新する大株 04年植え替えた際、直後に幹周りを中心に半分ほどの葉が黄色くなり落ちてしまいましたが、やがて新枝が伸び元に戻りました。 右) コーヒーの花 中株に咲いたコーヒーの花です。写真にも見える小さな蕾は数え切れないほど出ますが、花が咲くまで成長するのは多くて全体の1/3程度。日照不足か栄養不足か、それとも元々そんなものなのか分かりません。花には甘く強い芳香があり、閉め切った部屋なら5輪程度あれば部屋中にほのかに漂うほどです。 |
収穫/乾燥 |
左) 収穫前の大株 出てきた蕾は驚くほど多く、その中で咲いた花は軽く数百、実った実はそのうち半分強程度でしょうか?。以前自然任せにしたら50〜60個程度しか実らなかったので、今年からは綿棒で受粉させ、総数250〜300個程度。 右) 収穫した実 数個程度の実が実りだした数年前は赤く熟していたのですが、数が多くなってからはなぜか黄色いまま熟してしまいます。ほっぽっておくとそのまま萎びて固くなっちゃうため、テカリや透明感が出てきた頃収穫します。左写真でもお分かりのようにいっぺんに熟す訳じゃなく、数ヶ月〜半年程度断続的に収穫が続きます。果肉は甘みがあり食べられますが、青臭さが強いためおいしいとは言えません。また食中毒等の危険も考えられますので自己責任で! |
乾燥中の実 豆を取り出すのに湿式と乾式があるようですが、設備がない筆者たち素人は自然乾燥してから割ればOK。ちょっとコツもあるので、リンク先ページで紹介しています。 |
焙煎(ロースト) |
取り出したグリーンコーヒー 焙煎前のコーヒーは緑色であることからグリーンコーヒーと呼ばれます。写真の状態は米ぬかやピーナツの茶皮に相当する白っぽい薄皮(シルバースキン)に覆われている状態です。 ブルマンだモカだトラジャだなどと有名無名たくさんの銘柄豆が存在しますが、筆者に言わせるとその味の90%はローストで決まっちゃいます。ほとんどの方は経験なくすでに焙煎された豆や粉を購入してることでしょう。しかし、実はここが味も風味もコクもすべてを決定づける一番のキモ! |
試飲 |
2024年 2月10日 最終更新 2016年10月19日 更新 2007年 2月12日 更新 2006年12月15日 新規追加 |