生分解性プラスチック&環境掲示板過去ログ3/2002年
注記) ログ本文は原文のままの掲載です。各リンクは生きてますが、その後の削除・移動等により切れてる場合も考えられますので、ご了承ください。
12月28日<土>9時31分:龍さん
生分解性プラスチックの生分解のしやすさというのは、何によって決定するのですか?
新しいグリーンポリマーを合成したいと思ってるのですが、ベンゼン官がユニット内にあると生分解は、しませんかね〜?
どなたか教えてもらえると嬉しいです。。
12月20日<金>8時15分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-30.htm
みなさんカキコありがとうございます。
さて、環境コラムを更新致しました。
今回は「乳酸系生分解性プラスチックその2」と題して成形性についてです。
↑上のリンクよりお入り下さい。
12月2日<月>20時15分:名無しさん
http://homepage2.nifty.com/organic-chemistry/lesson2.htm
でも見てみて下さい。っていうか、構造式とか化学式なんて、
有機化学の教科書か、google検索ですぐ分かりますよ。
12月1日<日>10時51分:原口義信さん
11月27日産業新聞に掲載されました関東学院大
エチレンビニルアルコール?化学式若しくは構造体を教えて下さい。
12月1日<日>10時46分:原口義信さん
ポリL乳酸・ポリD乳酸の化学式若しくは構造体を教えて下さい
11月27日<水>9時15分:管理人さん
みなさん、カキコありがとうございます。
>かずさん
ご無沙汰&ありがとうございます。
コラム次回のアップは12月中旬頃の予定です。(と言っても大概20日前後になっちゃうけど ^^;)
>BARさん
穀物メジャーのカーギルと化学メジャーのダウケミカルですね。
これは・・・・っと思ったらアメリカはやることがデカいし素早い。
でも国内化学は構造不況業種でもあって、同じ提携でもプラスチック関連は背に腹は替えられないという生き残りの提携話が多い。
そこで特許の件ですが「全て押さえた」というのは、何て言うか言葉のあやと言うか、一種のイメージ戦略とも考えられ・・・・
だって「全て」なんて不可能でしょ。
いずれにしても国内需要が数万トン〜10万トンオーダーにならないと、国内メーカーの本格的な動きは無いんじゃないかな?
それまで乳酸系ではカーギルの天下が続くでしょう。
でも繰り返しますが、商売になると分かれば「よし、うちも・・・」ってことになります。
資本主義自由経済ってのはそういう社会ですからね。
>kassyさん
情報ありがとうございます。
11月27日<水>1時38分:kassyさん
京都新聞2002年11月21日News
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2002nov/21/W20021121MWC2K100000120.html
放射線で生分解性プラスチック強化
京都大助教授が開発
(本文はリンク先を参照ください)
検索してたら見つけました。ポリ乳酸系はかなり明るいようですね。
11月26日<火>11時42分:BARさん
>管理人さん
>また、カーギルがどのような範囲の特許を取ってるかは知りませんが、製造特許というのは以外に効果が薄いとも聞きます。
うーん、そうなんでしょうか? 私も詳しいことは知りませんが、量産に必要な特許はカーギルが全て押さえていると聞いたことがあります。
現時点でカーギルに対抗するような原材料メーカーがあれば、相乗効果で価格も下がるとは思うのですが、ライセンス契約でしか製造できないようであれば厳しいかも。
いずれにしても特許というのは全ての生分解普及のキーポイントかもしれませんね。
11月26日<火>11時21分:BARさん
余談ですが、カーギルのポリ乳酸の商品名は[Natureworks]だそうですね。
>かずさん
>実際、カーギルとダウが手を組んでからPLA事業から撤退したところも多いと聞きます。
カーギルとダウって違う会社だったんですか・・・・勉強になります。
11月25日<月>17時37分:かずさん
おひさしぶりです。
今回のコラムはPLAなのですね。
利点・欠点の比較など参考になる話が多く、続きが楽しみです。
>BARさん
日本では三井化学、三菱樹脂、ユニチカが乳酸系プラを出していますね。
個人的に島津がPLAでは本命だと思っていたのですが少し前にトヨタに部門ごと売ってしまったようです。
トヨタはインドネシアにPLAプラントを作るという話を聞いたのですが…
カーギル・ダウに対抗するのではなく自社製品に使用するのではないかと思います。
実際、カーギルとダウが手を組んでからPLA事業から撤退したところも多いと聞きます。
プラントが本格的に動き出せばカーギルダウの天下のような気もします。
憶測の多い書き込みですが…
11月22日<金>20時23分:管理人さん
>BARさん
カキコありがとうございます。
>カーギル以外にポリ乳酸を生産する企業あるいは将来的な可能性はあるのでしょうか?
>ポリ乳酸の価格はカーギル次第ということになるのでしょうか。
原材料を握り、すでにプラントを所有してる、という意味でその影響力はしばらく続くでしょう。
でも、商売になると分かれば他の企業もそのまま黙ってるとは思えません。
また、カーギルがどのような範囲の特許を取ってるかは知りませんが、製造特許というのは以外に効果が薄いとも聞きます。
澱粉にしてもトウモロコシばかりじゃなくキャッサバ(タピオカ)、タロイモなど、最近は各社色々考えているようです。
あまり神経質になる必要はないでしょう。
この分野で青色LEDのような係争は起きにくいと思います。
11月22日<金>15時45分:BARさん
久しぶりの書き込みです。
>コラムページを更新いたしました。
今回は「乳酸系生分解性プラスチック/その1」です。
大変参考になります。その2以降も楽しみにしています。
ところで以前から知りたかったのですが、今年からカーギルがポリ乳酸の量産体制により価格が下がる方向に行くだろうとの話は良く聞くのですが、カーギル以外にポリ乳酸を生産する企業あるいは将来的な可能性はあるのでしょうか?
ポリ乳酸に関してはカーギルがかなりの特許を取得しているとの事であれば、ポリ乳酸の価格はカーギル次第ということになるのでしょうか。
どんな新しい技術も特許で縛られてしまうと結局は自滅してしまう可能性があり、生分解関係もそうなりはしないかと心配です。
11月22日<金>9時1分:管理人さん
>kassyさん
カキコありがとうございます。
学生生活も充実しているようでなんてうらやましい。
掲示板を開いた当初より、少しは生分解性プラスチックも明るい展望を期待できるようになってきました。
当サイトなどご覧になり、多少なりともお役になったということであれば管理人としても本望というものです。
11月22日<金>3時40分:kassyさん
非常に長い間ご無沙汰しておりました(ほとんどはじめまして状態)。
以前の私の書き込みは、20世紀のことだったんですね・・・
琵琶湖のほとりの経済学部(3回生になりました)に所属するkassyと申します。
以前の基礎ゼミ発表に際しては、こちらのサイトに激しくお世話になりました。
おかげさまで、発表内容も充実したものにでき、評価も上々でありました。
現在は本ゼミになり(基礎ゼミと同じ先生です)、いよいよ卒論に向けて調査をはじめることになりました。
久々にこちらに来させていただくと、更に内容が充実されているようで、管理人さまの熱意には頭が下がります。
再びお世話になることになりそうなのですが、どうかよろしくお願いいたします。
P.S.
所属ゼミのサイト管理を担当しているのですが、ほんの内輪向けのものであっても、
管理って大変なものですね。
まして、広く一般に向けたサイトとなれば、その苦労はいかばかりか・・・
11月21日<木>8時37分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-29.htm
コラムページを更新いたしました。
今回は「乳酸系生分解性プラスチック/その1」です。
ご興味の方は↑のリンクよりお入り下さい。
11月19日<火>3時10分:keiさん
ありがとうございます>管理人さま
二軸延伸フィルムで150MPaのものを発見いたしましたもので、期待してしまいました・・・。東レのもっとも細い生分解釣り糸でも3.5号(0.3mm)でした。
100mで1500円とのことですのでとりあえず引張試験にかけてみます。
では失礼します。
11月18日<月>14時15分:管理人さん
>keiさん
カキコありがとうございます。
高強度の物は無いかということですが、生分解性プラスチックで希望するようなものは無理でしょう。
釣り糸で乳酸系のものはありますが、10μだと何号に相当するのでしょうか?
いずれにしても非常に細いですし、ナイロンなど一般糸より強いとも思えません。
現状でも将来的にも、生分解性プラスチックに高機能を望むのは酷ですし、残念ながらそう言うタイプの素材ではありません。
何しろ分解が前提の素材なのですから。
詳しくはQ&Aなどご参照ください。
11月18日<月>7時27分:keiさん
はじめまして。偶然にも生分解性プラスチックについて調べていたらこの掲示板に行き着きました。
早速お知恵をお貸しいただきたいのですが、現在市販されている、または研究されている生分解性プラスチックで、高強度のものではどのくらいの強さを持っているのでしょうか?私が調べたなかでは、フィルム状のもので100MPa程度でしたが、
繊維状(直径10μm程度)のもので数百MPaのものは存在するのでしょうか?
欲を言えばPAN繊維と同等の強度がほしいのですが・・・・
11月16日<土>0時9分:NPO法人自然環境復元協会さん
http://www.narec.or.jp/index.html
自然と親しんでみませんか??
11月22日(金)にNPO法人自然環境復元協会
(http://www.narec.or.jp/index.html)
の第一回交流会を行います。
「自然環境問題初心者のための講演会」という内容で、四戸靖郷(しのえやすし)さ
んにお話をしていただき、その後、講師を囲んだ立食パーティーで、いろいろな話を
しましょう!
場所は新宿文化センターで費用は社会人3500円、学生3000円です。
どなたでもご自由に当日参加出来るので、みなさんのお越しをお待ちしております。
11月15日<金>10時11分:管理人さん
過去、この掲示板でも何度か話題になった生分解性プラスチック食器使用の可否や耐久性について、Q&A項に内容をまとめて追加しました。
↑上の表紙「Q&Aリンク」よりご興味の方はご覧下さい。
11月14日<木>8時53分:管理人さん
http://bbs.nc-net.or.jp/forum/ngbbs.php?bbs_type=5
信ちゃんさん、AKIさん、カキコありがとうございます。
>AKIさん
こちらの掲示板は生分解性プラスチックと環境関連の板ですので、プラスチックの一般的なご質問は↑のNCネットワークが運営するリンク先の方が便利ですよ。
ちなみにハイインパクトスチロールはスチロールの高強度版という意味の、俗称みたいなものじゃないのかな?
だから、たぶんJISでの正式略号というのは無いと思います。
したがってメーカーによって表記も違うしどっちでも良いってことかと。
間違ってたらm(_
_)mなさい・・^^;
11月13日<水>11時45分:AKIさん
包装の素材の件で調べております。ハイインパクトスチロールの略称ですが、HPSと書いてあるところと、HIPSと書いてある所が有りハっきりしません。教えて頂ければ助かります。宜しくお願い致します。
11月12日<火>11時40分:信ちゃんさん
本年の10月25日、26日、27日辺りの午前中のテレビ番組(朝日放送かBSと聞いてます)で広島の酒造メーカーが石油系の生分解性繊維の分解促進剤を開発した
との報道があったと聞きましたが、本件に関してご存知の方がいらっしゃいましたら
ご連絡下さい。
11月6日<水>21時29分:管理人さん
>1日にTELいただいたT大の名無しの権子さん
連絡の取りようがないので掲示板からお知らせします。
メール届かないけど、生分解性プラの件は片づいたのかな?
こちらをご覧になりましたら連絡下さい。
11月6日<水>18時47分:管理人さん
>湯浅さん
ご投稿ありがとうございます。
しかし私信と判断しましたので、当方PCへコピーした上、掲示板からは削除させていただきました。
内容は了解です。
11月5日<火>8時42分:管理人さん
>王吉田さん
はじめまして、中国?からのご投稿ありがとうございます。
プラント建設のスキルということですね。
私の手には負えませんが、協力可能な方がいらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。
11月1日<金>16時58分:王 吉田さん
はじめまして、こちらは、中国雲南省昆明民建会でございます、どうぞよろしくお願い申し上げます。
現在、中国雲南省昆明市には、グリーンプラのプラントを計画していますが、サツマイモを原料とするポリ乳酸を生産して、年間約3〜5万トン規模のプラントを推進しようとしていますが、日本のグリーンプラを作るスキルを求めていますので、ご協力をお願い申し上げます。
10月31日<木>8時42分:管理人さん
>かずさん
はじめまして、カキコありがとうございます。
ポリ乳酸はエースになりうる資質を持っていると思うのですが、確かに分解性だけはイマイチですよね。
でも、課題が明らかで有ればいずれ対応策は出てくるものです。
これからに期待しましょう。
10月30日<水>12時53分:かずさん
はじめまして。
私も生分解性プラスチックに関して勉強している最中なので、
今後ちょくちょく覗かせていただきます。よろしくお願いします。
>MOさん
伊藤忠のサイト内に様々な生分解性プラスチックの土壌埋没試験に関する
報告が載せてありますよ。
http://www.itc-ps.co.jp/seibunkai/seibunkai/to_dojo.html
土壌埋没なので、対候性とはあまり関連がないかもしれませんが、参考程度までに。
ちなみにポリ乳酸は環境中ではほとんど分解しません。(光学純度にもよります)
ある程度の温度と湿度があれば速やかに分解するようですが。
10月29日<火>11時3分:MOさん
管理人さん、だださん 回答ありがとうございます。
参考になりました。
また質問する機会があるかもしれません。
その時は宜しくお願いいたします。
10月28日<月>16時9分:だださん
>MOさん
耐候性は樹脂によりけり、環境によりけりでどのメーカーでも保証とか、目安の提示はしてくれません。
管理人さんがカキコされた通り「分解しなければならない物」である為、「耐える」事に関しては各自が
試験を行いその結果をどの様に評価するか、それだけになっているのが現状です。
環境には優しいですが人には冷たいんですよ、生分解樹脂は(笑)
10月28日<月>8時57分:管理人さん
>MOさん
カキコありがとうございます。
生分解性プラスチックは他のプラスチックと違い分解するという特徴が有る訳ですから、そもそも開発時の主眼はそちらにあるはずです。
元々環境中で長持ちさせようと思って、あるいは耐候性や耐溶剤性など耐久性を考慮するのが開発条件とも思えません。(少なくても第一条件ではないはず)
耐候性の善し悪しは生分解性プラスチックの種類によって様々でしょうが、現段階でそのような耐久性を問うような使用法には向かないでしょう。
他のプラスチックと比較してその弱点に悩むより、分解性という特徴を積極的に生かした用途開発に注力してはいかがでしょうか?
10月25日<金>17時55分:MOさん
2度目の書き込みになります。
生分解性プラの耐侯性について質問したものです。
質問ですが、生分解性プラは、屋外においた場合、
どのくらいもつのでしょうか?
生分解プラと言っても色々あるのですが・・・。
セルロースやポリ乳酸ならどの程度でしょうか?
肉厚は0.5〜1.0mmのものです。
5年は大丈夫でしょうか?
どなたか教えてください。
生分解であることが、製品の品質(耐侯性が無く長持ちしない)に影響
しないのか心配です。
生分解であること(環境に優しい?)と役に立たないのではという心配
の狭間で悩んでいます。
宜しくお願いします。
10月21日<月>13時19分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-28.htm
コラムページを追加&更新いたしました。
新ページは「PBS系生分解性プラスチックその3」として、金型製作上の注意点などです。
ご興味の方は上のリンクよりどうぞ。
10月21日<月>9時2分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/qa/qa.htm
>通りすがりの・・・さん
カキコありがとうございます。
仰るように崩壊性澱粉系プラとして、主に韓国や中国からの輸入プラスチック等に対して「生分解性澱粉樹脂」、あるいは単に「澱粉樹脂」と呼ばれているものもあります。
この辺も材料メーカー独自の呼称であったり下↓でも申しましたように、英語からの「Biodegrable
Starchbased plastic
resin」などの直訳と思われます。
安部さんのご質問は確かにこちらだったかもしれませんね。
ちなみにその辺のジャンル分けは上↑のリンクの「Q3」などご参照ください。>安部さん
10月19日<土>18時38分:通りすがりの・・・さん
「澱粉樹脂」とは、ポリエチレンに澱粉を混ぜた「崩壊性澱粉系プラ」じゃないでしょうか?
10月19日<土>10時50分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-20.htm
>安部俊介さん
はじめまして、カキコありがとうございます。
「澱粉樹脂」とは、数ある生分解性プラスチックの中から天然高分子系と呼ばれる「澱粉系生分解性プラスチック」を指してるものと思われます。
詳細は↑上のリンクなどご覧下さい。
尚、国内では「生分解性プラスチック」または「グリーンプラ」というのがこの種のプラスチックの正式名称です。
しかし、他に材料メーカー独自の呼称も存在し、外国産プラスチックの直訳で「・・樹脂」などと呼ぶこともあるようです。
若干紛らわしいとは思うのですが、普及の過渡期にあたる現在ではある程度やむを得ないかもしれません。
10月18日<金>12時46分:安部俊介さん
はじめまして。山形大学の学生の者です。今、生分解プラスチックに興味を持って調べているのですが、分からないことがあったのでお聞きしてよろしいでしょうか?澱粉樹脂とは、澱粉とはどのように違うのですか? もちろんポリ乳酸とは別物ですよね?
9月18日<水>8時22分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-27.htm
コラムページを追加&更新いたしました。
新ページは「PBS系生分解性プラスチックその2」として、成形性の実際を中心にお話ししています。
ご興味の方は上のリンクよりどうぞ。
8月29日<木>14時51分:管理人さん
>m.t
exportsさん
恐れ入りますが当掲示板とは無関係と思われる投稿でしたので、削除させていただきました。
どうぞご理解ください。
8月25日<日>6時22分:環境太郎さん
http://www3.ocn.ne.jp/~coco62/teikyo.html
環境に良い事していますよ。
8月23日<金>0時5分:環境問題を真剣に考えています。さん
http://yononaka.jp
今一人ですが 唯一私が出来る環境問題を手掛けています。それは月刊誌です。皆さんに試読していただきたく、無料でお送りしますので
是非皆さんに貰ってほしいのです。お題は創刊号『世の中を良くしたい』です。
8月20日<火>8時0分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-26.htm
コラムページを追加更新しました。
今回より化学合成系生分解性プラのお話ですが、まずは現時点における本命?「PBS(ポリブチレンサクシネート)系生分解性プラスチック−その1」です。
上↑のリンクよりご覧下さい。
8月15日<木>16時18分:バイオマス燃料が地球を救うさん
フォーラム『バイオマス燃料が地球を救う』のご案内です。
地球温暖化の一因に自動車燃料があるといわれていますが、日本政府・公官庁は何等具体的・有効な方針を打ち出しておりません。
そこで、「バイオマス普及会」では、きれいな地球環境を取り戻すためには、いかにすべきかを考え、それを実現するためには何が必要なのかを今回のフォーラムで発表することとなりました。
植物性アルコール(エタノール)を主原料とする、全く新しく、かつ画期的なバイオマス燃料の開発に成功したことをご報告させていただく予定です。
ご多用とは存じますが、皆様お誘いあわせの上、ご参加いただければ幸甚です。FAX、または下記問合せ先までお電話にてお申し込み下さい。
日 時 2002年8月24日(土)13:00〜16:00
会 場 東京商工会議所 4F東商ホール
東京都千代田区丸の内3-2-2
(当日のみの連絡先)TEL03-3283-7799
テ ー マ 「バイオマス燃料が地球を救う」
参 加 者 約600名
参 加 費
無料
(但し、定員に達し次第打ち切らせていただきますのであしからずご了承下さい)
主 催
バイオマス普及会・バイオエネルギー自動車燃料普及会
-お問合せ先-
担当:石井、石川
TEL03-5275-3730 FAX03-5275-3392
12:30
受付開始
13:00 『バイオマス燃料が地球を救う』
13:05 基調講演:弁護士 谷澤忠彦 先生
13:45
諸外国のバイオマス燃料事情
*ブラジル
*アメリカ
*中国
14:15 休憩
14:30
パネルディスカッション
コーディネーター:
弁護士 谷澤忠彦 先生
パネラー:
特定非営利活動法人(NPO)京都エネルギー
環境研究会代表 新宮秀夫 先生
経済経営評論家 硲 宗夫 先生
技術評論家 桜井 淳 先生
他
15:30 質疑応答
15:55 決議文採択
16:00
終了
8月12日<月>8時9分:管理人さん
>わらび餅さん
カキコありがとうございます。
キレート樹脂(=イオン交換樹脂?)には詳しくありませんが、更に生分解性キレート樹脂と言うのは初めて聞きます。
もし有る(研究されてる?)とすれば、環境中での生分解処理が目的ではなく、重金属などの抽出が目的ではないでしょうか?
つまりプラスチック部分は生分解しちゃうから、後に重金属だけ残ればそれを効率的に抽出再利用出来るような気がします。
↑全然違ってたらごめんなさい。
8月11日<日>0時27分:わらび餅さん
初歩的な質問で申し訳ありません。生分解性キレ−ト樹脂について質問させてください。『生分解性』と言う名がつくと環境にやさしいというよいイメ−ジがあるのですが、重金属など有害物質をキレ−トしたものを活性汚泥の曝気槽で処理したり、土中に埋めて生分解したら環境に影響ありませんか?(処理法が違うのでしょうか?)
8月9日<金>11時25分:YOICHI ICHIKAWAさん
>管理人さん
返信が遅くなりすいませんでした。丁寧な回答有難うございます。
参考にさせて頂きます。
8月1日<木>18時14分:管理人さん
>YOICHI
ICHIKAWAさん
>それと、この分野に取り組んでいる企業の交流の場とか無いでしょうか?
関東周辺では群馬・新潟・埼玉・茨城・東京・静岡など、生分解性プラスチック研究会、又はグリーンプラ研究会と銘打つ民間団体はあるようです。
しかし、大変失礼ながら具体的にどのような活動をされているのか、なかなか多くは耳に入ってきません。
現在はすでにネット社会ですから、可能ならばネット会議などを利用した各団体で横断的な意見交換など出来るといいですね。
2年前なら経済的にとても無理でしたが、現在ならADSLでインターネット接続された環境さえあれば2〜3万円の投資で可能となるはずです。
当方のレンタルサーバによるサービスを利用して、会員間だけの会議のようなことも出来なくはないのですが・・・・
果たしてどれほど賛同が得られるものかと・・・・
まあ一応思案中ということで・・^^;
8月1日<木>11時53分:YOICHI ICHIKAWAさん
>管理人さん
石油をあてにすることなく、所定の設計時間で分解させることが出来、リサイクルも確立したとなれば市場制覇したようなもの?
