志賀高原/岩菅山と裏岩菅山 |
新規追加 2013年 8月 7日 |
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寺子屋峰付近より岩菅山のピラミダルな勇姿 |
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志賀高原の名山「岩菅山」は展望の名山としても名高い。それもそのはず一等三角点の山だから。
厳密には群馬県ではなく北信の山ですが、県境から近く草津&志賀高原の山として一緒に紹介されることが多い。梅雨の晴れ間を狙ってのんびり登山の訳だったけど、さすがに山と下界は違ってました。それでも山小屋で聞いたラジオで観測史上2番目の早さという6日の梅雨明けを知り、これは御来光が・・・・と期待はしたが・・・・。初日は曇りのち時々にわか雨、2日目もけっきょく曇りのち雨とイマイチ! そりゃこの時期はこんなもんだ。
加えてそこは・・・・予想以上の○○天国・・^^;^^; |
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登山日 |
2013年 7月 6/7日 |
コース |
6日/東館山ゴンドラ山頂駅→寺子屋スキー場→寺子屋峰→主稜線→ノッキリ→岩菅山
7日/岩菅山⇔裏岩菅山往復/岩菅山→ノッキリ→アライタ沢→水平道→一の瀬スキー場 |
コースタイム |
登り約3時間/岩菅山〜裏岩菅山往復約1.5時間/下り約2.5時間 |
登山口 |
東舘山ゴンドラリフト発哺温泉山麓駅 |
アクセス |
自家用車。駐車は東舘山ゴンドラリフト発哺温泉山麓駅駐車場(無料) |
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7月6日 |
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左) ゴンドラ山頂駅前より岩菅山(右)と裏岩菅山
登山口はゴンドラ山頂駅です。正面に岩菅山と裏岩菅山が仲良く並んで見えます。
駅前高山植物園のお花畑の中を一旦下り、木道や緩い上りの林道を歩いていきます。
右) 寺子屋スキー場
間もなくスキー場ゲレンデの中程に出て、そのゲレンデ内を直登すると正面にホントの登山口。 |
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寺子屋峰山頂分岐(金山沢の頭)
階段の道をしばらく上り、やがて展望のない2125m三角点を通過。道は水平となり間もなく寺子屋峰山頂分岐着。正面が縦走路、右は赤石山方面。
ちなみに先の三角点を寺子屋峰とし、写真の主稜線上の分岐は金山沢の頭とするガイドもありますが、この項では地形図上あえて三角点からずれて山名表記されてることから分岐側を寺子屋峰としました。 |
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主稜線中程より岩菅山
はじめ樹林の中のぬかるみから小さなアップダウンを繰り返した後、見通し良い所では正面の岩菅山がどんどん大きくなってきます。この時期、ツマトリソウやマイヅルソウ等この稜線にあまり珍しい花はないけど、特に目立ってたのはゴゼンタチバナやアカモノ。右はその2種。 |
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ノッキリ
尾根ルート、アライタ沢ルートの分岐となるノッキリです。乗越(のっこし)じゃなくてノッキリとはどういうこと? この地方の方言?
写真手前にはベンチがあったりしますが、この日ここではゆっくり出来ませんでした。その訳は・・・・後で・・・・^^;^^; |
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左) 本峰への急登
ここまでの主稜線上から常にS字状に見えていたザレ気味の急登です。200mちょっとくらいの標高差だから大したことないのだけど、どこの山も最後の急登はやっぱり堪える?
右) コバイケイソウ咲く南東斜面
半分ほど登った南東斜面にはコバイケイソウが目立つようになってきます。 |
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小広い岩菅山山頂と一等三角点
山頂直下で樹林を潜り、すぐに石碑の建つ頂稜の一角です。その気になればテント4〜5張りは余裕の小広い山頂。
山頂標識近くの右奥に三角点。ここは2295.0m一等三角点です! 好天ならさぞかし展望もいいだろうけど・・・・ |
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左) 二基の石宮がある山頂
北側からの山頂です。二基の石宮や石碑など並んでいます。
右) 意外に大きく見える裏岩菅山
北隣には盟主よろしく裏岩菅山がどっしり。 |
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岩菅山山頂避難小屋
近年屋根が張り替えられ快適になったようだけど、原形は昭和初期頃からあるという歴史ある山小屋です。
ただ小屋前にあるトイレは・・・・^^;^^; オイオイ! ホントか! なんて言うか? 着いてのお楽しみ?! |
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左) 避難小屋内部
中央の土間を左右の床が挟む構造です。ストーブと薪もあり避難小屋としては十分快適な方。でも外からの見た目ほどには広くなくおよそ20畳程度。平屋でもあるので無理して詰め込んでも20人程度までが実用限度か?