↑やはりそうですよね・・・。(笑)う〜ん、誰かこのようなことを研究されて
いる研究者の方居ませんかね〜。もしいらっしゃれば期待しております。
以外と工業製品分野の場合、生分解性プラの応用製品って少ないんですよね。
民生品の分野で一生懸命取り組んでいる個人や企業がある以上、我々工業製品
に携わる者としても何とか製品化をしたいとは考えているのですが、現実は
厳しいですね。
それと、この分野に取り組んでいる企業の交流の場とか無いでしょうか?
原料メーカー中心のお堅い団体よりも、むしろ加工メーカー等のちょっとした
会があるようでしたら教えてください。
↓のレス、私のミスです。すいません、削除してください。
8月1日<木>8時10分:管理人さん
>李相武さん
カキコありがとうございます。
具体的にご質問下されば分かる範囲のことはお答え致したいと思います。
7月31日<水>17時16分:李相武さん
生分解性プラスチック及び環境の問題に関して興味を持っております。
宜しくお願い申し上げます。
7月31日<水>8時7分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/green/green-2.htm
>Ribさん
スクリーニングの件、フォローありがとうございます。
私にはまだまだ??ですが、何となく分かったような気がする自分が怖い?
>継続使用していくと、どんどん分解速度が早くなるのではないでしょうか?
当方の畑?では色々な種類の生分解性プラを植え付けてる?せいか、特にそのようなことはないようです。
でも、同種の生分解性プラを使い続けた場合は別項↑で書いてるような懸念も含めて、ひょっとしたらあるかもしれませんね。
>広辻正行さん
カキコありがとうございます。
セルグリーンには2種類あります。
セルロース系のP−CAと、PCL(ポリカプロラクトン)のP−H(HB)です。
このうち前者は現状での入手は難しいと思われますが、後者は問題ないはずです。
入手には広辻さんのお住まいがどこなのか分かりませんので、製造元のダイセル化学より最寄りの販売元を紹介願うのが一番早いでしょう。
尚、当方では未確認ですがその際一応P−CAの方も在庫確認されてはいかがでしょうか?
またダイセル化学へは当方リンク欄などご利用ください。
7月30日<火>17時9分:広辻 正行さん
生分解性プラスチックのセルグリーンを購入してみたいのですが,一般向けに販売をしている販売店などはありますか?もしあるようでしたら,お教え願えないでしょうか?
7月30日<火>8時30分:Ribさん
>りょうさん・管理人さん
ついにこの掲示板も遺伝子工学に突入ですね!(笑)
冗談はさておき、遺伝子工学の素人なりの解釈を
詳細は遺伝子工学関連の書物を参照してください
(素人ゆえ、正確ではないと思いますので)
>重合遺伝子酵素のみにランダム変異を誘発・・・変異体ライブラリーを作製
作用(という表現でいいか?)のわかっている遺伝子情報(この場合は樹脂合成)
を種々の方法で内容を微妙に変化させたものを作成します
(目的は、より効率的な遺伝子の発現ではないでしょうか)
変化のさせ方がいろいろある(遺伝情報のどこが変わるかで)ため
莫大な数の候補遺伝子が作製されます。
このため、これらの効果を効率よく評価するために
HPS(ハイスループットスクリーニング)なる方法を用いるというものでしょう
スクリーニングは、実際に樹脂合成させて(類似反応を起こさせて)
生成する物質量を評価することで行います
一次スクリーニングでは、染色反応を利用して樹脂合成を行うものをピックアップ
二次スクリーニングでは、樹脂由来の物質(クロトン酸)の量を
高速液体クロマトで定量評価する
この方法によって、莫大な量の変異遺伝子の中から
効率のいいものを見つけだそうということだと思います
(もとの文献を見ていないので、間違いなどがあるかもしれませんので
この分野の方フォローお願いします)
話は変わって
>たださん
>何かを変えるとすぐにそれが原因と言われてしまうのが辛い所です・・・。
全くおっしゃるとおりで、環境の変化のような想像しにくいものより
ものを変えたことのみに目が行ってしまいやすいのでしょう
前に書きこみをしてから気づいたのですが
生分解プラを使っていた土壌では当然分解に寄与する菌の量が増えているため
継続使用していくと、どんどん分解速度が早くなるのではないでしょうか?
(ポリ乳酸のように、最初が化学分解だとそれほど顕著ではないでしょうが)
このあたり、実際の圃場でのテスト結果はどこかにないでしょうか
いろいろと評価することが出てきて大変な分野ですが
フィールドテストが進んでいるようですので
いろいろな観点から見ていきましょう!!
7月30日<火>8時11分:管理人さん
** 訂 正 **
下の管理人発言で「アルファベットの略称の後には()で本名も」と書きましたが、一般的な慣用名(通称)でOKです。
またABS、PP、PBTのように、すでに略称そのものが一般化しているものはそのままでかまいません。
本名だと代えって分かりづらい場合もありましたね。
いずれにしても強制ではありませんし、みなさんのご判断で書き添えてもらえればOKです。
7月29日<月>12時55分:管理人さん
>りょうさん
^^;^^;^^;あははは・・・・いやーさっぱり分からん。
何だか呪文を聞くようで、これはちょっと私には荷が重すぎるm(_
_)m
試しにgoogleで検索すると500件以上のヒットがありましたよ。
7月29日<月>10時1分:りょうさん
質問の内容がわかりにくくてすみません。
[重合遺伝子酵素のみにランダム変異を誘発し、操作性のよい大腸菌を用いて変異体ライブラリーを作製する。次いで、ポリエステル特異的に染色される色素を利用した一次スクリーニング系(プレートアッセイ)と多検体処理可能な定量的HPLC分析(化学変換されたクロトン酸の定量)による二次スクリーニング系に、変異体集団を順次投入し、目的の変異クローンをハイスループットスクリーニング(HPS)するというものである。]の原理が分からないので教えてください。
7月29日<月>9時20分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-17.htm
>りょうさん
カキコありがとうございます。
>特殊な細菌の遺伝子とは具体的にわかっているのですか?
サイエンス誌の内容は知りませんが、おそらく微生物産生系生分解性プラの話かと思います。
ご質問の直接の答えではありませんが、当サイトの上↑のリンク先などご参照ください。
>ALL
プラスチック関係に限らず、アルファベットの頭文字数文字で略称する固有名詞が世に溢れています。
IT関係、社名、プラスチック名、軍事関係、製品名などなど。
この中には同じアルファベットの略称でまったく異なる物を指す場合が多々あります。
多くの場合文章の前後から何を指してるか判断したり、この板ならばプラスチック関係だろうと思うのですが、時には間違うこともあるでしょう。
そこで私自身自戒を込めてなのですが、アルファベットの略称の後にはなるべく()を付けて本名を入れるようにしていただきたいと思います。
もちろん、本名が分からず略称の意味を問い合わせる場合は別ですが、それでも何々関係でと一言沿えてくださればずっと回答し易くなるでしょう。
みなさんよろしくお願いいたします。
ちなみに、たとえで出して申し訳ありませんが、HPSはハイインパクトスチロールのことでしょうか?>りょうさん
7月28日<日>23時9分:りょうさん
たびたび失礼します。“からしに似たArabidpsisという植物に特殊な細菌の遺伝子を注入するという遺伝子工学の手法を用い、最近の働きにより自然に分解する生分解性プラスチックの原料を植物から取り出すことに成功したと、「サイエンス」誌に発表した。この細菌はPHBを作り出す遺伝子をもっていて、遺伝子を注入した結果、葉や幹、根などにPHBが少量ながら蓄積していることが確認されたという。”と本で読んだのですが、特殊な細菌の遺伝子とは具体的にわかっているのですか?
それと、HPSの原理が分からないのですがおしえてください。
7月26日<金>8時45分:管理人さん
>ジュンさん
初めまして。
ご質問ですが、生分解性プラまたは環境関連としてお答えいたします。
建築現場&その資材には以外と使い捨て用品が多いようで、生分解性プラが進出を伺う分野ではあります。
しかしいずれもフィルムや小物類が主で、構造物に関わる物は少ないでしょう。
多少大きな物では木の杭や枠を生分解性プラでという話もありましたが、価格差が大きすぎてとても実用化する(売れる)とは思えません。
もっとも、特異的な用途を発見(開発)出来ればわかりませんが。
「建築」と「生分解性プラスチック」をキーワードに検索すると、以外に多くのサイトがヒットしますのでご確認下さい。
いずれにしても10年単位で先の話とは思いますが。
>だださん
使い手側の動機はあえて云々言いませんが、「忙しくてたまらない」とはこの業界で久しく聞いてなかったような気がします。
おかげさまで来年が楽しみになってきました。
いいニュースを期待しています。
>天然由来系じゃないと生分解ではない、といった風潮があるそうです。
これは業界内外を問わずかなり歴然としてあります。
代表種として色々な機会に紹介したりする某プラが石油から出来てると話すと、多くの人は一様にけげんそうな顔をしますよね。
誰かも言ってたように環境負荷が他のプラスチックより少ないのであれば、原料は何であれそれだけでも存在価値はあっていいと思います。
最初から間口を狭くしちゃうとホントに何が良いのか分からなくなる恐れも否定できません。
どの世界でも最後まで生き残るものはそう多くはありませんが、チャンスだけは皆に与えないと不公平というものでしょう。
7月25日<木>8時36分:だださん
>Ribさん
ご指摘の通りその年で環境は変化しているはずなのですが、何かを変えるとすぐに
それが原因と言われてしまうのが辛い所です・・・。
今年は生分解性製品のフィールドテストが花盛りな様で、忙しくてたまりません!
でも正式稼動が来年以降というテーマばかりで営業的には辛い時期です。
今一番多いテーマは「企業イメージUP商品」ですね。生分解の勉強をしていない方から
「生分解樹脂を使ってあればいいんでしょ?」という感じで依頼が来て、こちらから
あれこれ説明するというケースが増えています。
そういう意味ではこのHPは非常に注目されているのではないでしょうか?
最近聞いた話ですが、イメージがあまりにも先行するあまり、天然由来系じゃないと
生分解ではない、といった風潮があるそうです。それも一理あるのですがそれにこだわるあまり
本来求めている物と違う方向に行ってしまうケースも多いようです。
某家電メーカーがハウジングに生分解を導入すると新聞に出ていましたが、これもイメージ
戦略かな?と穿った見方をしてしまいます。
難しい部分が多い市場ですが、イメージ商品としてだけで終焉を迎えないように工夫したいものです。
7月24日<水>22時37分:ジュンさん
初めまして。建築を勉強している学生です。普通の建物だけではなく、震災用のシェルターなどの短期使用の構造物にも使える様な建築資材、または建築資材に転用可能な製品の情報を集めたHPまたはリンク集などがあれば教えてもらえないでしょうか。
7月24日<水>19時1分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/column-index.htm
みなさんカキコありがとうございます。
>りょうさん
はじめまして。
従来プラと生分解性プラの違いも色々あるのですが、(分解するしないは当たり前として)代表的なものには原材料の違いがあります。
従来プラは化石資源である石油を出発原料としています。
資源量に限りがある訳です。(←最近は異説もありますが)
対して生分解性プラは毎年再生産出来る穀物澱粉を主な出発原料としています。
もちろん石油やタンパク質、生ゴミなどからも出来ますし、それらをブレンドしたものもあります。
石油というたった一つの選択肢しかない従来プラに対して、生分解性プラは選択肢が広いんですね。
ちなみに、詳しくは上のリンクより当サイトの環境コラム「プラスチックのお話」と「生分解性プラスチックのお話T」などご覧下さい。
>YOICHI
ICHIKAWAさん
なるほど、人為的に分解速度を速める方法ということですね。
おそらく本来の生分解という意味では、そのプラ固有の条件や分解スピードがあると思うので、なかなか変えるのは難しいかと思います。
単純にその前段階として機械的崩壊を助けるという意味なら、吸湿性のファイバー類など混合させると有効ですが、当然、色や外観に影響します。
やはりシステムとして回収やリサイクルも含め客先に提示出来れば理想でしょう。
石油をあてにすることなく、所定の設計時間で分解させることが出来、リサイクルも確立したとなれば市場制覇したようなもの?
7月24日<水>10時32分:YOICHI ICHIKAWAさん
>管理人さん
すいません。私、日本語もままならないようです。なにぶんこの分野素人にて
大目に見てやってください。
管理人さんのアドバイスのように私も生分解性プラの応用範囲については
現在のところ消耗品を対象としたものを考えております。工業用というと
機械的特性、寿命等々厳しい要求を受けることも事実です。そこに踏み込む
にはまだ時期尚早かなと考えております。
現在のところ工業分野でも、ディスポ製品に近いかたちの物を検討しており
ます。
外的要因については、言い方が悪かったですね。何が言いたかったかというと
例えば自然分解(言葉が妥当か分かりませんが。)ではなく、人為的に分解
速度を速める方法論は無いのでしょうか?現在、私が企画を試みている製品
を市場で受け入れてもらおうとすると、あくまでも分解速度のばらつきが
少なく、短時間で分解できないと製品として成り立たないような気がしている
からです。製品そのものの試作はトライをし、ある程度いけるのでは、との
見方をしているのですが、やはり使用後の問題まで明確に提案できるものが
無いと受け入れてもらえないのではないかという感じを受けています。
素人の質問で申し訳ありません。m(__)m
7月24日<水>10時28分:りょうさん
はじめまして、僕は、学生で環境問題について考えています。従来のプラスチックと生分解性プラスチックの比較した場合のメリット・デメリットを教えてください。
7月24日<水>9時8分:管理人さん
>Ribさん
カキコありがとうございます。
>このあたりの不安定さも生分解性樹脂利用の問題点かもしれません
実際その通りで、今後具体的な普及が始まるとだださんも仰るような問題があっちこっちから出てくるかもしれません。
特に農業資材など使用者側にしてみれば、環境条件など関係なく使い始めてから指定した時間さえ過ぎれば分解してほしいと思うでしょう。
もし生分解性プラにそのような「タイマー基」みたいなものが盛り込めれば、巨大事業になるかもしれません。
光量や温度湿度とは関係なく地球上どこでも同じ条件でということで、ほぼ一定量ある酸素(酸化)などを利用出来ないものでしょうか?
私には無理ですがどなたか頭のいい方、研究してみませんか?
7月23日<火>9時12分:Ribさん
皆様ご無沙汰しております
Ribでございます
久しくのぞきに来ていなかったのですが
たくさんの書きこみがあってうれしい限りです
(学生のみなさんの書きこみもうれしいですね)
>たださん
>従来品(他社品)より分解が早いと言われて困り果ててます。
分解が早くて困るということは、土中分解というよりは
圃場の上での分解ではないでしょうか?
填顔料の影響で光分解が促進されているとは考えられませんか?
(専門の方に言うのもなんですが・・・)
また、去年と今年の比較ですので紫外線量とか、湿度あたりの
違いが影響する可能性も考えられそうです。
(作物は変わってないですよね)
このあたりの不安定さも生分解性樹脂利用の問題点かもしれません
(でも使わないと解決の道筋が見つからないのですが・・・)
7月22日<月>8時37分:管理人さん
>あずまさん
カキコありがとうございます。
お問い合わせですが、掲示板が若干重くなってきましたので1週間ほど前、一旦6月いっぱいでログは切らせていただきました。
4〜6月のログを上↑の過去ログに回しましたのでご確認下さい。
区切ってから過去ログアップまでのタイムラグがあり申し訳ありませんでした。
7月20日<土>18時59分:あずまさん
こちらの掲示板、いつも楽しみに読ませて頂いている者です。
不躾ではありますが、先月の6月初旬から忙しくて、なかなかこちらを拝見する時間が無く、今日、久しぶりに拝見しようと思いましたら、7月以前のものが見当たりまえせん。
過去ログも探したのですが・・・私の勘違いでしょうか。
どこを探したら良いのでしょうか。
無関係な話題で申し訳ないので、削除して頂いて構わないのですが、拝見できますよう、何卒ご配慮の程、お願い申し上げます。
7月20日<土>7時58分:管理人さん
>神戸のMさん
メールにてご質問をいただきましたがアドレスが不明でしたので、こちらからお答えいたします。(ヘッダーは確認しましたが・・・・)
残念ながらご要望に沿えそうな生分解性プラは私が知る限りありません。
PVA(ポリビニルアルコール)などは液体状ですが、水溶性ですので希望する用途には向かないようです。
7月18日<木>9時0分:管理人さん
>YOICHI
ICHIKAWAさん
カキコ&お褒めをいただきありがとうございます。
現状の生分解性プラではまだまだ使用者側から厳しいツッコミをいただいた場合、かくかくしかじかと論理だって説明出来ない難しさがあります。
特に「長期間安定した物性を維持出来るか?」と問われると、歴史が浅いだけに大概は答えに窮してしまうでしょう。
おそらく「化学的には問題ないはずだけど実績はない」というような、中途半端な答えになると思います。
その意味で工業用製品や産業機器などへの展開には、民生用に比べ厳しい条件を伴うのが普通ですから、まだだいぶ時間が掛かるかもしれません。
(↑果たして展開分野と言えるかどうかも含め)
同じ工業用でも、逆に生分解性プラの特性(分解、低融点など)を生かした消耗品としての用途が見つけられるといいですね。
それにはICHIKAWAさんも仰る後処理の機械までシステム化出来れば理想的です。
>バイオ技術の応用により汚染性の無い物質で生分解性プラの処理速度を外的効果で早めるような
私、↑理解力不足で申し訳ありません。
「外的効果で早める」とは機械的な分解を促すという意味でしょうか?
7月17日<水>10時49分:YOICHI ICHIKAWAさん
管理人さんはじめまして。
非常に良いサイトですね。これからも拝見させて頂きます。
現在、産業用配管材メーカーで商品企画をしておるものです。
実は私は理系出身の研究開発職とは異なりますので、本来生分解の職務に
携わるほどの技術的知識は有しておりませんのでどなたかアドバイスを
頂ければ幸いです。
現在、民生品分野及び農業分野中心の生分解性プラを工業用製品にも展開するべく現在市場調査等を行っています。
そもそもそのようなことを始めたきっかけは企業人として、利益至上主義
の仕事の有り方に疑問を持ち続けていたからです。
企業のイメージアップの為の「環境」ではなく実の部分で「環境」を捉え
少しでも環境負荷軽減に寄与出来ればと考えております。
私が企画をしております産業用配管材の場合、民生品と違い、工場内で
使用されるケースが、主にて、生ごみと共に処理するといった事が難しい
状況にあります。例えば大手企業の場合であれば、工場内緑化活動等と
リンクさせることにより少量であれば工場内にて堆肥化するといった
ような可能性を模索することも出来ますが、これでは極少数のユーザーに
しか受け入れられないことが容易に窺い知れます。
そこで、製品もさることながら、製品を処理出来るような簡易的な装置も付加
する事によりシステムとして生分解性プラを採用した製品を世に出せないか
と考えております。
処理速度及びその安定度のお話は幾つか拝見させて頂きましたが、例えば
バイオ技術の応用により汚染性の無い物質で生分解性プラの処理速度を
外的効果で早めるような事は出来るのでしょうか?
また、そのような研究をされている方はいらっしゃいますか?
非常に素人的な質問で申し訳ありません。
7月16日<火>8時46分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-25.htm
コラムページを更新しました。
今回はセルロース系生分解性プラの金型についてです。
↑のリンクよりどうぞ。
7月15日<月>17時48分:管理人さん
>だださん
カキコありがとうございます。
その節は色々教えていただきありがとうございました。
>従来品(他社品)より分解が早いと言われて困り果ててます。
どちらかというと「分解を早くしたいよー」という問い合わせが多いものですから、なんだか珍しいお悩みみたいで・・・・^^;
分解を遅らせるのに一番簡単なのは炭(もちろん粉の)を混ぜる方法でしょうか。
黒の着色品にいかがでしょう?
竹炭等の抗菌性は有名ですが一般の炭でもかなり強力な抗菌性があるようで、当方で数%混合したポットは植え付けて数年経つ今でもほとんど分解が始まりません。
具体的にどの程度の量でコントロール出来るか不明ですが、一般の銀系抗菌剤にも負けないほどの能力を持ってるようです。
分解時間を少し延ばす程度であれば、千分代以下のオーダーではないでしょか?
混ぜ物をするという邪道で申し訳ありません。
一応みなさんへもご参考になればと・・・・^^;
7月15日<月>12時18分:ドラえもんさん
>管理人さん
返答ありがとうございます。貝殻の成分もくわしくしらなかったみたいですみません。でも、よくわかりました。またわからないことができたら、質問させてください。では・・・
7月15日<月>9時27分:だださん
管理人さん、ご無沙汰しております。だだ、です。憶えておられますでしょうか?
最近仕事がとてもハードな状態になってしまい、レス出来ませんでしたが出来るだけ見るようには
しておりました。
生分解市場の仕事の中で、分解速度トラブルを抱えてしまいました。白と黒に着色しているのですが
従来品(他社品)より分解が早いと言われて困り果ててます。農業用で、従来品と同じ場所に設置しました
が去年(他社品)と今年(当社品)で大違いなのだそうです。
何かヒントでもあればと思って投稿しました。
ちなみに樹脂はPBSです。
知見をお持ちの方がいらっしゃいましたらご指導ください。m(__)m
7月15日<月>8時43分:管理人さん
みなさん、カキコありがとうございます。
>ドラえもんさん
原材料を広く選べることは生分解性プラの大きな特徴です。
従来の石油はもちろんですが、澱粉、乳酸、タンパク質、生ゴミなど原料となるものがたくさんあります。
キトサンなどもその一つで、アイセロ化学から「ドロン」という生分解性プラが開発されています。
でも、貝殻の成分はほとんどが炭酸カルシウムでしょうから、生分解性プラ原料としてそのままの利用は難しいでしょう。
プラスチック関係では強度アップなどを目的に粉として混ぜる、「充填材」などとしての利用が考えられます。
7月13日<土>17時3分:ドラえもんさん
生分解性プラスチックの原料にキチン、キトサンとかかれていたのですが、貝殻やかに、えびなどから取れると思うのですが、そういうものを使ったりしているのですか?もし使えるなら貝殻のごみの利用にもつながるように思うのですがどうですか?
7月10日<水>15時31分:村上孝公さん
http://www.fukudakougyo.co.jp
熱可塑性プラスチック射出成形業−福田工業梶F企画・研究室−村上です
弊社は生分解プラスチックの普及に一役買いたいのですが射出成形業として何か材料メーカー、販売業から技術的観点で解決を要請されるテーマ−試験的生産等−を探しています。
お気軽にご相談下さい。お待ちしています。
7月10日<水>9時15分:管理人さん
>yukariさん
お役にたったなら良かったです。
っと言ってもすべてTANAKAさんのおかげなんですが・・・^^;
>TANAKAさん
ってことで毎度感謝しております。
ルールというか、おそらくどの掲示板でも一般的には・・・ということでご理解ください。
基本的には自由発言の場ですし、これからもよろしくお願いいたします。
7月9日<火>9時7分:Masakazu
TANAKAさん
>管理人さま
掲示板にそのようなルールが存在するとはついぞ知らず失礼いたしました。どなたにでも見られる機会があるということで、浅薄ながらの知識を少しでも皆さまと共有することによって、私見を広げることができればとの単純な思いで書かせて頂いております。実践的というよりは学問的な口調になってしまい申し訳ありませんが、これからも宜しくお願いいたします。
>yukariさん
当人の拙文を参考にしていただきありがとうございます。それにしても「ポリ乳酸について調べて来い」なんて具体的な課題ですね。こちらも一学生に過ぎず、ガンバって勉強させていただきますので、これからも何か疑問があればどうぞ。
7月9日<火>2時2分:yukariさん
またミスりました。ハズカシー…
返事ありがとうございます。いいのが書け(打て)そうなんで助かります。
ちゃんと、参考文献としてココの名称とURL書き込んでおきました。
もしかしたら、先生が確認しにココくるかも・・・
卒研の内容によってはココのホームページにウロツキにくるかもしれません。
そのときはよろしくお願いします。
7月8日<月>8時39分:管理人さん
>yukariさん
はじめまして、カキコありがとうございます。
当サイトでは特に明記しておりませんが、サイト内全文の著作権はもちろんサイト管理者にあります。
引用など全面禁止というサイトも企業や芸能サイトを中心に多いようですが、当サイトではしかしそこまで締め付けるつもりはありません。
普通は専門書などの最後に「参考文献」などという欄があるように、その情報や引用元の出所を明らかにすれば問題ないでしょう。
掲示板の情報も同様で、一般に著作権は投稿者ではなく板の管理者側にあると言われています。
それは管理者側に投稿削除の自由が有る変わりに、問題が起きた場合の責任も問われているからですね。
さてそこで当管理者側のスタンスですが、出所(つまりどこどこのサイトであるという)を明らかにすれば参考も丸写しも基本的にはOKとしています。
但し、すべての情報が正しいかどうかまで責任は持てませんし、何らかの営業目的とされるのも困ります。
その辺をご承知の上、yukariさんの学業のお役にたつなら、むしろ大変光栄に思います。
TANAKAさん、そう言うことでOKですよね。
7月7日<日>15時11分:yukariさん
すいません。入力ミスしました。初めまして+突然ですが、私は某高専の学生です。
先日レポートの課題で「ポリ乳酸について調べて来い」言われたんで色々と本を探してみたのですが見つからず、PCで検索したらココに行き着きました。7月3日付の
Masakazu
TANAKAさんのカキコでとてもわかりやすく説明されてたので、参考にしたいのですが…よろしいですか?丸写しには絶対しないと誓いますので。
7月4日<木>18時50分:yoshiさん
お話は良くわかりました。しかしそうは言っても現在の環境を考えた場合その様な事を言っているだけでは解決しません。でも、生分解プラスチックが全てを処理してくれるとも思いません.しかしながら現在使っているものよりも環境に良いと言うことは言えるのではないでしょうか?この環境掲示板は、全国にいる環境や世の中を憂いでいる人たちの橋渡しであるべきだと私は思います。
生分解プラスチックの場合ですと「それを作りたいけれども材料が高くて作れないとか反対に安い材料があっても売り先が無い」とか全国にはそのような悩みを持つ人が大勢いるのではないでしょうか?その解決の一つとしてこの掲示板が使われるようになる事を望みます。
7月4日<木>8時15分:管理人さん
>yoshiさん
はじめまして、カキコありがとうございます。
>やはり日本で普及しない一番の原因は価格なのでしょうか?
仰るように価格が大きな要因の一つであることは間違いないでしょうし、それには十分な説得力もあります。
しかしもっと根元的には現在高い経済成長からイケイケどんどんの国と、日本や欧米のように円熟市場で、且つ経済の嵐に翻弄されてる国との差も無視出来ません。
よくたとえ話で半ば私たちの言い訳用に言われるのですが、もし今の日本の経済状況が15年ほど前の状況なら、その様相はまったく異なっていたかもしれません。
生分解性プラにとっては何とも運悪く、ちょうど陣痛が始まった頃バブルが弾け、世に出始めた頃にはすでに長い長い精算の真っ直中だったという感覚です。
それでも下↓でお話ししているように、材料メーカーはなかなか頑張ってるんじゃないでしょうか。
また、セットメーカーの立場に立てばPL法(製造物責任法)下の日本で、材料を変更するには大変なエネルギーを必要とします。
それは単なる設計変更や外観デザイン変更と違って、材料変更はもっと根本的な安全性部分に関わるからです。
環境という聞こえの良いムードだけではなく、納得させるだけの明確なデータを示さないとなかなか採用には踏み切らないでしょう。
最近のトヨタやソニーの採用ニュースなど、いずれもプラ開発にセットメーカー自身も関与したからこそ、自己責任の範疇で踏み切れたものと想像しています。
7月4日<木>3時27分:Masakazu
TANAKAさん
さらに訂正です。「立体異性体」は正しくは「光学異性体」です。重ね重ねお詫び申し上げます。
7月4日<木>1時19分:北尻さん
植物性材質でスポンジ状のシート(厚さ3〜7センチ)の製品を探しています。
お便りお願いします。
7月3日<水>21時48分:Masakazu
TANAKAさん
昨日のポリ乳酸の構造の話で一点訂正させていただきます。文中「立体同位体」なる言葉を使いましたが、正しくは「立体異性体」です。'steric
isomer'を直訳してしまいました、申し訳ございません。
>管理者さまへ
早速のご返答ありがとうございます。「熱しやすい日本人の民族性」ですか・・・ 化学・繊維の大手企業が挙って研究開発を行っているので、もっと消費者側からのニーズ、もしくは他の国には見られない国家プロジェクト的後押しがあるのかと期待していたのですが。もし「民族性」から来るものであるとすれば、冷めないで欲しいものです。
生分解性高分子関連分野の発展・貢献を考える上では、より産学が密に結びつく必要があるのかもしれません。材料単体をあらかじめ決められた分解条件で分解させても、実際に汎用した先で同様の分解が起こる保証はありません。この分解ひとつをとっても、「この材料がどれほどの期間で分解した」かを明らかにする学術的アプローチと、「期間はそれほど重要でないけれど、材料が完全分解して規制をクリアできた」かを重視する産業的アプローチの間にはまだ隔たりがあるように思えます。
また、生分解性高分子の産生プロセスについても学術研究は費用を度外視した稀少触媒を用いた効率的なプロセスの発見、一方産業的立場では「何しろ価格をいかに抑えられるか」が第一目標。そして、各社のプロセスはすべて「機密扱い」であり、「特許」がお互いの研究開発スピードを邪魔しあう。確かに、企業利益は重要でしょうが、もう少し産業的に確立してから、というのは無理な考えなのでしょうか(社会に出たことのない当人の勝手な考えお許しください)。
最後のL体、D体の分解性の話ですが、高分子内エステル部位へ水分子のアプローチおよびアタックが加水分解の原因と考えられます。ここで、タダ単なるH-O-Hという単純な構造は、L体、D体の違いを認識できるほどの高次構造を有していないと思われます。ですから、分解性は高分子の一次構造(L体、D体の違い)よりも結晶性や細孔の有無などより高次元構造に依存すると考えられます。
もっとも、L体、D体が混在した系(PDLLA)では結晶化が阻害されるため材料は非晶性となり分子間に水分子の入り込める隙間が多いので加水分解性が上がるようです。
一方、酵素分解においては以前に申し上げたかもしれませんが酵素が「鍵と鍵穴」の関係で高分子の特定部位にアプローチするためL体がある程度つながった部分でしか反応は進行しないと言われております。ですから、酵素分解が絡んだ場合、分子の一次構造から高次構造までを考えに入れ、さらに存在する水分子による加水分解、さらには「分解過程で生じる」水分子による更なる加速的分解進行までを考慮する必要があるでしょう。
毎度、ながながと申し訳ございません。
7月3日<水>16時3分:yoshiさん
こんにちわ、初めてメールをださせて頂きます。以前から生分解プラスチックにはとても興味があり、自分でも台湾等より原料を輸入しているものです。しかしそのようなことをしながら一番感じることは、日本のマーケットの閉鎖性です。私が感じたところ中国、台湾のほうがよほど生分解樹脂を使っているように感じます。理由はわかりませんがやはり日本で普及しない一番の原因は価格なのでしょうか?
7月3日<水>9時39分:管理人さん
みなさん、カキコありがとうございます。
>Masakazu
TANAKAさん
ポリ乳酸の詳細ありがとうございます。
大変助かります。m(_
_)m
>日本の生分解性高分子開発市場を後押ししている「何か」を・・・・
私感ですが、単に熱しやすい日本人の民族性ではないかと・・・・??
どうか冷めるのは遅くあってほしい・・^^;
好意的に言うなら日本の化学&製薬メーカーには、バイオで失敗した(重要な特許の多くを米などに牛耳られた)借りを取り返す意気込みがあるのかもしれません。
ロボットやナノテクなど、現代ハイテクのいくつかは日本が世界でも先行しているようですが、そこに環境が加わると更に力強いですよね。
そんな産業界全体の思いも背景にあるかもしれません。
>「加水分解」は両L体およびD体に関わらず進行します
私は以前から、「L体は加水分解するがD体は加水分解しない」という話を聞いていました。
あるいは、「D体は加水分解が遅い」というような意味を聞き間違いしたのかもしれません?
それともTANAKAさんのお話で続く、「微生物による消化過程を伴う分解はL体でのみ進行する」というのに掛かっていたのかな?
7月3日<水>1時33分:Masakazu
TANAKAさん
またまたご無沙汰しております。先日、共同研究先の企業とのミーティングの中で素朴な質問をお受けしたのですが、正直答えられませんでした。
「多くの生分解性高分子の研究開発は日本で行われており、また商品化の点においても日本企業のウェイトが高い。なぜ、日本ではそれほどまでに生分解性高分子に関心が高いのか?」
なぜなんでしょう? アメリカやヨーロッパと比べて見ても、日本の生分解性高分子にかける意気込みには目を見張るものがあると思われます。アメリカはまだ大量消費型社会が引き起こす弊害を国家的に、もしくは産業的に認識していないのでしょうか? また、ヨーロッパは環境保全に対する規制は多くあるものの、あくまで規制するだけであって具体的な物質的対応までは手が回っていないのでしょうか?
日本の生分解性高分子開発市場を後押ししている「何か」をご存知の方どなたかご説明願えませんでしょうか?
>tyokoさん
ポリ乳酸樹脂の分子構造について簡単にご説明いたします。「ポリ」は化学用語で「沢山の」という意味ですが、プラスチック分子は一般に小さな「モノマー」と呼ばれる分子が長くつながった紐のようなもの(ポリマー)と考えられます。ポリ乳酸におけるモノマーは、「乳酸」と呼ばれ中心の炭素から伸びる4本の腕に各々、-H(水素)基、-CH3(メチル)基、-OH(水酸)基、および
-COOH(カルボキシル)基がくっついた形を取っております。このモノマーの-OH基と-COOH基が、化学反応の過程で結合(縮重合)し、
monomer:
HO-CH(CH3)-COOH
HO-CH(CH3)-COOH + HO-CH(CH3)-COOH -->
HO-CH(CH3)-CO-O-CH(CH3)-COOH
HO-CH(CH3)-CO-O-CH(CH3)-COOH + HO-CH(CH3)-COOH
-->
HO-CH(CH3)-CO-O-CH(CH3)-CO-O-...
とつながっていき、最終的にポリマー(ポリ乳酸)となります。
ただ生分解性高分子の観点より注意しなければならないのは、ポリマーの原料となるモノマーで。上記しましたように乳酸モノマーは中心の炭素原子に4つの異なる「基」がつながっております。一見、同じように見えるのですが実際にはつながり方によって2タイプのモノマーが存在し、お互いに鏡像(専門的には「立体同位体」、鏡に映したように左右反対の像)の関係にあります。化学的プロセスを経てモノマーをつくった場合、両方のモノマー(L体、D体)が等しい確率でできるにもかかわらず、不思議なもので自然界ではただ一方の形のモノマー(L体)しか産生されません。そして、そのモノマーの違いは、これら異なるモノマーより出来上がった材料の分解性にも影響を及ぼします。
ポリ乳酸の場合、材料の生分解性は加水分解、および微生物分解両方の競争反応で進行するとされておりますが、前者「加水分解」は両L体およびD体に関わらず進行します。ところが、微生物による消化過程を伴う分解はL体でのみ進行するようです。したがって、学術論文でもすでに広く論じられておりますが、分解速度はD体を混ぜることにより低下していきます。具体的に何%以上含んでいれば、という目安は存じませんがPLLAといわれれば大半(95%以上?)がL体で構成されていると考えられて結構だと思います。
7月2日<火>16時28分:tyokoさん
一般的な、ポリ乳酸樹脂の分子構造について教えていただけたらと思います。よろしくお願いします。
6月30日<日>18時1分:yononakaさん
http://yononaka.jp/
私は技術系ではありませんが唯一ボランティア活動として社会貢献出来るものが、環境問題です。
環境問題を真剣に考えています。今 私が出来る唯一の環境活動。特に環境問題に興味・関心ある方々よろしくお願いします。
創刊号『世の中を良くしたい』80万部無料プレゼントします。
世の中を良くしたいという理念で一個人が月刊誌を発刊したのです。関心ある方々に無料で差し上げたいのです。詳しくはHPhttp://yononaka.jpを
スタートは環境問題をとりあげます ご協力下さい。また創刊号を見れば営利でない事がハッキリと解かります。是非一部でも良いですから貰ってください。
6月27日<木>9時34分:管理人さん
>平野俊則さん
カキコありがとうございます。
>1 ポリカプロラクトンはポリカプラクトンと同じ樹脂と考えてよいのでしょうか?
どこ(サイト又はページ?)からのポリカプロラクトンでしょうか?
一般にポリカプロラクトンと言えば「PCL」とも呼ばれる生分解性プラを指すと思います。
>2 ポリカプロラクトンの具体的設定条件、他樹脂との比較条件、成形加工性と注意点の資料をお分けいただけませんか。
掲示板上での詳細はご容赦ください。
後ほど別途メールいたします。
6月26日<水>9時2分:平野俊則さん
1 ポリカプロラクトンはポリカプラクトンと同じ樹脂と考えてよいのでしょうか?
2 ポリカプロラクトンの具体的設定条件、他樹脂との比較条件、成形加工性と注意
点の資料をお分けいただけませんか。
6月24日<月>11時45分:tonyさん
はじめまして。
現在、生分解性プラスチックおよび自然素材の調査をしております。生分解性に特化せず自然素材より作られた樹脂等がないか探しております。ポリ乳酸系以外で生分解しなくてもかまわないのですが自然素材の樹脂はないでしょうか。わかる方助言下さい。
6月21日<金>11時47分:BARさん
quveさん こんにちわ
実はカビについては、ある評価機関に問い合わせた所、JISの中に「カビ抵抗性試験」というのがあって、数種類のカビを数週間培養するという評価方法があるらしいです。 JISの詳細については調査できてないのですが・・・
ただ、例によって、1資料につき、数万円の試験料金がかかるみたいで・・・・・事前に簡便な方法で確認できないかと思ってます。
6月20日<木>8時44分:管理人さん
>明光商事さん
カキコありがとうございます。
>食品容器について商品化できる、できないといった規準はあるのでしょうか?
公に明文化されたものは無いと言っていいでしょう。
製造元、販売元の自己責任とご理解ください。
行政では試験法の開発や基準(規準)作りは行いますが、その試験法に通ったからOKというような許可や、いわゆるお墨付きを公に出すことはありません。
各種試験はあくまでも(安全)基準であって、製品を出すか出さないかはその試験結果を検討した上で、販売元が判断することになります。
行政のスタンスとしては、「基準作りには色々協力しますよ、でも最終商品の責任はあなた方(製造者・販売元)にあるんですよ。」ということですね。
>商品の成分配合がパルプ50%以上・・・・
この話は私も同じ話を聞いています。
どの基準や法律が適用されるのかは分かりません。
>quveさん
はじめまして、カキコありがとうございます。
培養方法などは素人なのでよく分からないのですが、よくTVなどで見る方法でしょうか?
6月19日<水>10時40分:quveさん
はじめまして。
以前より拝見させていただいておりました。
プラスチックにカビが生えるかどうかについてですが,
カビとは糸状菌ですので
プラスチックと寒天等から成る培地について
糸状菌の育成状況を調べるという方法はいかがでしょうか。
(実はそれほど詳しくはありません。)
6月19日<水>9時48分:明光商事さん
生分解性プラスチックの製品について伺いたいのですが、いま商品化されている製品のほとんどが、植木鉢、育苗ポット、ごみ袋などですが食品容器にも注目されていると思います。 あるメーカーでは食品容器として商品化してますが、別のメーカーでは厚生省の許可が下りていないので商品化をまだ見送っている状態と聞きました。 食品容器について商品化(市販してよい)できる、できないといった規準はあるのでしょうか? 例えば、あるメーカーでは食品容器として商品化してますが、商品の成分配合がパルプ50%以上(51%パルプ・49%生分解性樹脂)なので、従来の製品と同じ扱いなる、といわれ
ました。 当社ではこれらの情報が非常にあいまいなので、明確なアドバイスをと思い問い合わせました。
6月18日<火>8時50分:管理人さん
>BARさん
カキコありがとうございます。
>実感としてプラスチックの表面にカビが生えるかなと思ってしまいます
乳酸系プラにカビが生えた姿というのは私も見ていません。
但し、ラクティ(乳酸系プラの一つ)が加水分解して白く濁ったり、機械的に細かく崩壊して土と見分けが付かなくなるのは確かです。
また、水と仲良しの澱粉系プラは他と比べカビの生えやすい傾向があります。
種類によっては土中に放っておくと1〜2週間でカビが生え始め、1カ月もすれば斑模様や菌糸でいっぱいになります。
その斑模様は水洗いしても消えませんので、ある程度内部まで冒されてると考えて差し支えないでしょう。
6月17日<月>9時26分:BARさん
ポリ乳酸の防カビ性について
自分で一度、効果を見ようとは思ってるんですが・・・
でもこの時期いくらカビが生えやすいといっても、実感としてプラスチックの表面にカビが生えるかなと思ってしまいます。比較にPETを使ったとしても、PETにカビが生えて、PLAにカビが生えないという状況ができるのか・・・
ところで「防カビ性」って、その物質にダイレクトにカビは生えないという事なんでしょうか。それとも以前、話があったように他の有機物(人の汗や唾液)が付着しても、そこでのカビの発生が押さえられる事なんだろうか。うーーん。
いいテスト方法ありませんかね。
6月17日<月>8時21分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-24.htm
コラムページを更新しました。
今回はセルロース系生分解性プラの成形性などについてです。
上↑のリンクよりお入りください。
人からつっこまれる前に、下↓の管理人につっこみ?・・・^^;
>抗菌性だと言ってたような気がする
乳酸系プラの分解が遅いというのはそういうこと?抗菌性だったの?
>自然そのものがすべての生物を作り、それ以外地球上には存在しませんでした
ペットや家畜や園芸なんて、人が恣意的に交配させたじゃん!
>半魚人は恐怖でしょう
でも人魚には会いたいなー・・・もちろん女性の。雪女にも会ってみたい?
6月15日<土>7時49分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/qa/qa.htm
みなさん、カキコありがとうございます。
管理人が留守して失礼しました。
>BARさん
乳酸と言うと人の体内では疲労物質ですが、カビなどの微生物もそれが嫌いなのかしら?