右) 避難小屋内部入口側
こちら奥から見た入口側。 |
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7月7日 |
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翌朝お目当てのご来光は・・・・空振り!!
写真で左端に太陽があるんだなーとは分かるけど、けっきょく陽は差さず終い。
左から富士山のようなシルエットの燧ヶ岳、すぐ右に雲のかかる至仏山、少し離れてぽこんと高い日光白根山、その稜線向こうに男体山かな? |
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赤城山(左)と榛名山 |
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西上州(左)と雲の掛かる浅間山
標高1200m余りながら山体の大きな御荷鉾山はどこからもよく目立つ。稜線伝いに西上州の屋根赤久縄山とその手前に妙義白雲山の頭だけ霞む。見えるという富士山は確認できず。
雲の掛かる浅間山手前に元白根山、右は横手山。 |
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岩菅山直下より裏岩菅山
堂々とした裏岩菅山の山容に、これを見たら行かなくちゃ・・・・ |
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裏岩菅山山頂と切明への主稜線(バックは苗場山)
標高2341mと岩菅山より50m近く高く、実はこちらが志賀高原最高峰です。でもこの日山頂にいたのはわずか2〜3分。
っと言うのも・・・・↓↓ |
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帰路岩菅山への稜線
一見のどかな稜線漫歩? なんだけど・・・・
実はノッキリから上部の稜線上は常に超大量のブヨ(ブユ)の攻撃にさらされ、とてものんびりなんてしてられません。特に岩菅〜裏岩菅間では尋常じゃなくホントに軽く数100匹のブヨに常につきまとわれます。虫除けスプレーは用意してたけどほとんど効果無し。この稜線歩きだけで耳から首筋にかけて20カ所は刺されました。
こいつら、蚊のように知らぬ間に刺すのではなく血を吸うために噛みつきやがる。だからチクッとした傷みを感じた時はすでに時遅し。特に耳の後ろから頭髪の生え際にかけてはよく標的となり、耳にも口にも飛び込んでジリジリジリペッペッ!なんてたびたび。この間の稜線で20匹は潰していて、結果20カ所以上は噛みつかれてる計算。この2日間で全身合わせて40〜50カ所は噛まれた! ちなみにこの間を歩いた時間帯は早朝6時前から7時にかけてです。蚊と同じで朝・夕ほど活発なのか?
Web上で同時期の他の山行録ではまったく触れられてない記録も多く、季節によるのか天候なのかそれとも時間帯によるのか分かりません。いずれにしろ夏季に登るなら目の細かい虫除け網必須! ホントです! 悪いこと言わないから絶対用意しましょう! 山を下りてからも2週間程度はかゆみに悩まされる毎日が続きますよ! |
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本峰急下降とアライタ沢ルートの階段道を振り返る
小屋で一休みして下山です。ちょうどこの頃から雨が降り出し、アライタ沢に近づく頃には本降りに。
ノッキリからアライタ沢への下降は中間点を過ぎると一部の平坦部を除き終始階段下りです。 |
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アライタ沢
写真奥の橋でアライタ沢に出合うと道は平坦となり、およそ4〜5km程度用水に沿って歩きます。 |
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水平道から一の瀬スキー場着
長い長い水平道がようやく開けると一の瀬スキー場の一角です。ここから更に東舘山ゴンドラ発哺温泉山麓駅まで約3km!
ちなみにバスは走ってるけどおよそ1時間に1本くらい。上手く時間が合えばラッキー(^_^)v! |
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主稜線中の花々
ブヨにまとわりつかれあまり撮れなかったけど・・・・^^;^^; |
ハクサンチドリ / ムシトリスミレ |
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コバイケイソウ / ウラジロヨウラク |
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