確かにカネボウのラクトロンは仰るように抗菌性だと言ってたような気がする。
>Ribさん
>ややこしい情報が氾濫していてなかなか理解できない
私らにも責任はあるのですが同感です。
特に完全分解型と崩壊型の混在は誤解を生みそうで、たびたび問題視されることがあります。
互いに利点を連ねるばかりじゃなく、良い意味の棲み分けをしてほしいですね。
ご参考までに、↑のページなどどうぞ。
>地団駄さん
自然だから安全、合成だから危険と一括りに出来ませんよね。
もちろんその逆も。
ただ、つい最近まで自然そのものがすべての生物を作り、それ以外地球上には存在しませんでした。
しかし、善し悪しはともかく現在は違います。
自然界ではまったく接点のない生物通しを、人工的に交配出来る可能性が示されています。
人は得体の知れない物を恐れます。
レオポン(ヒョウとライオンの交配種)ならともかく、半魚人は恐怖でしょう。
いずれにしろ、我々消費者も勉強せねばならない時代となったのかもしれませんね。
6月13日<木>21時28分:地団駄さん
http://www.asmo.shimonita.ne.jp/
生分解性プラスチックの名誉のためという訳ではありませんが
誤解を招かない為に、一言。
生分解性プラスチック=遺伝子組み替えトウモロコシ種という訳だはありません。
生分解性プラスチックは純粋に自然界で培養され作ることが出来るものだということは理解しておいてください。
例えば、ヒマワリの種などはヒマワリ自身が培養してくれて文字通り樹脂とし取り出せますし、あるいは納豆からも作れます。
ただ、大量に安く作り=儲けたいという人間の野心が先に働くと恐れる事態がやってくると思います。
遺伝子交配と遺伝子操作や遺伝子組み替えはどこがどう違うのかが良く解りません。
なにか一緒に扱われているような気がいたします
自然界では環境に対応するために遺伝子の交配が行われています。
メンデルの法則の範囲を越えない遺伝子交配(優性の法則)により作られる場合は安全なのでしょうか。
例えば、青いバラは自然界では存在しないといわれていますが、優性遺伝を繰り返す事によってか、突然変異を誘発してかわかりませんが、青いバラが出来たそうです。
でも、どうもこれもF1(一代交配)でその子孫は青では無さそうです。
難しい問題ですね。
6月11日<火>7時50分:Ribさん
管理人さん フォローありがとうございます
遺伝子組換えコーンについての話についてもう少し詳しく話させて頂きます。
遺伝子組換えコーンによる生分解性樹脂ですが、
ポリ乳酸系であればほとんど問題はないと思われます。
(精製プロセスや重合の過程で、遺伝子に起因する部分は無視できるレベルに
下がると考えられることです)
でんぷん系についてもまずは問題がないと思われますが、
ポリ乳酸系に比べると不純物として残る部分がやや多いかもしれません。
この点については、その研究会に参加しておられた土壌の研究者(大学教授)から
炭酸ガスと水に分解されるのであれば問題はないだろうとのコメントをもらいました。
その時に出した私からのコメントとしては、「生分解プラに使うのはまず問題ないと考えるが、食料・飼料用の品種との交配が起こるだろうからこの点をどう考えるかが問題である。」との内容としました。
生活者としては、ややこしい情報が氾濫していてなかなか理解できない(なにを信じればいいかわからない)状況で、正確な情報発信の必要性を痛感させられたしだいです。
6月10日<月>19時12分:BARさん
生分解プラでのカビの話ですが(しばらく見てなかったので話題ズレかも・・・)
ポリ乳酸では、その特徴として「防カビ性」「抗菌性」が挙げられています。メカニズムについては詳しくは知りませんが、表面でわずかに分解され、発生する乳酸が関係しているらしいです。
よって、ポリ乳酸に限っては、生分解だからカビが生えやすいというのは当てはまらないかもしれません。
確か、ラクトランとかいうポリ乳酸繊維も、衣料用としての抗菌性をメリットとしていたように思います。
より詳しい方フォローお願いします。
6月6日<木>18時29分:管理人さん
>Ribさん
カキコ&講演での当サイトご紹介ありがとうございます。
私は遺伝子組み換えについては素人ですが、そのコーンやコーン澱粉を人や動物が直接食べる場合、色々言われる問題は確かに気になります。
生分解性プラでもそのような澱粉を原材料とすることは当然有り得るでしょう。
しかし、生分解性プラの原材料として使用される「澱粉=プラスチック」ではありません。
たとえば乳酸系プラは、澱粉や生ゴミを原料に乳酸発酵させて出来た乳酸より作られます。
ここで、一般には澱粉と乳酸はまったく別物でしょう。
仮に澱粉に問題があった時、果たしてそれは乳酸にも何らかの影響を及ぼすものなのでしょうか?
どなたかお詳しい方、いらっしゃいましたら教えていただければ幸いです。
また、Ribさんからもお話のあったパソコンへの生分解性プラ使用というのは、今月発売されたばかりの富士通製ノートPCのことかと思います。
今回も使用されるのは独自開発したという乳酸系プラのようですが、トヨタの場合と同じく耐熱性や難燃性などへの対応が大変気になります。
こちらもどなたか情報をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
6月6日<木>7時56分:Ribさん
>spiritさん
カビの話はずいぶん研究されているようで、プラではありませんが
アルミサッシに生えるカビ(アルミを溶かす??)を聞いたことがあります
その方の話によれば、何にでもカビは生えるみたいな言い方でしたが・・・
(直接報文にあたってないのでなんとも言えませんが)
さて、話は変わりまして
昨日滋賀で生分解性樹脂に関する講演を行ってきました
会は循環型社会に適合する容器包装材料を考えるNPOの公開研究会です
(香料の事件で参加者が少なくなったのが残念でしたが・・・)
包材メーカー、包材利用メーカー、生活者そして研究者と
さまざまな方が非常に興味を持って聞いていただけました。
(難しい話は無しで、今の樹脂と絡めながら入り口部分だけ話をさせていただきました。こちらのサイトのことも紹介させていただきました!訪問者が増えていろんな意見が出るといいですね)
そのなかでの質問で、ポリ乳酸系の原料コーンの問題が出されました。
(遺伝子組換えコーンの話です)
企業の販売戦略(この場合は遺伝子組換えコーン)が環境とオーバーラップしてくる問題で、非常に考えさせれれるものでした。
パソコンに生分解樹脂が使われるとのニュースもあり
少し動きがでて、開発も進めばと思っているこのごろです
6月5日<水>11時5分:管理人さん
>spiritさん
はじめまして、カキコありがとうございます。
>プラスチックにカビが生えるということは、生分解性であると考えてよろしいのでしょうか?
パッと見だけでは必ずしもそう判断できません。
分解しない一般のプラスチックでも人が触って指紋が付けば、その皮脂分などにカビが取り付きあたかもプラスチックにカビが生えてるように見えることがあります。
食品残さはもちろん、塗装、マジックペンのインキ等を栄養分に繁殖する微生物(カビ含む)も有ります。
一見しただけではカビがプラスチックそのものに取り付いたのか、前例のようにプラ以外の表面物質に取り付いたのか判断が難しいでしょう。
>NALさん
情報ありがとうございます。
採用事例としては東芝の例があるようですが、価格的に辛いのはうなずけます。
もうちょっとなんですけどね。
やはり採用者側の理解が無いとむずかしい?
6月5日<水>8時54分:NALさん
手元にグリーンブロックのパンフレットがありますが、特性的には従来の
発泡スチロールと同等、みたいなことが書いてあります。
生分解性に関しては、JIS
K
6950-1994“活性汚泥による好気的生分解度
試験方法”の活性汚泥を土壌懸濁液に置き換えた試験で30日後に90%
の生分解度をみています。
しかし、サンプル写真では土中埋没2年後で、向こうが少し透けて見える
程度です(本当に2年もテストしたんでしょうか?)。
以前(と言っても4年くらい前かと)、営業の方とお話をしましたが、価格
のこともあり、あまり積極的では無かった記憶があります。採用事例も殆ど
無いのではないでしょうか?
>spiritさん
私の趣味のアンティークのプラモデルには、カビが生えまくりですよ(笑)
6月4日<火>22時44分:spiritさん
はじめまして。
突然ですがお願いします。
プラスチックにカビが生えるということは、生分解性であると考えてよろしいのでしょうか?
6月1日<土>9時20分:管理人さん
5/23の管理人発言にちょっと追記
「現状では生分解性プラの発泡素材はありません」と言いましたが、どうもニュアンス的に正確ではなかったようです。
加工品としての提供とは思いますが、JSPよりビオノーレを母材に「グリーンブロック」という発泡材が出てましたね。
JSP社自ら完全生分解とはっきり言ってますので、使用に際しても問題は無いでしょう。
詳細を御存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただければ幸いです。
5月28日<火>20時1分:竜さん
http://www.freeml.com/ctrl/html/MLInfoForm/eco-expert@freeml.com
竜といいます。
時々、この掲示板を拝見させて頂いています。
結構、専門的な話も多くて、大変参考になっています。
今、エコとは一体何なのかと改めて考えています。
ecoとか、ecologyの頭文字を取っているのは、間違いないと思います。
ecologyとは、生態つまり、人間を含めた生物とそれを取り巻く環境の相互関係といったところでしょうか。
ただ、よくよく考えると、我々がエコを使うとき、果たしてこの意味の通りなのかと考えてみました。
そしたら、どうも、人間中心に環境を考えていて、生物の環境については、
深く考えられていない場面が大きい気がしてきました。
人間が快適に、健康的になることをもとにして、環境問題を考えることは大事です。
でも、地球には多くの生物が住んでいます。
エコというと聞こえが良いですが、我々は間違った使い方をしているのではと感じています。
宣伝になり、恐縮ですが、下記は私が管理しているMLです。
「環境問題を広く深く考える会」
http://www.freeml.com/ctrl/html/MLInfoForm/eco-expert@freeml.com
主婦、学生の方から大学の先生、技術者まで幅広い方が参加しています(85名)。
最近は、一日に10通を超える投稿があり、環境に関するさまざまな問題について、議論しています。
5月27日<月>14時20分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-23.htm
コラムページを更新しました。
今回は天然高分子系の中から「セルロース系生分解性プラスチック」です。
↑のリンクよりお入りください。
5月27日<月>9時40分:BARさん
>紫外線のきつい場所では半年で劣化しました。
そのため、必至に耐候処理を行い、劣化を抑えています。
自然界に放置して最低5年はもたないといけない製品なのです。
そこで質問なのですが、生分解性プラスチックの中で、自然界に放置し、5年以上の耐久性をもたせることは可能なのでしょうか?
私の考えでは、生分解樹脂の「耐候性」と「崩壊性 → 分解性」の両立は可能ではないかと思います。
ただし、使用中は外気中で土に触れない事、廃棄する時に土に埋める事の条件がつきますが。
一般にポリ乳酸樹脂の耐候性=耐紫外線はプラスチックの中では、優れている部類だと記憶してます。
あくまで机上の話ですが、技術的には面白い課題かもしれませんね。
※久しぶりに発言しました。前回の書き込みは4/1・・・・
5月23日<木>9時17分:管理人さん
>室伏治茂さん
カキコありがとうございます。
発泡、又はそれを利用したトレイや梱包資材などは生分解性プラが目指す目標の一つです。
しかし、残念ながら発泡スチロールのような訳にはいかず、現状では生分解性プラの発泡素材はありません。
(研究中、又は試作的な事例ははたくさんありますが)
但し、PEなどと混合させた崩壊性プラの発泡素材は色々あります。
5月22日<水>16時26分:室伏治茂さん
http://修理中/
弊社は、生分解性商品に注目し、技術的確立が可能な製品を探しています。
特に、発泡化可能なものに興味があります。 教えて下さい。
5月22日<水>8時43分:管理人さん
>MOさん
はじめまして、カキコありがとうございます。
↓お問い合わせの件、まず不可能でしょう。
生分解性プラを乱暴に換言すると、元々自然界で劣化しやすい高分子を選び出したと言っていいかと思います。
そもそも多くの場合いかに早く分解させるかにポイントを置いてますから、長く持たせることは材料メーカーの眼中にないでしょう。
通常プラでダメなものが生分解性プラ良くなるとは到底思えません。
5月21日<火>10時20分:MOさん
はじめまして。
私は環境緑化資材を提案・販売している会社に勤めているものです。
詳しくは書きませんが、自然界(主に山、畑等)で使用する製品とお考え下さい。
尚、私はプラスチックについては素人です。
当方が提案している製品について生分解ではないのかと良く顧客から聞かれます。
また、生分解素材に変えたらどうかとメーカーが当方に売りこみにきます。
ここで、問題なのは、生分解性プラスチックの耐久性です。
確かに自然界で使用する製品なので、最終的に分解するのであれば素晴らしいと思っています。
しかし耐久性がなければ製品としてなりたたないのです。
当方の経験として、自然界に放置すると、耐候処理を行わなかった場合、ブラスチックは1年程度でボロボロに劣化しました。紫外線のきつい場所では半年で劣化しました。
そのため、必至に耐候処理を行い、劣化を抑えています。
自然界に放置して最低5年はもたないといけない製品なのです。
そこで質問なのですが、生分解性プラスチックの中で、自然界に放置し、5年以上の耐久性をもたせることは可能なのでしょうか?
肉厚1mm弱のものとお考え下さい。
何か変な質問ですが、宜しくお願いします。
5月15日<水>0時25分:エコビジネスネットワークさん
http://www.ecobiz.co.jp/
第6回造園・環境産業展「エコ・グリーンテック2002」特別講演会開催
突然のご案内で失礼いたします。私どもは環境ビジネスのシンクタンクを業務としておりますエコビジネスネットワークと申します。この度、私どもは環境緑化新聞が97年より毎年開催されている環境・緑化産業展「エコ・グリーンテック」にて共催事業として特別講演会を企画いたしております。
同展示会は主に、花や緑、環境保全や景観創造に関する最新の技術や知識を発信し、造園・環境産業のマーケット拡大を目指すためのものですが、特別講演会では造園関係に限らず、広く環境ビジネスをテーマにした講演を企画しております。
その講演の1つとして
「普及から発展へ-生分解性プラスチック商品市場-」
と題し、長年生分解性プラスチックを利用した製品開発に取り組まれておられるエコマテリアルデザイナーのジョージ兼路さんにご講演いただく予定になっております。
つきましては、ご多忙中とは存じますが万障繰り合わせの上、ご参加下さいますようお願い申し上げます。
なお、誠に申し訳ございませんが、受講料として1講座当たり3000円(学生の方は2000円)とさせていただいております。但し、エコビジネスネットワーク主催の講演につきましては事前申し込みいただいた方は2000円(学生1500円)とさせていただきます。
エコビジネスネットワーク主催のスケジュール・講演内容については
エコビジネスネットワークホームページhttp://www.ecobiz.co.jp
にてご紹介させていただいております。お手数ですがぜひアクセス下さい。
第6回環境・緑化産業展「エコ・グリーンテック2002」開催概要
【統一テーマ】 人と自然のチカラが奏でる循環型社会へ
【共催イベント】 エコグリーンテック特別講演会/環境緑化ブックフェア2002ほか
【会 期】 2002年5月29日(水)〜31日(金)の3日間
【開催時間】 10:00〜17:00
【会 場】 東京ビッグサイト(東京国際展示場)西2ホール
【主 催】 エコ・グリーンテック実行委員会/環境緑化新聞
http://www.interaction.co.jp/eco_g/mail/mail.html
以上、長文で申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。
5月13日<月>8時55分:Ribさん
1月ぶりぐらいでカキコさせていただきます。
shiro-toさん情報ありがとうございます
各省庁も動き出している現状ですと、あとはどう協調させていくかが問題となりそうですね。
(省庁間の調整はいろいろと難しそうですが・・・)
管理人さんが前に書かれていましたが、
弁当箱などの用途となるとハードルは高くなりそうですが
乾きものあたりから少しずつといったところでしょうか
(少しずつだとコストが・・・)
コンビに弁当の問題はかなり深刻で、
大手1社で数百億円分が年間廃棄されている現状です
食品部分をリサイクルするにしても、
容器から取り出す手間(ラップフィルムがポイントでしょう)や
食品自体の塩分濃度の問題などでなかなかコストがかかりそうです
(言葉は悪いですが、ビジネスチャンスであることは確かです)
思いつくまま書いてしまい、とりとめもなくなってしまいました
乱文失礼いたします
5月13日<月>8時43分:管理人さん
shiro-toさん、新情報ですね、ありがとうございます。
木綿屋楽器さんの仰るような用途への展開として、現状では乳酸系プラがもっとも近い存在であることに間違いはありません。
乳酸系プラは手術用の縫合糸として昔から使用され、体内で溶けて無くなっちゃうという生体適合性に優れた材料として有名です。
乳酸そのものが体内物質の一つですし、安全性がウリなんですね。
問題は耐熱性ですが、何らかの分子?操作や混合物を入れない限り、電子レンジには耐えられないでしょう。
当然、熱殺菌も出来ません。
それでもshiro-toさんが仰るような研究会発足となれば、それなりのメンバーも集まってるようだし、希望的に観測したいものです。
まずは耐熱性のあまり問題とならないであろうサラダやお寿司の容器など、採用の余地はあるかもしれません。
価格はまあ、総合的に判断してよ、ということでユーザーに納得いただき、乳酸系プラなら臭いの問題は無いでしょう。
5月12日<日>12時59分:shiro-toさん
木綿屋さんへ
先日のご投稿の趣旨大賛成です。年4000トンの生分解性プラスティックの使用量が大きく増量するかもしれません。
昨日、農水省食品環境対策室の人に会ったのですが、ご投稿の様な動きは意外に早く現実化するかもしれません。
ポリ乳酸を弁当箱等の容器等の素材としてかなり早期に認可する可能性が検討されている模様です。
すでに農水省のHP等で既報かも知れませんが、3月上旬に第1回の研究会が行われてます。東京水産大、筑波、九工大、静岡大の学識経験者の他、農中、生協、スーパーマーケット、コンビニ、食品加工メーカー等13名が委員に名を連ね、オブザーバーとしてBPS事務局長・日本有機資源協会事務局長がなっています。
匂い・加工賃等問題は多いですが、実現するといいですね。
(^o^)丿→ご迷惑がかけるといけませんので事実関係は別途ご確認下さい。
5月10日<金>8時58分:管理人さん
まっちさん、カキコありがとうございます。
ooitsuさん、ご回答ありがとうございます。
この業界で離合集散は絶えないのですが、乳酸系プラの老舗である島津製作所の動向は大変気になります。
年初にも申しましたように今年はカーギル・ダウの展開がどのようなインパクトを業界に与え、またどのような結果を残していくのか注目です。
良い方向に収束されるよう期待を込めて見守って行きたいと思っています。
5月9日<木>17時28分:ooitsuさん
島津製作所の「ラクティ」の件ですが
当方も情報を集めている中で
4月に島津に連絡とりましたが、
3月末で生分解性樹脂を撤退されて
トヨタ自動車に売却されたとの回答があり
ポリ乳酸供給元の代替として三井化学の紹介がありました。
ご参考まで・・・
5月9日<木>11時51分:まっちさん
http://www.h3.dion.ne.jp/~syo-ei/
はじめまして。私どもはプラスチックの成型を行っております。
今回、生分解樹脂での依頼がまいりました。
そこでいろいろ調べているのですが、島津のラクティが撤退す
るようなことを聞いたのですが、本当でしょうか?
情報をお持ちの方、お願いいたします。
5月7日<火>8時50分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-22.htm
みなさんカキコありがとうございます。
>木綿屋楽器さん
仰るような用途は生分解性プラの狙う展開分野ですね。
おそらく各社研究には余念がないと思いますが、口に入るものやその容器など、実はかなりハードルが高いんです。
酸やアルカリに耐え、電子レンジにも耐え、使用状態では腐敗菌など余計な微生物が取り付かず、透明性で、各種安全規格を満足し・・・・などなど。
上げたらキリがない・・・^^;
っとまあ、当分は難しいかなー?
>uchidaさん
色々説明ありがとうございます。
「南水北調」や「カミネッコン」というのはそういうことだったのですね。
なにぶんその方面はまったく素人です。
これからもよろしくお願いいたします。
>ALL
生分解性プラスチックのお話U、追加しました。
今回は澱粉系プラの成形金型についてです。
↑のリンクよりお入りください。
5月4日<土>11時57分:uchidaさん
「カミネッコン」について
「風化する紙の鉢を地面に置くだけで木が育つ」。
植林の常識を覆したという北大東三郎名誉教授の「カミネッコン」の件について触れます。去年4月18日の朝日新聞の「ひと」欄に紹介されました。
植栽の一方法ですが、グリプラの利用方法について多分に示唆的で、多孔質のグリプラ含水球の利用方法の参考にもなると思われます。
同氏の「カミネッコン」のHPから文書を抜粋して打ち込んでいます。
1.「カミネッコンとリサイクルポット」
カミネッコンとは、再生紙ダンボールから作られた紙型枠のことで、紙型枠を組立てると六角形型の植栽用紙ポット(リサイクルポットと呼ぶ)になる。
1)植栽用紙ポットを構成される材料が、全て風化性材料で構成されていること。
2)植栽用紙ポットは完全リサイクル材料で構成されていること。
2.バイオブロック
リサイクルポット・土・苗木の3点が一体化されているものをバイオブロックと呼ぶ。
3.バイオブロック工法
バイオブロック工法とは、バイオブロックを使い、置き植え方式(植え穴を必要としない植栽方法)で植栽を行う工法である。
バイオブロック工法には以下のような特徴がある。
1)リサイクルポット・土・苗木の3点が一体化されているので、根系を傷めることなく植栽することが可能である。
2)植え穴を必要としないので、植え穴を掘るのが困難な硬い地盤や凍結土壌でも植栽可能である。
3)通年施工が可能である。前述2)〜3)により、雪の上に置いても根が育ち植林が企図できる。
4)バイオブロックの作成から現地植栽まで、極めて簡便性が高く、高度の専門性に拘らないため、より多くの住民参加が期待できる。
○植生の回復については、福岡正信『わら一本の革命』(春秋社)も参考になります。
4月30日<火>21時20分:木綿屋楽器さん
こんにちわ。シロウト通行人の木綿屋と申します。
いや、しばらくお伺いしないうちにずいぶん難しいテクノロジー談義
になってますねえ。とてもお話に入れないので、思いついたことなど。
以前(わたしの)お客だった樹脂成型の会社は不況知らずで、今も儲かり
っ放しです。ナニをつくっているのかと言うと、惣菜売場の装飾トレー
やコンビニ弁当の容器など。家庭から出る分別ゴミの代名詞を濫造して
利益を伸ばしているワケで、個人的には好きになれない会社でした。
ところでこのコンビニ弁当ですが、賞味期限を過ぎたとたん、中味も
ゴミ扱いになり“丸ごと”大量に廃棄(再利用)されるのですってね。
>http://www.yomiuri.co.jp/nie/newcentury/20011221/03.htm
こういう無駄なことをやるくらいなら、容器製造から店頭販売まで関連
する業界が開発費用を拠出しあってでも、食品容器を生分解するものに
変えたら、どうでしょう。まるごとシュレッダしてすぐコンポスト機に
かけられ、格安で栄養豊富な肥料もできるのでは? バチ当たりな領分
かも知れませんが、弁当を食べ物としてでなく、最初から肥料の材料と
割り切って考えるのです。売れる肥料や飼料になるような素材で弁当の
レシピを立案する。野菜がモリモリ育つ肥料や家畜がズンズン育つ飼料
の材料(すなわち、容器を含む弁当)の開発で利益を出せば、容器自体が
高くついても弁当は安価に供給できると思います。
万物すべて回っているのだから、人間を絶対的な起点に考えてると、どこ
までもゴミ問題(であると同時に食問題)は解決しないと思うのですが…。
4月27日<土>18時53分:uchidaさん
>グリーンプラの情報交流がこの掲示板の目的ですが、「&環境掲示版」の名前も有していますので多少長い文章にお付き合い下さい。
「南水北調」は、端的にいうと、揚子江などの南部に8割の水が集中する中国の水を北京等の中国の北部に運ぶ大規模なプロジェクト工事です。
一般的に水の使用用途はほぼ7割が農業用水といわれています。点滴灌漑の引例ではありませんが、効率的な利用が今後さらに求められています。
一方、中国では、98年夏に揚子江の洪水が数週間に渡って続き大きな被害をもたらしましたが、その原因が、上流での過激な森林伐採にあったことをその後中国政府が認めました。しかも森に立つ木は伐採した木より3倍の価値があると発表しました。
効率的な水利用、砂漠化の改善、植生回復、地下水位の回復等にグリーンプラや吸水性樹脂の活用の価値があると思っています。PET等との他の素材等とのコスト競争の視点で見る一方、環境経済(エコ・エコノミー)の観点から、かなり割高であっても当素材の価値を見出してみたい、と思います。
次回は北大東先生の「カミネッコン」等について投稿いたします。
4月26日<金>8時36分:管理人さん
>城内雅雄さん
カキコありがとうございます。
1について、
希望する製品がどういう物なのか分かりませんので断定的なことは言えませんが、現状では難しい課題かと思われます。
特に柔軟性を必要とする素材は限られてしまいます。
2について、
PVAは生分解性プラスチックです。
完全分解型に分類されておりますので基本的には残さなど残らないはずですが、化学的な詳細は私には分かりません。
どなたかお詳しい方にフォローいただければ幸いです。
4月25日<木>10時45分:蒲髢リ商館化学品事業部 城内雅雄さん
@生分解性樹脂をインジエシクョン成形し、海上浮遊30日〜40日程度で部分崩壊出来るコンパウンドレジンを探しております。
目的:インジェクション成形体の製作。諸条件:成形時、PE程度の柔軟性が欲しい。
紹介戴けるコンパウンドレジンが有りましたら「カタログ」「成形サンプル」をお願いします。
A教えて下さい
水溶性樹脂「PVA」は生分解性樹脂でしょうか?
水に対する崩壊速度は速いと思いますが崩壊後の化学的残渣が残らないのでしょうか?
4月24日<水>8時41分:管理人さん
>uchidaさん
なるほど、田沢湖の件はそういうことね。
元々中性のカルデラ湖だったものをある時、結果的にとは言え人為的に変えられちゃった訳ですね。
確かタツコ姫伝説でしたっけ?
あれでマスの話が出てくるはずだから、昔は良かったはずなのにおかしいなと思ってました。
っと言うことで、またのカキコお待ちしております。
4月23日<火>23時54分:uchidaさん
専門性の強いサイトでこれだけのアクセスがあるのは管理人さんの識見と真摯な態度と思います。特に田沢湖の現状の酸性に対する回答のスタンスはけだし慧眼です。
みんなの掲示板ですので簡潔にしようと思いつつあれもこれも記載すると何がなんだかわからなくなりますね。ご指摘のとおりです。「南水北調」等については後日に説明をゆずります。
>ヨーロッパの酸性雨などの短期的作用と違い自然の結果として田沢湖が徐々に酸性湖となったのなら、それを人為的に変えるのも自然破壊とはなりませんか?
昭和15年に玉川温泉のph1.1の水を田沢湖で希釈(薄め)し、下流の仙北平野を潤すと同時に水力発電をするという「食糧増産と電源開発」という計画を実行に移し大量の強酸性水を導水した、国策の結果と言われています。事の是非を問うつもりはありません。ただ、中和施設ができた後も強い酸性が残るのはカルデラ湖ゆえの水深の深さに伴う対流のしにくさと思われます。
今日はトピずれですが、田沢湖についてカキコ致しました。
4月22日<月>9時15分:管理人さん
>uchidaさん
毎度カキコありがとうございます。
水回りの博識には敬服致します。
ところで、その言わんとすることは何となく分かるのですが、私には少々難し過ぎちゃって・・・^^;
「カミネッコン」「小分け」「南水北調」「出し手と取り手の出会い」などなど、何を言ってるのかまったく分からないのです。
もう少し優しく説明してもらえるとありがたいのですが?
又、ヨーロッパの酸性雨などの短期的作用と違い自然の結果として田沢湖が徐々に酸性湖となったのなら、それを人為的に変えるのも自然破壊とはなりませんか?
目に見える魚類などの生物はいなくても、酸性環境に適応した微生物や動植物は沢山いるように思います。
人が手を加えてもしそれらのバランスが狂えば、また新たな予期せぬ問題が発生しないかと危惧してしまいます。
もっとも、だからって「すべての自然現象に手を付けてはいけないのか?」となると何もするなということになっちゃって・・・・
難しいですね。
4月20日<土>13時41分:uchidaさん
http://homepage2.nifty.com/j-k-uchida
「点滴灌漑の補完について」5
秋田県の田沢湖は風光明媚な観光地である。
ただ、カナダの酸性湖と同じ酸性湖である。クニマスも住まない。
田沢湖は酸性雨によるものでなく、玉川温泉の酸性水が流れ込み今のようになった。
流入する酸性の水は、石灰の中和反応施設により改善されたが湖底に沈む水は長くph5以下の、強い酸性のままだ。循環しないため着実に改善されるメドは立たない。
日本で黄砂が確認される日が史上最高を記録した。中国の砂漠化も一因と言われている。北京は黄砂が吹き荒れる日が多い。既に砂漠がすぐそこに押し寄せている。
一方、黄砂はアルカリ性で、日本等に降るべき酸性雨を中和している。
そこで、酸性の田沢湖の水とアルカリ性の黄砂の接点は見いだせないだろうか?日本で最深の湖底の水は、循環しないかぎり甦らない。中国で甦らせたい。
多孔・吸水性の球体生プラ樹脂により酸性の水を個体化・浮力付与等をし、自在性・運搬性・攪拌性等を高めて「水ではなく物」として利用し、実験的にでも植生回復を図り、もって環境経済上の効果は得られないか?蒸発・流出抑制により水を効果的に利用する。
他方、北大の東三郎名誉教授の「カミネッコン」でないが、植物の成長力は予想外に強い。酸性への耐性もある。
・(中国)A1植生回復、A2土壌保全、A3水滞留、A4氾濫による資産毀損抑 制、A5農地保全 A6地下水位の回復
・(日本)B1湖水循環・浄化、B2漁業回復、B3湖岸建造物の毀損抑制
Σ・総和(A1〜B3の各項目の効果)≧費用 が目的である。
「小分け」による運搬や製造の費用は効果に比して膨大で、上記の目的は成り立たず「南水北調」の方が費用面で安いとも思料される。
だが、上記の案がダメでも、環境回復において「出し手と取り手の出会い」「ネットでの効果と費用」を考慮し、環境経済の側面からも10年タームで考えたい。北九州エコタウンで「ゴミから生まれるポリL乳酸製品」の「取り手」も考慮したい。
「人一人運ぶのに 千キロの鉄を使う=フォード」20世紀を象徴する言葉であるが、
「草一葉戻すのに、百人の思いを募る」時代であってほしいものである。
4月13日<土>14時13分:uchidaさん
http://www.le-mics.net/
「点滴灌漑の補完について」C
「点滴灌漑」は穴のあいたポリエチレンのチューブを畑に張りめぐらし、植物の根元に直接水をしたたり落とす。ドリップ式と呼ばれている。畑一面に水をまかないから余計な蒸発が起きず、水を5割から7割も節約できる。
グリーンプラは雑草生育予防等のため、農業用フィルムで利用されているが、「点滴灌漑の補完」の道具、つまり水の蒸発抑制・さらなる効率的な配分等で利用できないだろうか?
土の上や土中または、土の上から土中まで水を効率的に利用する道具やその工夫に役立つものと思料する。植生回復でも同様である。
21世紀は水の時代といわれている。折りしも「世界水フォーラム」も開催されるが、淡水資源の時間的・物理的な有効再配分はこの世紀の大きな命題である。
資源の奪い合いでなく、環境経済上望ましい利用方法が望まれる。グリーンプラはその一助にならないか、と考える。費用面でも「環境経済面」での貢献度も評価されたい。
日本郵船は、「巨大なフィルム状の水枕」を曳航して、水の海外運搬の事業を展開している。「水の世紀」は海外ではすぐそこまで来ている。
次回は秋田県田沢湖の酸性水の件について触れてみたい。
4月12日<金>8時51分:管理人さん
>Masakazu
TANAKAさん
お久しぶりです。カキコありがとうございます。
さすがに化学を実践されてるとのことで大変詳しくありがとうございます。
当掲示板としては確かに超長文ではありましたが一気に読ませていただき、うなずいたり「へー」と思ったり、私のようなバケガク素人には大変助かります。
これからもよろしくお願いいたします。
ちなみに、Kassel市の取り組みについてはBPSの新春座談会項でも少し触れておりました。
そちらも全文で100k近いテキストだったと思いますが、BPSの考え方や旬の話題など結構参考になります。
4月11日<木>17時29分:Masakazu
TANAKAさん
手前のことで気が廻らず,半年ぶりで申し訳ございません.掲示板に実用的な情報を寄せられる産業界の方とは異なり,将棋さんのような科学的な立場から生分解性高分子にアプローチしている学生です.
>シュウさん
すでに時遅し,かもしれませんが先のご質問(3月25日)の1および2につきましてご意見差し上げます.
1.「生分解性プラスチック」の境界線につきましては,まず,将棋さんの意見をサポートする形でお答えいたします.はじめの「微生物分解か否か」による区別は少々狭義過ぎるかもしれません.巷で生分解性プラスチックの分解は大別して「加水分解」と「酵素分解」の2種類に分けられ,前者は分解酵素の助けなしに水があれば分解します.ポリ乳酸(PLA)や医療分野で生体吸収材料として用いられるポリグリコール酸が例として挙げられます.一方,後者は文字通り酵素によって分解されます.ポリブチレンサクシネートなどが例として挙げられます.実際にはPLAにおいても「酵素分解」は起こるのですが,前者の「加水分解」の速度が充分早いのが特徴と言えるでしょう.
また,親水性がいかに生分解性に寄与するかと言う点につきましては,将棋さんのおっしゃるとおりだと思います.加水分解は水分子との反応を伴うため,水分子が近づきやすい,つまり親水性が高いほど分解は早くなると考えられます.酵素分解につきましては,専門家の将棋さんへお任せします.
2.耐熱性につきましては,どのような尺度で評価するかによります.しかし,「PLAの耐熱性が60℃」という記述を考慮いたしますと,シュウさんのおっしゃる「耐熱性」は化学用語で言う「ガラス転移温度」に相当するかと思われます.この温度を境に一般のプラスチックは粘性を帯びてきます,つまり管理人さんのおっしゃるように塑性変形(永久変形)しやすくなります.
ただ,この変形のしやすさはプラスチックの種類のみならず,製品の中で分子がどのように並んでいるか(たとえば結晶性かどうか)によっても変わって来ます.たとえば,ポリエチレンやポリプロピレンのガラス転移温度は-125℃および-10℃とかなり低いのですが,結晶性プラスチックのため,比較的高い温度でも使用可能となっております.また,耐熱性の低いプラスチックに耐熱性の高いプラスチックを混ぜて補強したり,逆に高いものに低いものを混ぜて加工性を良くしたりすることも行われているおります.
>将棋さん
生分解性の温度依存性につきましては,酵素分解を伴うかどうかで話は複雑になりますが,前述の「加水分解」に限って話を進めます.加水分解はいかに水分子がプラスチックに「食いつく」かが問題となります.プラスチックを微視的に観ると分子が揃って並んでいる「結晶」と呼ばれるところと,糸毬のごとく緩やかにこんがらがっている「非晶」と呼ばれるところがあります.そして後者「非晶」の網目の中は,隙間があるので水分子が入り込みやすくなっています.ですから,将棋さんの指摘された機械物性に優れた「結晶性」プラスチックは分解されにくいようです.温度が上がれば,プラスチック分子自体も動きやすくなるので,それだけ水分子の入り込める空隙も増え,一般的には分解性は向上すると考えられます.ただ,将棋さんのおっしゃる「融点」は,「結晶」「非晶」といった水分子の出入りする「微細構造」を反映したものと言うよりは,「結晶」の性質を反映したものなので,分解性と材料の熱物性を議論する際にはもう一つの温度特性「ガラス転移温度」に着目するのが良いかと思われます.もっとも,融点は分子同士が引き合う力が強いほど高くなる傾向にあるので,まったく関係がないわけではありませんが.
因みに,「ガラス転移温度」は産業界では「熱軟化点」として考えられているかもしれませんが,この温度以上で「非晶」の分子が動きやすくなる温度,つまり水分子のための空隙が大きく増える温度と考えられます.コンポストなどを考える際には,これら材料特性を考慮した分解条件設定が望ましいでしょう.
加えて,ゴムの生分解性につきましては個人的には疑問です.「天然」なら…という考えがおありなのかもしれませんが,前述の加水分解の過程を考えますと,ポリイソプレンは化学構造的にあまり親水性とはいえない気がします.生物進化の賜物として分解酵素が存在すれば話は別ですが,如何なものでしょうか?
最後の「微生物との親和性」と「生分解性」につきましては,前述の通り酵素反応を伴わない「加水分解」が起こることも考慮に入れるべきだと思われます.「生分解性」の「生」の字を「生物」と訳せば将棋さんのおっしゃる通りなのですが,ラジカル生成を伴うような「光分解」「熱分解」と区別して生物界の温和な環境下で酵素の存在下または無存在下での加水分解を「生分解性」と一般的には称しているように見受けられます.詳しくは管理人さんのおっしゃるようにBPSやJIS,ASTMといった規格内での定義を参照してください.
>管理人さん
御意にございます.生分解性に「時間的制約」を加えるのは規格化する際に欠かせないでしょう.JIS,ASTM,ISOといった規格に沿った試験法でOKの出たものを「生分解性プラスチック」と称するべきだと思います.一昨年より生分解性の評価が,こちらヨーロッパ規格においても取り上げられており,近いうちにISOなどの国際統一規格に格上げされるのではないでしょうか.生分解性プラスチックを用いた商品に「ISO*****取得」なんて文字の踊る日は近いのかも?
>だださん
「分子構造から生分解性とそれ以外」の件につきましては,将棋さんの意見とは相違するかもしれませんが,「加水分解」が温和な環境下で起こるか否かは,分子構造に大きく依存すると考えられます.例えば脂肪族ポリエステル(PLA,ポリブチレンサクシネート,ポリカプロラクトン)はしなやかな分子鎖骨格に加えて,分子内にエステルと呼ばれる加水分解されやすい特異的な結合を持っております.かたやPETは,エステル結合はあるものの分子鎖自体が剛直なため,水分子が近づきにくいようです.
さらに,「酵素分解」では,酵素の「口に合う」かどうかが分解の決め手になるので,分子構造はより重要になるかと思われます.PLAのL体とD体の混ぜ具合を換えた材料で分解性が異なるのは,酵素の口にD体が合わないのが原因と考えられています.「生分解性を持った一般プラ」につきましては,将棋さんの指摘された特異的な酵素を探せば可能性は無きにしもあらず.しかし,この手の酵素分解は分解速度がかなり遅いようです.
あと付け加えるならば,「分解するか否か」よりも管理人さんの主張されるような「分解速度」の概念を考慮した生分解性の評価が大事ではないでしょうか?
>Lawrence
Kat.
Shijoさん
「プラスチックを作る原点が石油化学にある以上」は,おっしゃる通りですが,中には石油からではなく再生可能な農作物や微生物から生産されるプラスチックもあります.前者の例としてはでん粉系プラスチックやPLA,後者の例としてはPHBなどが挙げられます.確かに脂肪族ポリエステルの中には石油由来の生分解性高分子もありますが,不用意に捨てられたゴミが土にかえりやすくなる点では多少なりとも効果はあるのではないでしょうか.もっとも,このうたい文句がポイ捨てを助長するようでは元もこもありませんが.
釈迦に説法になれば大変申し訳ございませんが,化学屋さんの立場で「プラスチック」を説明いたしますと,これは「熱可塑性樹脂」を指す言葉であり,原料とは無関係です.もともと「高分子」と呼ばれる材料の内にこの「プラスチック」と「サーモセット(熱硬化性樹脂)」という更に細かい分類がなされております.ですから言ってみれば天然セルロースやでん粉などもプラスチックの一種と考えられます.大方の材料が石油化学産業に支えられている「プラスチック産業」ですが,必ずしも全てのプラスチックが石油由来とは限らないことをお分かりいただけますでしょうか.
長々と書き連ねてしまいまことに申し訳ございません.学年末レポートを書き終えやっと掲示板の方もこまめにチェックできる余裕が出来そうです.
追伸)去る2月にIENICAというヨーロッパの農作物に関する組織の主催する生分解性プラスチック会議に参加してまいりました.「マタービー」のモンサントや「エコプレイ」のカーギルダウの方たちも来られて発表されておりました.どちらかと言えば学識的というよりも産業的発表が多かったように見受けられました.僅かながらブース展示もされておりましたが,デンプン系が材料の大半を占めておりました.環境啓発に関してはドイツのKassel市が,かなり勢力的に取り組まれているようなので,日本語の紹介があるかどうか存じませんが参考になりましたらどうぞ.
4月11日<木>9時0分:管理人さん
uchidaさん、Ribさん、
カキコありがとうございます。
>Ribさん
はじめまして。
技術コンサルということで、どうやら私の仕事とも遠からずのようですね。
生分解性プラの製品開発ということでは過去にもちょっと触れましたが、現状では誰もが思う展開分野から抜け出せてないですよね。
もちろんそれ自身は生分解性プラの基礎を築くという意味で非常に重要なことです。
反面、独特の物性や性質を逆手に取ったようなアイデアも時々は考えてみたいと思っています。
一種の頭の体操とでも言うのか、弱点を利点に替える柔軟な発想ですね。
かなり確信を持って言えますが、生分解性プラに詳しい方からこの手の発想はなかなか出てきません。
かく言う私も含めてですが、なまじっか生分解性プラに詳しいとどこかで何らかのヒントを得ても、半ば反射的にマイナス面を探しちゃうんです。
っと言うことで、RESという訳でもないのですが、これからもよろしくお願いいたします。
4月10日<水>9時54分:Ribさん
初めて書きこみさせていただきますRibと申します
技術コンサルをやっておりまして
生分解性樹脂に関してもその展開を模索してあがいている段階です。
(下でありました、たださんのコンサルからの怪しいメールの主は多分私です。
うそ偽りはなかったのですが、誤解をさせて申し訳ありません!
こちらの掲示板を先に見つけていればこちらから書き込みしたのですが・・・
いずれにせよご迷惑をかけました)
製品開発で生分解性樹脂を使うメリットを考えると、
いつも既存樹脂との差(価格というよりも物性)で頭を抱えてしまいます
「やっぱり農業・土木資材の切り口」というループからいかに抜け出せるかで
我々コンサルの腕も問われているのかと考えてみたりもします。
初書き込みということでこれくらいで
今後ともよろしくお願いします
4月7日<日>11時28分:uchidaさん
http://www.le-mics.net/
「点滴灌漑の補完について」B
朝日新聞村田編集委員のイスラエルの農業用水の記事(13.11.29)を引用する。
農業用水を節約する手立てはないのだろうか?国土の河半が砂漠のイスラエルでは、水を効率的に使う工夫を重ねてきた。その一つが「点滴灌漑」である。穴のあいたポリエチレンのチューブを畑に張りめぐらし、植物の根元に直接水をしたたり落とす。ドリップ式と呼ばれている。畑一面に水をまかないから余計な蒸発が起きず、水を5割から7割も節約できる。
上記の件と「グリーンプラ」の関係について次回以降触れてみたい。
4月5日<金>8時39分:管理人さん
>坂本プラスチックさん
URLが全角文字のようでリンク出来ません。
恐れ入りますが半角文字としてもう一度正しくご記入下されば幸いです。
尚、4日の投稿は数日中に削除いたしますのでご了承ください。
削除理由は投稿内容が問題なのではなく、不通リンクがあるとわざわざ調べて通知してくれるサイトがあるからです。
それも直るまでずっと・・・・^^;
4月1日<月>17時5分:有限会社オースピードリンクさん
http://www.allspeedlink.co.jp/china/china.html
こういう内容を書き込み可能かどうか、判りませんが書かせてください。
弊社は中国ビジネス事業を展開している会社です。
CHINA
WORLD
中国ビジネスサイト
http://www.allspeedlink.co.jp/china/china.html
弊社の中国パートナー企業よりの要望です。
輸出先はプラスティック再生工場です。荷物の送り先は中国の南海三山港(Nanhai
International Container Terminals Limited)と新塘港(Guang KouRoab DongZhou Wan Wharf
Xintang Zengcheng
Guangdong)です。
再生過程について写真を参考してください。
量は多ければ多いほどいいです。
運送費用と具体的な輸出方法は相談できます。中国側は政府の正式許可があります。
種類はABS,HIPS,GPS,PC,POM,LCP,PA,PPO,PBT,PET,PVC,PMMA,LDPE,HDPE,PPなど有ります。
ご気軽にお問い合わせ願います。
有限会社オールスピードリンク
今井
TEL045-2282207
4月1日<月>8時34分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-21.htm
みなさん、カキコありがとうございます。
当サイトも本日で丸2年を迎えこれから3年目に入ります。
幸い多くのみなさんからご意見や情報をいただき、この2年間に約400k分のテキストデータを記録し感謝しております。
今後もこの貴重な情報を生かすべく何とか続けて参りますので、どうかよろしくお願いいたします。
当サイト環境コラム項に「澱粉系生分解性プラその2」を追加いたしました。
今回は成形性について詳細です。
↑のリンクよりお入りください。
4月1日<月>8時31分:BARさん
皆さんがご存知の中で生分解プラスチック関係の出展がある展示会の情報を教えてもらえませんか?
5月末にビッグサイトで「エコグリーンテック」というのがあるんですが、生分解関係のウェイトはどんなものでしょうか。
去年末に「びわ湖国際環境ビジネスメッセ2001」に行ったのですが、あまり情報量としては多くなかったように思います。
3月29日<金>18時2分:将棋さん
>シュウさん
1に付いて私なりの意見を述べさせていただきます。
生分解性を持つプラスチックと持たないプラスチックの境界線は難しいと思います。単純に微生物によって分解(資化)されれば生分解性、なければ生分解性なしだと思います。
それにつけたして、生分解され易いものとそうでないものは、はっきりとは区別できませんが一般的に親水性が強いものほど生分解性が高いのでは?(疎水性が強いと働く酵素があまり存在しないのではないか?なんたってほとんどの酵素は親水性だし、人間の酵素もほとんどが水の中で働いている。だからヒドロキシル基を持つと生分解性(親水性=親和性?)が高まるのかも知れない・・・)、また、少し温度についても考えたので書きます。間違っていたらすいません。基本的に融点が低いほど生分解され易いと考えられます。それは生分解も化学反応のひとつと考えると、一般的に融点の低いポリマーほど反応されやすい、つまり高分子量体や機械物性に優れたポリマーは生分解されにくい傾向にあるように思います。
そして、ゴムは生分解性があるのかということですが。天然ゴムはあるでしょう、しかし、加硫ゴムにはないきがします。間違っていたらすいません。
また一般には分子構造によって生分解されるものとそうでないものとに分けることができるかもしれませんが、生分解のされやすさは生物が関与している以上分子構造によって一概には言えないと思います。また、馴養された微生物などによる分解などの例も報告されていることから一概には言えません。
最後に私の感覚的な印象だと微生物と親和性の良いものほど生分解性が高いように思います。どうなのでしょうか?
3月28日<木>23時57分:Lawrence
Kat.Shijoさん
生分解性プラスチックと聞いても一般的に非常に理解しずらい。要するに地球環境グリーンアースの観点からその使用のメリットがでてくるのか懐疑的である。
即ち、元来がプラスチックである以上は精製と表現していいのか製造なのか
分からないがこのプラスチックを作る原点は石油化学にある以上は付け火して火事を消すようなものである。
もっと、プラスチックでないと使用存在価値が出てこない上に使用した後の再生又は廃棄上にて有利性が欲しい時にこのプラスチックのニーズが自ずから生じて来るものと思われます。
以上
3月27日<水>20時29分:せれさん
だださん>
口元白化が特許で使えないときは
口元をポリカーボネートで作ってたそうです。
そういうのをインサート成型というのかな?
3月27日<水>19時40分:だださん
せれさん>
Yさんは特許が切れる前からあちこちに使用認可を出してましたよね。
インサート成形は私の勘違いかもしれませんが、口元だけ別に作ってくっつけるというのを
本で見たような気がします。
RITTZさん>
黒着色で分解性を付与出来るのですか?ちなみに私は黒着色用のマスターバッチを扱っていますが・・・。
私が聞いているなかで最近一番HOTな話は白黒以外の農業用フィルムですね。残留物について何なら許されるのかという基準が無い為にあれこれ要求が来ています。
こういうケースの時、ウチは誰がどんな基準を求めているのか明確にならないと試作をしないようにしていますが
他社さんはBPSのPL通るよ、の一言で何でも使っているように聞きます。
他社さんが悪いと言っているのではなく、誰かもっとハッキリしたガイドラインを作ってくれないかなぁという
愚痴ですが・・。
3月27日<水>14時24分:Rittzさん
どもども。
>シュウさん
1,2については的を得ているお答えがありそうなので。
3について。
農業用途では、保水性のある生分解性フィルム及びシート
が求められております。
私の知る範囲では、現行の土壌の保温シートの代替えでの用途で、雨ざらしに遭っても
醜くならないようなシートの開発はいくつかやっているみたいですが、
・着色(主に黒)シートにするための生分解性の付与(無着色シート自体に比べて)
・コスト(家庭用小売りレベルでなく農業普及レベルでの・・・)
がハードルみたいです。砂漠化を防ぐためのおむつのような吸収性の期待も一部あるみたいですが
製品化までは話はきいてません<もちろん食品用途よりは現状進んでいる分野です。
繊維化したシートの開発も同様の目的であるみたいです。
水分吸収、保持だけでなく、現在は水分易放出の分野も注目されているようです。
とまぁこれくらいで(笑)
3月27日<水>13時16分:せれさん
だださん>
Y工業所の特許は期限が切れてるはず。
だから、他のメーカーもやってるんです。
口元だけのインサート成型とはどのような方法でしょうか?
3月27日<水>8時59分:管理人さん
>シュウさん、だださん
BPSによる生分解性プラの定義はだださんも仰るような内容です。
化学的な内容は不得手なのでシュウさんへ直接のお答えにはなりませんが、他でも述べてる提案をここでは一つ上げておきます
BPSの生分解性プラ定義ですが分解の結果は述べられていても、時間的なコメントは明記されていなかったと思います。
つまり分解までに1年かかっても30年かかっても、最終的に水と二酸化炭素に分解されればどちらも生分解性プラと言って差し支えないこととなりますね。
でも、一般的にはやはりちょっと首を傾げますよねー。
そこで業界関係者にはお願いですが、JISなどの決められた試験方法で、たとえば「半年以内に決められた大きさの試料が重量比で80%以下となること」などと言うような、時間的制約も入れてほしいのです。
みなさんいかがでしょう?
>せれさん
カキコ&情報(ご意見)ありがとうございます。
了解しました。
色々これからも教えてくださいね。
3月27日<水>8時22分:だださん
せれさん>
Y工業所の特許ですよね。口元白化って。口元だけのインサート成形もあるようですが
国内でやってるメーカーさんってあるんでしょうか?
口元が透明のボトルにお湯を注ぐと、なぜ口元白化が凄い技術なのかよくわかりますよね。
3月26日<火>18時54分:せれさん
PETボトルの製造メーカーで開発にかかわっています。
口部を白化(結晶化)させているのは耐熱性をあげて口部の変形を防ぐためです。
なぜ白化させてるかは、飲料により高温(85〜90℃)充填で充填するためです。
高温で充填する理由は熱殺菌するためです。そのためボトル胴部もわずかですが
結晶化させて耐熱性をあげてます。そのため口部が白いボトルは
そうでないボトルよりも透明度が悪いはずです。
3月26日<火>12時59分:だださん
詳しくはわかりませんが、生分解とは水と二酸化炭素に最終的に分解されるものをさしているのでは?
これで行くと一般プラでも生分解性を持ったものもある、という文献を見たような気がします。
間違いだったらすいません。分子構造から生分解とそれ以外っていう分け方は出来ないのではないでしょうか?
これも良くわかりませんが・・・。
3月26日<火>9時1分:管理人さん
>シュウさん
カキコありがとうございます。
とりあえず私が分かりそうなとこだけ^^;↓
質問2の生分解性プラの耐熱性は「帯に短したすきに長し」ではないでしょうか。
無負荷状態で形状を維持する、という意味では多くの生分解性プラが100℃前後まで耐えます。
しかし、少しでも力が加わると変形し元の形を維持出来ません。
PLAなどは自重でも変形しちゃいます。
他にセルロース系生分解性プラの一部のように、生分解性プラとしては高い250℃前後で成形するものもありますが、耐熱性が良いかと言えばそうは言えません。
耐熱クリープに対して弱いんです。(永久変形を起こしやすい)
静的なものと動的なものとでも変わるでしょうし、結果として常温内でしか使えない、あるいは用途による、などという答えになってしまいます。
元々耐熱性という言葉自身、何に対しての耐熱性か、ということでも答えも変わってくると思いますが。
3月25日<月>18時25分:シュウさん
お久しぶりです。申し訳ないのですが、皆様の知恵を頂きたくカキコします。3点質問があります。よろしくお願いします。
1.生分解性を持つプラスチック(PLA等)と持たないプラスチックの境界線はどこなのでしょうか?私の感覚的な印象だと、分子間の結合が強いとか、−OH基etcをもつことが影響していると感じているのですが。。。 というのも、”ゴム”は生分解性をもつのかな?から、この疑問が湧いてきました。
2.PLAの生分解性プラスチックの耐熱性は60℃くらいまでと思いますが、PHB、PBSやPCLの耐熱性はどのくらいあるのでしょうか?
3.過去にこの掲示板で話があがってましたが、水保持剤用の生分解性プラスチックの開発は現在どのくらいまで進んでいるのでしょうか?
まだまだ、勉強中ですので、質問ばかりになってしまいますが、よろしくお願い申し上げます。
3月24日<日>18時10分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/consul/consul.htm
これから生分解性プラを試してみようかと構想中のみなさん。
いったい、どの生分解性プラを使用したらいいのか迷っていませんか?
そこで、いくつかの質問にYES・NOで答えていけば希望する生分解性プラが見つかるという、優れもの(ホントかいな?)ぺーじを開設しました。
材料選択にお困りのみなさん、一度試して見てください。
↑上のリンクからどうぞ。
開設したばかりの「生分解性プラQ&A」ページですが、あまりに素っ気ないので早くも全面更新しました。
掲示板からもリンクを追加しましたので、この素材に興味を持ったというみなさん、上↑の「Q&Aはこちら」よりお入りください。
3月21日<木>0時12分:ひろみっちさん
>だださん
はは〜〜ん。なるほど!!でございます。ありがとうございます。
以前とある学会に参加したときに、そのようなことを語っていた方がいらっしゃったので
リサイクルってどう?思ってました。
本当にリサイクルについても「一概に」の一言では語れませんね。
やはり、まだまだ勉強させていただきます。よろしくおねがいしますね。
3月20日<水>15時28分:だださん
PETのリサイクルですが、ポリマーリサイクルは何度リサイクルしようが全く問題はありません。
要は石油に戻すイメージですので勝負はコストだけです。回収、濾過、等々の費用がバージン材と
比較して何処まで下がるのかがポイントです。
マテリアルリサイクルだと、IV値(粘り気)の保持、コンタミが問題として残ります。
分別洗浄後の材料をペレタイズするだけの再生PETだとPETボトルは大概白化します。
現段階でBOTTLE TO BOTTLEのリサイクルは行われていないと認識しております。
かつてリターナブルボトルということでPAN、PENが出ていましたがリターナブルにする為の
回収環境が整備出来なかった事と、ビン・缶とのバリア性の差、環境破壊等で消えてしまいました。
PENはPETとリサイクルを同時に行える様に言われますが実際は危険です。結晶化温度の違い
からPETを白化させます。PENボトルのリターナブル試験では7回までは大丈夫だった様です。
3月20日<水>14時32分:ひろみっちさん
みなさまお久しぶりです。
この一年間生分解性プラの勉強をしてきて、勉強すればするほど奥が深いというか、やっぱり色々難しいな、問題があるんだなと思っちゃいますね。
コストにしてもある程度普及するくらいには下がらなきゃお話にならないだろうし、
かといって下がりすぎると使い捨て感が高まってしまいそうですものね。生分解するからって気軽に捨てて物を大切にしてもらえなくなっちゃうとイカンですものね。
何をどうすることが環境にとって一番いいことなのかを、作る側も、使う側もしっかり選んで汎用プラと生分解プラで共生していかなきゃいけないんだなあと、つくづく感じています。
さてPETのリサイクル設備が・・・というお話ですが
プラのリサイクルするときってリサイクル品だけでは強度がおちてしまうから
新品の樹脂を混ぜなきゃいけないというお話を聞いたのですが
そのあたり再生紙みたいなものなのでしょうか?
つまり、リサイクルに耐えられる回数みたいなものがあるのでしょうか?
3月18日<月>8時58分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/qa/qa.htm
みなさんカキコありがとうございます。
>BARさん
固有名詞の件、要はTPOということですので、ご了解いただければOKです。
先方より回答あれば、是非ご報告ください。
>hideさん
コスト云々のお話はだださんも仰るように、現行の生分解性プラで汎用プラに対抗出来るものはありません。
比べるプラにもよりますがPP・PE等との比較では、おそらく将来的にも2倍を下回ることはかなり困難かと思われます。
やはりだださんが仰ることの繰り返しになりますが、代替えということの他に、生分解性プラならではの独自の商品戦略も考えていきたいですね。
これまでのプラスチックでは真似の出来ない商品分野とか。
>だださん
いつもありがとうございます。
固有名詞がタブーということではなく、↑でも言いましたTPOですので、その線でご了解ください。
>ALL
この掲示板を含めこれまでいただいたご質問の中から、特に代表的なものを選抜してQ&Aページを作りました。
↑のリンクよりお入りください。
3月17日<日>23時16分:hideさん
ご回答有難うございます。価格の問題にふれてしまいましたが、実際のところ、これから資源とかエネルギーの問題を考えたとき、この分解プラスチックを市場にどの程度供給していくかということが前提にあると思います。今、国内の気温は確実に上昇しています。空気もよごれていると感じます。次の世代に良い環境を残すためにも、環境に良い原材料を使用していくことが重要であると考えます。まず、量的面は別として、現段階で汎用樹脂にどの程度代替していくべきかどうか、環境面を考慮して対応していくことが大事ではないかと思うのです。現在、価格的に汎用樹脂に代替できる商品があるとすれば環境面、リサイクル面等を考慮して取り入れていくべきと考えます。
3月16日<土>19時55分:だださん
HIDE様
私の知る限りでは存在しません。また、もしあったとしても04年には又負けてしまうでしょう。
個人的な意見ですが汎用樹脂市場を生分解に変えるという発想ではこの市場は発展しないと
思うのです。生分解ならではの市場を作り上げる環境が必要だと感じています。
管理人様
大変失礼しました。企業名、個人名はタブーですね。私も所属する会社名は出せませんから・・。
過去には、知ってる人に見られると一発でばれてしまうような事も書いてしまいましたが・・。
生分解市場って本当に難しいなぁと最近強く思うようになってきました。なぜなら全てコスト
優先なんだもん・・・・。
3月16日<土>12時54分:hideさん
現在までの普及されている、またはこれから普及されようとしている分解性樹脂で一般汎用樹脂とくらべてコスト的に対抗できる商品はあるものでしょうか?
3月16日<土>11時44分:BARさん
>だださま
情報ありがとうございます。
一応、新聞発表された事ですから、今度はストレートに事情を伺うつもりです。
公式な返答が得られれば、後日報告します。
3月16日<土>11時38分:BARさん
管理人さま
>しかし発言により誤解や思いこみを生じさせては困りますので、特に社名など固有名詞の扱いにはご注意下さい。
了解しました。
ただ、上記のような注意をした上で、「公知」の情報については、できるだけ固有名詞にて情報を交換するような掲示板にしましょう。
このような生分解に特化した掲示板であるからこそ、共有できる情報は重要と思われます。
よく他の掲示板などで、一部の人には分かると思っているのか、○×社とか○○化学とかの表現をする人がいますが、分からない人には意味のない事ですし、匿名にしているからといって、かなりひどい事を書いたりもします。
3月16日<土>8時59分:管理人さん
>BARさん、だださん
立場上私からはコメントし難いのですが、過渡期又は発展期には多少の勇み足もあるかもしれません。
しかし発言により誤解や思いこみを生じさせては困りますので、特に社名など固有名詞の扱いにはご注意下さい。
もっとも紹介や声援など、肯定的なお話をする分にはいっこうにかまいませんが。
3月15日<金>16時3分:だださん
BAR様
大日精化さんは私の競合になるのであまり色々書くと営業妨害になってしまいますので
突っ込んだ表現は避けますが、あそこはいつもそんなもんです。期末が近いとこの業界では採算の
悪い関連会社の売却と新市場向け製品確立の新聞発表が目立ちます。中身を探ると今回のようなケースが多いのですが。
まあ、そんなところでしょう(変な文章で申し訳ありませんが)
我々の会社でも似たような事はありましたし。
社名を明かさずに(コンサルティングの仕事と言ってましたが)生分解着色剤の現状を教えて欲しいという
あやしーいメールが会社の広報を通じて送られて来た事があります。住所もあいまいで。同業他社のようでした。
いろんな人たちがいますなぁ〜。
3月15日<金>13時36分:木綿屋楽器さん
お久しぶりです。管理人さん。
食肉スキャンダルで沸き返る世相の蔭で、ひっそりと名門企業が
歴史を閉じました。。。。。ナカミチ、ついに倒産。
>http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/800.html
哀しいですなあ。かつてレコード盤といやぁ、永久に朽ちぬ素材が
求められたのでしょうが、きょうび生分解する樹脂すら求められる
時代の変わりようですもんねえ…と、無理やりコジつけてみました。
3月15日<金>10時34分:BARさん
この間から、大日精化が生分解性のコート剤を「世界初」で開発したとの旨が新聞発表されております。
商品名は「バイオテックカラー」、バインダーは天然ポリエステルとコーンスターチ系、色は白、黒、黄、赤、青、緑など・・・
かなり詳細に発表されていますが、サンプル、カタログなどを問い合わせてみると、「新聞発表が先走って詳細はまだ・・・」とのトーンダウンな返答。
今回は間にワンクッション置いてコンタクトを取ったのですが、「何か」あるのかなと思ってしまいます。 どなたか情報ありますか?
3月15日<金>9時10分:管理人さん
>MASAさん
お待ちしております。
>だださん
う〜ん厳しいなー。
でも仰る意味は良く分かります。
とにかく楽観視出来ないこれまでの流れというか状況があることは否定出来ません。
さてでは、これまでの流れをかえるには・・・・?
あるいは新たな流れを作り出すには・・・・?
それを考えていきましょう。
3月14日<木>16時28分:MASAさん
>たださま
貴重なご意見有難うございます。
これから独自の勉強と日本も含めて各国の市場の動きを見ながら投資判断をして行きます。
明日は勉強のため管理人さまの所へお邪魔いたします。
今後とも宜しくお願いいたします。
3月14日<木>8時30分:だださん
MASAさん>
生分解市場はこれからです。先陣を切って市場を押さえるという事も重要ですが、
今のポリマー市場はあまりにも流れが速すぎます。
APEL、PEN、B−PET、PET−G etc・・・色々な樹脂がそれこそ市場を変える!という売りで
上市されてきましたが生き残っているのはPET−Gくらいではないでしょうか?
当然既存の汎用樹脂メーカーの踏ん張りもあります。04年の関税撤廃による市場の激変に生分解が生き残れるのか?
という大問題もあります。(廃棄燃焼カロリーを押さえる方法が確立すれば安い海外樹脂が市場を確立する?)
等々04年以降まで静観するのが正解かな?と思います。
3月13日<水>8時44分:管理人さん
>だださん
色々フォローありがとうございます。
リサイクル&分別という話は仰る通り、一般プラばかりでなく生分解性プラにとっても大きな課題ですよね。
グリーンプラマークなども一応整備されつつあるものの、知名度は未だ業界内のみと言ってもいいでしょう。
将来販売が始まるかもしれない食品トレイのような製品でも、従来のやり方では一般プラとの見極めは困難です。
知名度アップ策はもちろんですが、金型にも大きなグリーンプラマークを彫り込んでおくとか、パッと見で分かるようなルール作りをBPS等にお願いしたいところです。
余計な手間だとは思うけど、ゴミ袋のようなフィルムだって印刷しなくても型押しくらいは出来るんじゃないかなー?(部分的な強度劣化になるかな?)
そう言う意味でも行政を抱き込んで云々という話は、火が消えないうちに具体策を模索してほしいですね。
もちろん私たちも含めてですが。
>MASAさん
現段階で生分解性プラを事業とすることは、大きな冒険であることに違いありません。
だださんも言われるように、まずは現状など良く良く見極める事をおすすめいたします。
尚、間違ってしまったという2回分は削除させていただきました。
3月13日<水>0時28分:MASAさん
>管理人さま
すいません操作不手際で2回も名前だけ送信してしまいました。
たださんん初め管理人さま及び皆様。
素人の私に質問に丁寧なご回答有難うございます。感謝!
私から見るとやっぱし生分解性樹脂は将来性を持った素晴らしい代替化石素材に見えます。
未だ技術的に不満足な点はあるかも知りませんがこれは商売としてマダマダ他社と差別化出来る可能性があると見れば大変魅力的な素材だと思います。
今後私も勉強しますので仲間に入れてくださいませ。
3月12日<火>13時31分:だださん
管理人様、ご苦労様です。現状の生分解樹脂使用量多い順で市場を並べると
@農業用フィルムAゴミ袋 その他(園芸用品・封筒の窓等々)でしょうか?
今後夢と希望をこめると
@農業用フィルム(現状PEは5万t弱ある)A食品容器Bその他
といったところでしょうか?
食品容器も実は危ない所にきています。帝人松山にPETのポリマーリサイクルプラント
が設置されるニュースをご存知でしょうか?
これが稼動し、他の樹脂メーカーが追随するとPETは回収さえ出来ればフルリサイクル樹脂
になれるのです。色をつけようが印刷しようが環境に優しいモノになってしまうのです。
それはそれでいい事なのですが、他のプラスチックとの分別目安を設定し難い生分解プラより
PETを使おうと言う企業が増えるような気がしませんか?
私がもし会社を興して事業を行うとしたらリサイクルの会社にしますねぇ。
現状では生分解の会社は作りません。
ちょっと今日は否定的な意見ばかりになってしまいましたが、要は今のままで生分解樹脂を
増やそうというのは限界と言う事を言いたかったのです。
もっと行政を抱き込んで、各樹脂メーカーも協調しあっていかなければ厳しいと感じています。
3月12日<火>12時13分:管理人さん
あっ、今度はRittzさんとニアミスだ。
カキコありがとうございます。
いずれにしても乳酸系ですよね。
仰るように、どこがフンギリつけるか、冒険者か?パイオニアか?という問題かもしれません。
3月12日<火>12時5分:管理人さん
http://www.kitamura-chem.co.jp/index3a.html
何だか↓の管理人書き込み、矛盾してる所があるようなので・・・^^;ちょっと説明。
ペパマックはPLAにパルプを混合して、剛性や耐熱性など諸々の改善を図った生分解性プラです。
例とした食器としての利用など、一般的な食事に伴う温度(70℃程度まで)には十分実用になります。
但し、熱水中で応力をかけたりしてはダメで、そのような用途では優しく扱わなくてはなりません。
何とか妥協出来るとはそう言う意味です。
また食品用の安全基準をクリアした数少ない生分解性プラですが、自社サイトでも話があるように保証されたものではありません。
詳しくは↑のリンクよりご確認ください。
トヨタの件もペパマックのようなプラであれば実用の可能性はありますが、一般的にはナチュラルでの利用でしょうから、やはり耐熱性が問題となるでしょう。
以上、言葉足らずへの追記でした。
3月12日<火>12時1分:Rittzさん
どもども。
<食品用の安全基準
私も情報少ないですが、某14万tのPLAは
FCNのTable2
のB〜Hまでこの1月に通ったので食品ダイレクトコンタクト可能みたいです。
まぁ、グラスや20号からは一歩前進ですね。
あとはオレフィン協会のポジティブリストですが、まぁ問題ないかと。
使えるメドは経っているので利益無視でどこが使うか?になるかと・・・。
メリットは今のところ小さいですが(笑)
3月12日<火>9時9分:管理人さん
おっと、だださんとニアミス。
トヨタの件、厳しいようですが私もだださんに同感です。
トヨタのお手並み拝見と、このサイトのどこかでも書きましたが、真夏の車中で耐えられるのかと問われると懐疑的にならざるを得ません。
逆にだからこそ、ちょっと期待を込めてもいるのですが・・・・
3月12日<火>8時59分:管理人さん
http://www.bpsweb.net/
>だださん
なるほど、やはりやってましたか。
かく言う私も射出成形では色々ブレンドしてやってましたが、いずれも化学的知識が無いものだから、出来た製品が良いのか悪いのか判断しようがなかった。
フィラー入りPLAとして射出用としてはペパマック(北村化学産業)など、まずまずの耐熱性が得られるようになってきました。
一般的な食器類程度だったら何とか、まあ、かろうじて妥協出来るかなとも思います。
食品用の安全基準では未だ多くが溶出試験さえ難しいくらいですからねー。
環境ホルモンのように極々微量でも問題となるものがあると、もう一切ダメ、という判断基準になっちゃうのかもしれません。
材料業界からのかけ声は大きいけど、使う側の企業としてはよほどリスクを覚悟しないと食品関係ではまだまだ難しいのではないかと、個人的には思っています。
その後の狂牛病やラベル騒ぎで益々市場の目は厳しくなってるでしょうし。
>MASAさん
カキコありがとうございます。
ご質問はいずれもなかなか難問でして・・・・^^;
量的なことはともかく売上と言われると・・・、果たして資料があるのかどうかも分かりません。
更に言えば利益を出してる企業があるのかどうかも。
っということで、まずは業界団体でもあるBPSサイト(↑のリンク)など覗いてみてはいかがでしょうか?
かなり長い文面ですが、年初の「大いに語る」などという資料もご質問に対して参考になるとは思います。
3月12日<火>8時57分:だださん
>MASA様
市場規模は管理人様にお任せするとして、トヨタの件は当面動かないでしょう。
彼らはPLA系を選択しましたが、内装用として使用するには温度がもたないといわれています。
業界ではトヨタは急ぎすぎたと言われています。決して脅しとは取って欲しくないのですが
生分解樹脂はまだまだ博打です。単純に成形をビジネスとすると相当厳しいと思われます。
ベンチャーで生分解を扱い、体力が続かず撤退した会社を幾つも見てきました。
3月11日<月>14時55分:MASAさん
>管理人様
生分解性プラに関して全くの素人の私ですが・・。
ご質問をお許し下さい。
・売上市場規模について
1現在国内の市場規模は売上でどの位ですか?
2生産量規模で国内のベスト3は何処と何処と何処ですか?
3海外ではヨーロッパ&アメリカの市場規模は売上でどの位ですか?
4ヨーロッパの中で特に環境にうるさいドイツの市場規模は売上でどの位ですか?
・今後の市場変化について
トヨタ自動車は生分解性プラ内装品を2002年から量産を開始するとなっていますが今後の各自動車メーカ内装品に対する生分解性プラの普及率はどう変化すると予測していますか?
余りにも幼稚なご質問で失礼とは思いましたが私は今後、生分解性プラを核にある途上国で雇用を数百人創る事業を起したいと考えていますので宜しくお願い致します。
3月11日<月>11時57分:だださん
>管理人様
意外や意外、PBS系は殆どの生分解樹脂に使用可です。PLA系との掛け合わせは日常的になってますし。
そういう意味ではビオノーレは伸びるでしょうね
発泡、食品用・・・・耐熱性の改善が出来ないと無理とよんでます。フィラーを入れて耐熱性を上げたものも
色々考案中と聞きますが、02年中にはまだ中途半端なものしか出てこないのでは?
それと食品用に使う為の安全基準ってありましたっけ?生分解で・・。もちろんザルで有名なPLは除いて
3月11日<月>8時39分:管理人さん
みなさんカキコありがとうございます。
生分解性プラの中では最も進んでるはずのフィルムも、個々には色々課題が山積みであることが分かりました。
各々各社各人展開しようとする市場にもよるのでしょうが、そのような課題の中から誰かひらめいて新しい方策など発見していただければ、この掲示板の幸いとするところです。
発泡分野も同じ、って言うかもっと初期段階で、希望とする形状で発泡させることすらまともに出来ないのが現状です。
水面下ではやはりRittzさんも仰るカップラーメンやトレイ、緩衝材などで研究が盛んですが、まだまだ市場に出てくるまでには時間が掛かるでしょう。
ところで、乳酸系とPBS系って混ぜちゃダメかしら?
化学素人には分からんのだが、誰か教えてm(_
_)m
3月8日<金>15時51分:Rittzさん
結構賑やかな掲示板ですね(笑)
>管理人様
こちらこそ、宜しくお願いいたします。
はっきり言って、包装用部品、中でも極めてインパクトが高いと思われる、
食品などの普及用途に関しては、某輸入品(笑)のコスト以外では難しいとの見解です。
(まぁ、それでもまだ高いのですが・・・)
フィルム用途でもBARさんのご指摘のようにコストを抑えて耐熱性改善を検討しておられる
みたいです。
発泡に関しても知識がおありのようで、また教えてくださいませ。
(といっても、こちらは発泡カップ(ラーメンカップのようなもの)に興味があるのですが(笑))
>BARさん
宜しくお願いします。
ガスバリア性(O2-TR)に関して言えば、PLAはそんなに悪くなく、むしろ優秀な部類ではないでしょうか?
もちろんEVOHや蒸着フィルムには隔たりがありますが。
市場への展開と考えれば、水蒸気バリアですね。もちろん、スカスカです。
こちらの改良がなんとかなれば・・・O2-TRの雰囲気下による差も縮まってくると思ってます。
まだまだコンバーターの世界では研究所レベルですが、
案外商社は水面下で動いているみたいです。
うちもそろそろ真剣に考えんと・・・(笑)
3月8日<金>10時17分:だださん
BARさん>
色々な顔料が世にありますが生分解に限らず、分散性も大きく特徴が出ます。
顔料が均一に分散しないとフィルムの膜裂けの原因になってしまうのです。
PLA系のバリア性は食品用として考えると現状のオレフィンとの差が歴然です。
もっとはっきり言うと現状スペックに対してはその生分解樹脂もスペックインはしないと思われます。
3月8日<金>9時20分:BARさん
>Rittzさん
包材の評価関係の方がいらっしゃって心強い限りです。色々と教えて下さい。
私も現状ではポリ乳酸のフィルムしか扱ったことはないですが、コーティングを考えると耐熱性が必須性能でしょう。 現状でも苦労しているのに、これ以上耐熱性が悪いフィルムだとほとんど絶望的に思えます。
ところで、食品包装としてのPLAのガスバリアー性はどの程度として捉えられているのでしょう。
3月8日<金>8時38分:管理人さん
みなさんカキコありがとうございます。
>Rittzさん
はじめまして。
包装用部材や発泡部材は生分解性プラにとって大きな目標市場の一つです。
私は発泡の方で多少首を突っ込みましたが、今のところ挫折状態 ^^;
包装用の方はあまり詳しくありませんので、今後ともよろしくお願いいたします。
ちなみに、短期的にはやはり乳酸系かな?
PBS系や澱粉系との差は一長一短ですが、目先の価格を考えると例の輸入品が突破口になるかもしれません。
3月7日<木>19時41分:Rittzさん
はじめまして。
生分解性樹脂とそれを用いたフィルム、繊維に興味を持つ者です。
主に包装用部材としての生分解性樹脂の評価を行っていますが、
価格、成形性等の面で注目の集まるPLAがここでも話題の中心なのでしょうか?(笑)
インキの話題は少し面白かったです。これからの分野ですね。
包材としての生分解性樹脂の評価は当方も進んでおりますが、
やはり遅々としてポリ衛協その他の衛生性、コンポスト評価などが進まず、
情報を片っ端からとっております。
可能性があると思われる分野ですので、宜しくお願いします。
3月7日<木>17時53分:BARさん
単純に食材用の色材ではできないものなんでしょうか。
高温下での熱安定性とかポリマーとの相溶性が問題になるんでしょうか。いずれにしろ、現状、生分解フィルムへのコーティングではそんなに熱はかけられません。
MANOUKIAN社のBIO INKではグリーンはChlorofille Green ブルーはIndigotine Blueとなってますね。
3月7日<木>13時38分:だださん
生分解樹脂への着色について、着色と印刷ははっきり分けた方がいいでしょう。
極端に言えばロールで練って問題ない程度のモノがインキ、成形機と同じ押し出し機を
使用する、すなわち高温、高圧状態に耐えられるものを使っているのがマスターバッチ
になります。使用する顔料は一般総称で同じでも中身は雲泥の差があります。
低級顔料⇒インキ用、高級顔料⇒樹脂用と考えて問題ありません。
使用する顔料については、色々なタイプがあります。一般的に生分解に好まれるのは無機系。
有機系でハロゲン基を持つもの、金属基を持つものは土壌基準に適していても嫌われます。
それはなにが悪いかわからないがリスクは少ない方がいいというネガティブな発想からくるのですが・・・。
よく言われるのはgreen、blueに使われるフタロシアニン系顔料です。マルチフィルム用のGREEN
を生分解で再現する時にフタロを使っていると痛い目に会うかもしれません。
3月7日<木>8時37分:管理人さん
>だださん
詳しい解説ありがとうございます。
なるほど、塗るインクと中に混ぜるマスターバッチは似て非なる物。
全然違うんですね。
そうなるとやはり、使い手側が自社の製品目的と環境との調和に対して、どう判断するかにかかわってきそうですね。
どのような製品が市場に受け入れられ、どういうコンセプトが生き残るか、製品メーカーの挑戦はしばらく続きそうです。
3月6日<水>9時30分:だださん
またまた登場です。生分解インキについて
今BPS PLに載っているものは基本的に既存品の組成を調べ、PLに載せることが出来る物を
申請していると言うのが殆どです。実際の所、生分解性のインキベース材が無いのです。
これは政策うんぬんではなく現実問題として実用に耐えうるものが存在しません。
既存の機械を使用して生産できる生分解性のものがないと生分解性樹脂の未来は暗いと言わざるを得ません。
逆に生分解マスターバッチは事情が異なります。
生分解性樹脂に直接無機系顔料を入れることで特に問題はないと思われます。
黒のマスターバッチなどは生分解性樹脂に「スス」を入れるようなものですからこれが土中に入って何が問題なの?
という話になります。
問題は有彩色。これは様々な問題を抱えております。詳しくは書けませんが・・・・。
3月5日<火>8時43分:管理人さん
>だださん
カキコありがとうございます。
環境新聞の件、多少なりともご参考になったということでうれしく思います。
そして今話題のインクの件、私、振って良いものかどうか・・・、内心、登場をお待ちしておりました。
さすがに詳しくありがとうございます。
まだまだ細部の問題は残ってるようですが、各社とも研究には余念がないとお見受けいたしました。
>BARさん
カキコありがとうございます。
BARさんの仰る疑問には「各自の判断に委ねられています」と言う、だださんの言葉が現状の的を射ているかもしれません。
どういうインキをどういう製品にどう使うかは、メーカーやそのコンセプトが示す判断かとも思われ、これはイコール責任の発生を意味します。
判断を誤れば淘汰の運命にさらされ、最悪Y食品のようになるかもしれません。
業界は違いますが、現在その種の判断ミスによる問題が大きくクローズアップされてますよね。
いずれにせよ、生分解性プラの世界(業界)ではまだすべてがきちっと決まってる訳ではありませんので、規格化も含めて今後の課題の一つとなる部分でしょう。
3月4日<月>23時8分:BARさん
>だださん
>はPL上は通るのですが実務で考えると土壌にそんなんが残ってどうするの?とい>う話が良く出ます。
確かにBPSのPLリスト上の分類番号B−9
(色材)に各社の着色インキもリストアップされているのですが、多くが生分解性の樹脂で構成されているものではないみたいです。(全ての樹脂を確認したのではないですが )
最終、これらの非生分解樹脂はグリーンプラの認証段階でその総和が規制されるのでしょうが、最初から印刷には非生分解性のインキを使うという形で進むのは問題が大きい気もします。
それに生分解性の無いコート剤で被覆されたものは大きく分解性が阻害されるでしょうから、結局はグリーンプラの認証は受けられないことになります(なるはずです)。
3月4日<月>12時34分:だださん
お久しぶりです。管理人様、新聞ありがとうございました。非常に参考になりました。
で、下の方で色々着色についての質問が飛び交っておりましたが、これは私の専門分野です。
PLA系、PBS系ともに着色(練り込み)は可能です。実際この3月末から4月にかけて
農業用フィルムでどんどん色つきフィルムが出現します。
方法はMB方式が主流です。着色コンパウンドは高くなりすぎでどこのメーカーさんも
やる気はなさそうでした。
顔料については基本的にBPSに登録されているものならばどれを使ってもPLは通ります
が!しかし問題はあります。よく問題となるフタロシアニン系顔料(銅・塩素基をもっている)
はPL上は通るのですが実務で考えると土壌にそんなんが残ってどうするの?という話が良く出ます。
それに対しての対策は既に進んでいますが各社手探り状態である事も事実です。
インキも同様で使えるものはPLに載っていますがそれがどうなのかは使い方、等々
各自の判断に委ねられています。
直接お問い合わせ頂いても問題はありませんが、社名だけははっきりとご記入ください。
3月3日<日>21時0分:BARさん
>シュウさん
>一体、いつぐらいに製品化できるのでしょうか?情報をいただければ幸いです。
すみません、情報では有りませんが・・・
生分解のシュリンクフィルムというのは期待される需要というのはすでにあるんでしょうか?
差し支えなければ、用途等をお聞かせください。
フィルムメーカーの開発目標に入っていれば、あまり時間はかからない気はしますが・・・
3月3日<日>8時55分:管理人さん
>ショウさん
はじめまして、カキコありがとうございます。
私自身フィルム関係は暗いのですが、どなたか情報をいただければ幸いです。
>BARさん
↓の話は正確には当時私が所属していた会社でのことですが、ほんの5〜6年前の話なのに何だか色々やってましたね。
今じゃすっかり笑い話ですが、当時は誰に聞いてもその手の着色剤やマスターバッチの情報が全然入らなかったんです。
このサイトの前身となるサイトを98年に立ち上げた時も、ネット検索で引っ掛かる生分解性プラサイトはわずかでした。
それはともかく、食紅はごく一般的な赤色何号、青色何号などというやつで、材料1キロ当たり耳かき1パイ〜数ハイ程度だったと思います。
色の濃さは様々に調整可能でしたがなにぶん厚み2ミリ程度の成形物での話ですから、フィルムでは色にならないかもしれません。
生分解性や物性などへの影響もまったく分かりません。
まずは成形が出来るかどうか?色はきれいに出るかどうか?などなど、みんな手探りの状況でした。
3月2日<土>18時22分:BARさん
管理人さま
>透明な乳酸系プラに食紅を入れると薄くきれいに染まった透明性の製品が出来ます。
>同じくPBSに食紅を入れてもちょっとくすむけど、けっこうきれいな色に仕上が
成型の事は良く知らないので、興味深く読ませてもらいました。ちなみに着色剤は全量に対してどの程度、添加するものなんですか?
やはり入れすぎると、生分解性や機械物性なんかは変わるもんなんでしょうか。
3月1日<金>19時42分:ショウさん
初めて書き込まさせていただきます。
生分解の分野に仕事を展開したいと考えて、現在情報を集めています。
分からないことだらけで質問が多くなってしまいますが、なにとぞご容赦お願いします。
さっそくですが、質問があります。
生分解能をもつシュリンクフィルムは、どのくらい性能があがってきたのでしょうか?昨年の農林水産環境シンポジウムに参加したおり、あるメーカーに尋ねましたところ、”まだまだ収縮率が数%で、商品化にはまだまだかかる”との回答でした。
一体、いつぐらいに製品化できるのでしょうか?情報をいただければ幸いです。
3月1日<金>16時16分:管理人さん
↓の件、思い出して来たので続き。
透明な乳酸系プラに食紅を入れると薄くきれいに染まった透明性の製品が出来ます。
同じくPBSに食紅を入れてもちょっとくすむけど、けっこうきれいな色に仕上がりました。
ちなみに植物性のものは、熱を掛けてみないと希望通りの色になるか分からない。
大概は茶色っぽくなっちゃいます。
ただ、もう5〜6年も前の話で、その頃の記録って残ってないんだよなー。
もちろん物性がどうのこうのなんて分からない。
まさか当時、自分がこういうサイトを開くことになろうとは想像もしてなかったし、パソコンさえ初めてなかった。(/_;)クスン
↑これじゃ参考にはなりませんね。m(_
_)m
3月1日<金>13時28分:管理人さん
>BARさん
いつもカキコありがとうございます。
生分解性インキということで今年初め(1/11)にもカキコがありましたね。
私もそちらの方はまったく暗いのですが、どなたか明るい方がいらっしゃいましたら私からも是非教えてください。
尚、他社の動きまでは分かりませんが、生分解性プラ製品への表面着色というのはあまり例がないのでないかと思います。
やはり適切な塗料というのがこれまでは見つからなかったのかもしれませんね。
ロゴなどの印刷例は多々ありますが、おそらく多くは通常の塗料をやむなく使っていたのではないかと思われます。
成形品の色付けは基本的に練り込みですから、その種のマスターバッチなどは色々研究されてるはずです。
当方でも植物性のものとか食紅類とか色々試して見ましたが所詮素人のあがきで、熱をかけちゃうと大概くすんだ色に変わっちゃうんですよね。
3月1日<金>9時50分:BARさん
フィルム塗料関係でもうひとつ反応が無いので・・・・質問を変えて。
成型プラ関係には詳しくないのですが、生分解プラの成型品にも着色をしますよね。多分、練りこみと表面着色があると思うのですが(違うかな?)その時の表面着色は現状ではどうやっているのですか?
通常の塗料では生分解性を阻害するし、ましてグリーンプラの認証も得られないですよね。
あるいはこれからの方向性でもお聞かせ願えれば幸いです。
3月1日<金>9時0分:管理人さん
>dkyykさん
素材であれば各材料メーカー共HPがありますので、BARさんも仰るサイトなど参考に直接問い合わせた方が話しは早いでしょう。
製品(ゴミ袋など)であれば当サイトのリンク先などもご参考になさってください。
いずれにしても、この業界はまだ流通ルートがまったく整備されておりませんので、数打ちゃ当たるほどの覚悟が必要かも?
>BARさん
情報ありがとうございます。
ポリ乳酸フィルムのガスバリアー性云々という話しは聞いたことありましたが、突き刺し性というのは破れやすいということでしょうか?
ちょっとキズがつくとピリピリピリって破れちゃうのかな?
>環境新聞申込のみなさん
お申し込みのみなさんありがとうございました。
↓に告知の2/27号ですが、環境新聞社様からの連絡により当日発送となってるとのことです。
今日あたり届く(すでに届いたかな?)と思いますので、色々ご参考になさってください。
2月28日<木>17時42分:BARさん
ポリ乳酸のフィルムメーカーの人に聞いた話ですが、PLAフィルムの特徴的な欠点は、傷つきやすさと突き刺し性、それとガスバリアー性の低さだそうです。
>dyykさん
BPSや伊藤忠のホームページでそれらを扱っているメーカーがある程度分かるので参考にされたらどうでしょう?
2月28日<木>9時39分:dkyykさん
情報ありがとうございます。
PBS系やでんぷん系フィルムはどちらのメーカーに問い合わせれば良いか教えていただけませんか?よろしくお願い致します。
2月28日<木>8時32分:管理人さん
BARさん、カキコありがとうございます。
生分解性フィルムでも乳酸系はBARさんも仰るように硬質でパリパリ感?があります。
手に持つとパリパリ音がして、伸びが無くピンとつっ張ったような感じ。
詳しいことは分かりませんが感触としてはPETやPPのフィルムに近いでしょうか。
対してPBS系や澱粉系フィルムは柔軟で伸びもある程度あり、くしゃくしゃにしてもパリパリ音をたてません。
こちらはPVCやPEフィルムに近いですね。
大雑把に言うとこんな傾向があるようです。
2月27日<水>9時40分:BARさん
管理人様 こんにちわ
>私、フィルムをご専門とする方を待ち望んでいました。
っで、早速ですが、BARさん、助けてm(_
_)m↓
いえ、当方も勉強中ですので、あまり期待されるのは・・・・
もともとPETフィルムベースの商品を展開していますので、それに置き換わる可能性(物性、コスト)のある生分解プラとして、ポリ乳酸を主にターゲットにしていますので、他の生分解フィルムについてはあまり詳しくは無いです。
少なくともポリ乳酸系は、PVCのような軟質性は期待できないと思います。
2月27日<水>9時26分:BARさん
>dkyykさま
プラズマ処理とは表面処理の事でしょうか?
フィルムへのダイレクトグラビア印刷で使用できる生分解性の塗料を探しています。
ウェルダー加工については詳しくありません。熱ラミの方法ですか。
2月27日<水>8時53分:管理人さん
BARさん、dkyykさん、カキコありがとうございます。
>BARさん
生分解性プラの中でもフィルム関係は最も先行し有望分野でしょうから、色々教えてください。
私の所は射出成形を専門としていますが、それでも問い合わせの半分以上はフィルム関連なんですね。
私、フィルムをご専門とする方を待ち望んでいました。
っで、早速ですが、BARさん、助けてm(_
_)m↓
>dkyykさん
PVCに替わるものというとやはりフィルム関連ですよね。
一般にはPBS系(ビオノーレなど)や乳酸系(ラクティなど)が先行しているかと思いますが・・・・?
2月26日<火>18時29分:dkyykさん
わたしは、ウェルダー加工業者です。現在ワッペンや、ビニールの袋(PVC)に替わるものを探しています。どなたか解る方いらっしゃいませんか?
BARさんの着色ではプラズマ処理とかでは無理なのでしょうかね。
2月26日<火>16時9分:BARさん
始めまして。生分解関係の情報を探して、うろうろしていましたら、この掲示板に行き着きました。探せばあるんだなぁと思うと同時に、このような掲示板を数年前から立ち上げていらっしゃる管理人さんにも感心いたします。
こちらでは生分解プラの成型関係の方が多いように見受けられますが、当方は生分解のフィルムベースでの商品開発に関わっています。主に包材、パッケージ分野での生分解のブレークスルー?を狙ってます。
が、皆さんと同様、未だに半信半疑であるのが実感です。フィルムメーカーとしては三菱、ユニチカ、三井などがポリ乳酸フィルムの開発を行っていますが、まだまだ量産ベースとは言えないレベルではないでしょうか。
ところで生分解フィルム(ポリ乳酸フィルム)への着色コーティングに関する情報を探しているのですが、どなたかお願いいたします。
「生分解コーティング剤」といわれるものが、実際にあるんでしょうか?
当方からも可能な限り情報発信していきたいと思ってます。
2月22日<金>13時25分:堀内@環境新聞さん
http://www.kankyo-news.co.jp/
>管理人様
紹介して頂いてありがとうございます。
>皆様
初めまして。環境新聞社編集部の堀内義之と申します。
管理人様も書かれている通り、弊紙でこのたび「農業と環境」という
テーマの特集企画を考えておりまして、その中で生分解性プラについても
触れることになりました。
そこで、以前からこのHPを見て勉強させて頂いていたこともあり、
管理人様にご執筆を依頼しましたところ、快諾して頂いた次第です。
掲載日は2月27日の予定としておりますが、現在少し流動的です。
もしかすると、申しわけありませんが、一週間遅れるかもしれません。
いずれにせよ、その当日の紙面をご希望の方がいらっしゃいましたら、
無料で差し上げる方針でおりますので、どんどんお気軽に、
管理人様までお知らせ下さいませ。
(短い締め切り期限にもかかわらず執筆下さったりと、
管理人様には色々とお世話をおかけして恐縮ですが…)
それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。まずはごあいさつまで。
2月21日<木>10時3分:管理人さん
**お知らせ**
当サイトのトップページなどでもお知らせしておりますが、来週2/27付け環境新聞では「農業と環境」をテーマに特集が組まれることとなり、当方からも生分解性プラスチックに関する拙文を寄稿させていただきました。
その際、環境新聞社様ご厚意により、希望者へは当日の新聞を無償送付させていただけることになりましたのでお知らせいたします。
ご希望の方は↑の管理人まで送付先のお名前・住所など明記の上、その旨メールにてお申し付けください。
みなさんのご応募をお待ちしております。
2月21日<木>9時7分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/column-index.htm
>haraさん
カキコありがとうございます。
吸水性(樹脂)の件は私もあまり詳しくないのですが、この掲示板でも時々話題に上がることがありますので、どなたかお詳しい方にお願いいたします。
また「ポリ乳酸系」とは生分解性プラスチックの一種の呼び名です。
当方の↑のコラムページやサイト内でも多少触れてますのでご参考になさってください。
尚、この掲示板でも時々話題になってますので、過去ログも参考になると思います。
ついでに、「ラクティ」「レイシア」等の商品名で検索すればすぐ見つかりますよ。
>shiro-toさん
haraさんの話を横取りしちゃってすみませんm(_
_)m
2月19日<火>23時42分:haraさん
shiro-toさん、管理人さん、ありがとうございました。
私の住んでいる所にはとてもきれいな川があります。私が子供の頃にはたくさんの魚がいましたが最近では徐々に汚染されているような気がします。生分解性プラだと言ってもむやみやたらと捨てられるわけではないんですね。一見誤解を生じるような響きがありますけど、啓蒙が深まればよいと思います。
さて。。。個人的に興味があるアイデアがありまして、商品化されればいいなぁなんて淡い期待を抱いています。現在私は自然環境に優しく、(やむを得ず)河川や海、土中に放棄されてしまっても生態系に極力影響を及ぼさない吸水性の物質を探しております。難しい事はよく分かりませんので、極力やさしい言葉で教えていただければありがたいです。
ところでshiro-toさん、ポリ乳酸系とは一体何を意味するのですか?参考になるような個所があれば教えてください。。。ホント何も知らなくて申し訳ないです。
2月19日<火>20時36分:宮原秀和さん
原料 コーンのグリーンプラを 1キロ 300円以下でご紹介します
製造は中国 天津丹海公司のグリーンプラです
是非 お問い合わせ 下さい
2月18日<月>8時55分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla/col-14.htm
>haraさん
はじめまして、カキコありがとうございます。
吸水性とか水溶性とか、水回りの製品は本来生分解性プラの得意分野であってほしいところ。
以前吸水性の・・・というカキコもあったよなーなどと管理人がぐずぐずしてるうちに、shiro-toさんから良いタイミングのフォローがありました。
shiro-toさんが仰るように、2000年8〜10月の過去ログなどご参考にご覧ください。
尚、環境中に放出された場合の生分解性プラですが、現状では普通のプラスチックと同じ問題が発生します。
生分解性プラと言っても、捨てられることが前提でも目的でもないんですね。
詳しくは↑のリンクをご覧下さい。
>shiro-toさん
haraさんへのフォローありがとうございます。
ところで、最近の紙おむつってファスナーまで使ってるんですね。
全然知りませんでした。
でも、上手くすればファスナーもプラスチックでしょうから、生分解性プラで出来ないことはなさそう。
乳酸系なら強度もあるし、PBSなら柔軟性もあるし。
2月18日<月>0時10分:shiro-toさん
haraさんへ
shiro-toのため、よくわかりませんが、haraさんの質問は一昨年の10月27日〜31日の過去ログでKAWANAKAさんが関連する事項を投稿しています。とても分かり易い投稿なのでご参考になればと思います。なお、天然多糖類と合成高分子では分解速度が違うようですね。
因みに、光触媒を研究する東大の橋本和仁教授がアーバンリバープロジェクトといって
屋根や外壁の日のあたる部分に水を薄く広げて流すことで建物の外側から冷却する事業を本年度から展開するそうです。
向こうをはって、haraさんの発想で建物の屋根に紙おむつを敷いてヒートアイランドの緩和に役立てれば面白いと思います。
ヒートアイランドを緩和する屋上緑化には東京都や仙台市は補助金を出していますし、対象になればいいですね。紙おむつはそれだけでは、運搬可能ではないので、東京エコタウンにて生ゴミから作るポリL乳酸系の薄い箱を作らせて中に吸水剤をいれる、いわば「箱型紙おむつ」ってのはどうでしょうか?。幾重にも積み重ねられますし・・・
ご質問の河川等への廃棄には紙おむつのファスナーやギャザに各素材が使われているので自然界で解けないものもあるのではないでしょうか?
ボケかましてたら失礼(^^)
2月14日<木>21時33分:haraさん
はじめまして。皆さんがいろんな分野に深い造詣を持っているのに感銘を受けました。素人なもんですから全く見当違いなのかもしれませんが、恥を承知で質問させてください。ちょっとしたきっかけより、おむつ等に使われる吸水ポリマーに興味を持ったのですが、これらは生分解性があるのかないのか、どなた様かご存知でしたら教えてください。通常は生ゴミとして捨てるような注意がパッケージに記載されていますが。。。例えば下水や土壌中、河川・海などに吸水ポリマーが放出された場合は、生態、自然環境にどのような影響を与えるのでしょうか?また、生分解性のある吸水ポリマーなんて存在するんでしょうか?
2月11日<月>16時42分:uchidaさん
「点滴灌漑の補完」の投稿についてA
九州大学の原敏夫氏はネットの検索エンジンで「九州大学 原敏夫」と書くだけで40件もヒットする有名人である。
「原氏は、納豆の糸を原料に、紙おむつなどの5倍近い抜群の吸水性を持つ”納豆樹脂”を開発した。水を含ませた納豆樹脂で植物の種を包んで植えれば、砂地など保水力に乏しい土地でも植物が発芽生長できるという。原氏の研究グループは、阿蘇山のふもとで砂地を緑化する実験を進めており、食糧増産や地球温暖ガスの削減に貢献する、砂漠の緑化技術を確立したいとしている」11.7.5日経より
お隣の中国では、砂漠化が進行し、揚子江の水を水不足の中国北部に流す巨大計画「南水北調」が始動している。三峡ダムの6倍の予算の7兆円もの予算がかかる巨大計画も、最大の成否は水の有効利用である。一般的には、水の7割が農業に利用されている。
心配なのは、闇雲な灌漑等は、アラル海の塩害被害のようなことを再発しかねないことである。。
現在、合成材料に比較して20倍の価格がする納豆樹脂であるが、限られた水資源の有効活用・再配分を考慮し、「環境経済」面からも価格を判断したい。生プラも同様である。
植生が回復され、土壌粒子が保持され、水の滞留時間を伸ばすことができれば環境経済上大変好ましい。
次回は、朝日新聞村田編集委員のイスラエルの農業用水の記事を引用する。
オタクのように前置きが長くてゴメンナサイ。m(__)m
2月10日<日>11時48分:uchidaさん
「点滴灌漑の補完」の投稿について@
上記について投稿するにあたり、新聞記事を引用する。
「地球環境問題といえば、温暖化やオゾン層の破壊を考える。しかし現在の人類は最も深刻ともいえる環境問題に直面している。水資源の問題である。『湯水のように使う』という表現の通り、季節的な問題はあるが日本では水問題に関する関心は低い。ところが世界に目を向けると水不足こそ最も早急に手当が必要な問題となっている。」日経社説12.10.17。
食料自給率の極めて低い日本にとって長い目でみて対岸の火事といえない。水不足が進展すれば他国への食料輸出は控えられよう。日本の食生活は経済力に伴う輸入力に支えられている。前置きが長くなるが、生プラとの関連を述べるため、今暫くご辛抱願いたい。
次回は九州大学の原 敏夫教授の研究に触れてみたい。
2月7日<木>19時29分:管理人さん
もうすぐソルトレーク冬季オリンピックが開幕します。
このところこのようなイベントには毎回生分解性プラのグッズや資材が、何らかの形で提供されてきました。
前回の長野冬季オリンピックでは選手村の食器、歩行者や車を誘導するためのカラーコーンなどに使用されています。
ところが今回は外国ということもあってか、私の調査不足か、そのような話が聞こえてきません。
どなたか情報をお持ちの方、教えていただけませんか?
>shiro-toさん
例のブツ、大したもんじゃなくて・・・・^^;
まあ、参考にってことでお使いください。
また偶然ですがshiro-toさんが仰るような、生分解性プラ製品のアイデアを集めたデータベースみたいなものが出来ないものか、このところずっと検討中です。
掲示板のように誰でもアクセス出来るようにする訳ですが、ただそうするとアイデアが盗まれるのを嫌って逆に警戒する方も多くなっちゃう気がして。
どういうやり方が一番良いのか構想が今ひとつまとまらないんですよね。
こういった過渡期の素材にはまだまだ企業秘密も多いしねー。
2月6日<水>19時40分:shiro-toさん
管理人さん
このたびは1万人目のアクセスのプレゼントありがとうございます。
2万人目がすぐ来るように祈っています。コンピューターソフトのリナックスが「参加型ソフト」だったように、生プラの利用方法のアイデアも皆の新しい発想で生長すれば楽しいですね。
2月4日<月>11時2分:管理人さん
>uchidaさん
カキコありがとうございます。
uchidaさん仰る2から3へは近い将来の大きなハードルですね。
現在はまだやっと2への開拓が始まった程度でしょうが、着実に次のステップへ移行できるよう互いに頑張りましょう。
<続き>が楽しみです。
2月3日<日>20時49分:uchidaさん
生プラの市場発展の仮説を
@現在のプラスティック市場との全面競合・代替
A他製品との組み合わせ等による、ニッチ市場からの順次拡大
B生プラの機能特性による市場創造
と大別してみる。この伝でいけば、ゴルフボール箱の透明フィルム等はAに該当する。
Aには、コストを他の製品に吸収できる利点と、順次生産コストを下げられる利点がある。他産業でもトヨタのプリウスの動力システムもAの形を取っている、と思料する。
生プラ市場の成否もAを伸ばしつつ、Bの市場を着実に育てるのが肝要と思料する。
Bの一つの実施例として「点滴灌漑」の補完に利用できないか、と考える<続く>
2月2日<土>10時58分:shiro-toさん
管理人さんへ。メールアドレス送信します。
2月1日<金>8時27分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-19.htm
当サイト環境コラム中に「微生物産生系生分解性プラスチック−その3」を追加しました。
今回はバイオポール用成形金型を製作する上でのポイントなどです。
ご興味の方は↑のリンクよりご覧下さい。
>shiro-toさん
差し支えなければ管理人宛にメルアドを教えていただけますか?
別途ご連絡したいと思います。
1月31日<木>14時7分:shiro−toさん
偶然、1万人目になってしまいました。
1月31日<木>8時39分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/column-index.htm
>chem-B4さん
カキコありがとうございます。
私も2年前、chem-B4さんと同じように感じてこの掲示板を立ち上げてみました。
↑の欄外にも書いてますように、最初はどうなることかと思いましたが、幸いみなさんより多くの書き込みをいただき感謝しております。
尚、ご参考までに当サイトのコラムページを上に↑紹介しておきます。
専門の研究者を対象としたコラムではありませんが、これから研究を始めるということで有れば多少はご参考になるかと思います。
1月30日<水>13時17分:chem-B4さん
生分解性高分子についての掲示板はなかなか少なく、
情報の交換ができずに困っていました。いろいろな
本を読めば読むほど生分解性高分子の普及が程遠い
ものであることを痛感して、少し落ち込みました。
しかし、これから生分解性高分子を研究するにあたり
何か得るものがあればと思い、お邪魔させていただき
ました。
1月30日<水>8時56分:管理人さん
>やまださん
カキコありがとうございます。
ちょっとご質問の内容とは話がそれるかもしれませんが、↓のようなことがあることもご確認下さい。
生分解性プラの定義については一応業界団体でもあるBPSなどが明らかにしてはいますが、時間については一切触れられていません。
これは裏を返せば、生分解に10年、100年費やしても最終的に生分解されるなら生分解性プラと言われてしまう危険があります。
更に言えば、おそらくすべてのプラスチックは紫外線など外界の影響で高分子から低分子向かい、たとえ長い時間をかけても劣化していくことでしょう。
やがてその接頭語「ポリ」が抜けた低分子に微生物が取り付けば生分解も起こりえるはずで、すべてのプラスチックが生分解性だと言っても間違いとは断定できません。
私が知る限りあまりその部分を指摘した意見を聞かないのですが、時間への定義がないということはこのようなことになます。
この辺は現在報道されてる牛肉ラベル問題と同じで、「生分解性プラ」という表示に対する企業のモラルがもっとも問われる部分ではないでしょうか?
何を以て生分解性プラ(または生分解)と言うかに、現在まだ常識は存在してないのかもしれません。
>shiro-toさん
色々情報ありがとうございます。
大変助かります。
1月30日<水>0時39分:shiro-toさん
管理人さんお返事ありがとうございます。恐縮です。
地雷の件は仲間意識を逆手にとった卑劣な武器です。世界に7000万個ありNGOの尊い善意もかすむ数です。「効率」という言葉に語弊はありますが戦争終結地域だけでもなんとか少しでも早く撤去されればよいですね。
植生の話では根が予め伸びた植物は新しい土壌に定着しやすいとの事ですので多孔質のシエルにすればその地の植物の種子がへばりついて植物バランスを崩さないで緑地再生できるかもしれません。根の屈性は水を探して下からも伸びるそうです。
なお、種子の話は、管理人さんの文章の通りで「雲仙普賢岳の火砕流跡地の復興」には「菌根菌」が使われたそうです。出光興産が80年代から研究してたそうで、豪州の砂漠の回復等にも活躍したそうです。13.8.22日経より
1月29日<火>23時56分:shiro-toさん
やまださん もうひとつ新聞記事を発見しました。参考にならなかったらごめんなさい。
「静岡大学農学部森林資源科学科の西田友昭教授らは神戸製鋼所と共同でキノコの一種である白色腐朽菌がポリエチレンやナイロンを高効率で分解することを発見した。他の合成高分子も分解できる可能性があり、<中略>白色腐朽菌の中でも神戸製鋼所がもつ「IZU−154株」はリグニンの分解力が強いが、ポリエチレンやナイロンの分解力も強かった。」12.9.15日本工業新聞
1月29日<火>23時44分:shiro-toさん
やまださんへ 化学の素人ですがこんな記事を見つけました。参考になりますか?
「工業技術院生命工学工業技術研究所は<中略>ポリエチレンやポリスチレンなどのプラスティックの原料とMTCと呼ばれるアルコールを混ぜて反応を起こすと、土の中などに多く含まれるリパーゼという酵素によって分解される新しいプラスティックができる。さらにリパーゼを混ぜた水を入れた試験管にこのプラスティックを加えて分解されるかどうか確かめた。その結果<中略>、酢酸ビニール、ポリメチルメタクリレートが分解されることがわかった。12.3.20日経
トンチンカンだったら、ゴメンナサイ
1月29日<火>14時51分:やまださん
生分解性樹脂とデグラノボン入りPEはどちらも水と二酸化炭素になると聞いて居ります。後者は崩壊性樹脂という認識でしたが、生分解されるという話しがカタログに載っていました。どうしてもポリエチレンが分解するというのが理解できません。誰か解かるかたいたら教えてください。
1月29日<火>13時39分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla/col-14.htm
>shiro-toさん
地雷除去に限らずそのアイデアいけるかもしれません。
アフガンのような乾燥地でも生分解性プラが分解するのかと問われると辛いのですが、少なくても他の材料よりは生分解性プラに優位性があるでしょう。
もっとも私見ですが↑のリンクのようなことも考えられますので、実際は光分解などとのタッグの方が良さそうには思います。
もちろん、新たな環境破壊を招くようでは話になりませんが、植物の種など仕込んでおけば地雷除去目的でなくても荒れ地の復興には役立つかもしれません。
何より飛行機からも投下できますし、雲仙普賢岳などの復興ではそのような事例を見つけられるはずです。
ちなみに地雷は人を殺すのが目的ではなく、動けなくさせるのが目的だと聞いています。
殺すよりもケガを負わせた方が相手に治療や薬剤等、物資も人員も後方支援も手間を掛けさせるからです。
その意味でもっとも安く簡単な兵器だけど、人が作った最悪の卑劣な兵器とも言えます。
1月29日<火>10時13分:RA122さん
地雷除去マシンへの応用は、関係者が数年前からそう言った話をしていますね。
ただ・・・色々と問題があるんですよね。
1月28日<月>22時44分:shiro-toさん
管理人さん。お返事有難く思います。レスへの返答も含め、政治ネタにならないように肝に銘じます。
素人的には「分解消滅」するポリ-L-乳酸系等の生プラで「多孔質の薄いシェル」をつくり「中綿」は分子構造に水を閉じ込めるポリグルタミン酸の吸水性樹脂で作れればと思います。ピッチングマシンで射出できれば地雷除去ロボットにも使えたりして・・
仮に地雷を誘爆できなくても地面に激突したシェルが破壊されれば「分解消滅」されやすく、新たな環境破壊をまきおこさなければ良いのですが・・・
でも、最大のネックは費用。ODA、カンパ、ゴミ処理費用の節約分??
1月28日<月>16時9分:管理人さん
>shiro-toさん
カキコありがとうございます。
確かに畑違いかもしれませんが、地雷も環境破壊の一因には間違いないでしょう。
生分解性プラ関係だけでなく「&環境掲示板」ですから、そういう意味でその種の話題はOKです。
実際、「瓢箪から駒」って製品もありますし、使いっきりになっちゃうとすれば生分解性プラの使用も考えられます。
もっとも、話題が政治ネタに発展してはこの板の本意ではありませんが。
>熊谷さん
実験もまずまずだということで良かったですね。
ところでご質問について、教えて欲求は良く分かるのですが、簡単に説明できるほど事は簡単ではありません。たぶん。
いつも「教えて君」ではやがてみなさん離れて行っちゃいますよ。
情報も勉強も研究も「give&take」の方が良いんじゃないかな?
だって、まずまずだという実験が何を指してるのかさえ分からないんだもん。
但し、giveしたからといってtakeがあるとは限りません。
あたしなんざgive・・・・・
独り言、ヒトリゴト、ひとりごと・・・・・
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
いつの間にかこの板ももうすぐ1万人だなー。
正直、この種の掲示板が2年足らずでここまで来るとは思わなかった。
少しは情報発信できたのかしらねー?
発信なんて言うとエラそうに聞こえるけどねー。
1万人目のキリ番の方、ご連絡くださいね。
長: オイ!複数来たらどうすんだよ。
管: その時はその時で・・・時間を言ってもらうとか・・・
長: カネはねーぞ。
管: 分かってます。
1月26日<土>23時3分:shiro-toさん
生プラが地雷除去に使えたら!?
アフガンの土壌菌で「サンコーワイズ社」の生プラ、「島津製作所の生ゴミから作るポリ-L-乳酸系の生プラ」が完全分解・消滅したら、地雷除去に利用できないか?
野球の球のような生プラの容器に水を入れて、遠くから地雷原に打ち込むことが出来たら地雷除去って出来ないか?。誘爆による荒っぽい除去だけれど・・・
アフガンは旱魃で水は不足してるが、一方気の遠くなる数の地雷が10dもの専用車両や人手・専用犬を介して処理をされているのを見聞きするにつけ、思ってしまう。
畑違いの投稿でゴメンナサイ。
1月21日<月>22時16分:熊谷 吉郎さん
お久しぶりです.実験もまずまずうまく行っています.
今回の質問は「完全分解型を大きく別けると3種類ありますが,微生物産出系,天然高分子系,化学合成系のそれぞれどのようにして作られるか,簡単で良いですから教えてください」ということです.よろしくお願いします.
1月19日<土>17時55分:ようへいさん
こんなにすぐ返答が返ってくるとばびっくりしました。管理人様ご返答ありがとうがざいます。すごく参考になりました。m(__)m
1月19日<土>9時2分:管理人さん
>ようへいさん
カキコありがとうございます。
ポリ乳酸の件、たぶん以下のようなことだと思います。
化学は私の専門ではありませんので、誤りがありましたらどなたかご指摘ください。
生分解性プラとしてポリL乳酸を上市しているのは、私が知る限りラクティだけかと思われます。(研究は各社してるでしょうが)
ラクティは元々手術用の縫合糸などとして利用されていたポリL乳酸繊維を、医療機器で有名な島津製作所が生分解性プラ材料として商品化したものです。
医療関係のサイトでポリL乳酸との表記が多いのはそのためかと思われます。
またPLLAと表記されることがあるのは、D型などと違うことを知らせる意味で、ポリ乳酸のなかでも特にL型を指してそう表記されているものでしょう。
ポリ乳酸(PLA)という大きな枠の中の一種としてポリL乳酸(PLLA)があるということですね。
ちなみに他のエコプレイ(エコプラ)、レイシアなどはいずれもポリL乳酸では無く、D又はDL?より合成されてるようです。
尚、いずれの乳酸もトウモロコシ澱粉を主原料としていることには代わりありません。
1月19日<土>1時59分:ようへいさん
管理人様、この掲示板を見ている方にお聞きします。私は大学の卒論の研究でPLLA(ポリ−L−乳酸)についてやっております。よく医療関係のホームページでは医療材料にPLLA(ポリ−L−乳酸)と書いてあることが多いですが、今、商品化されている生分解プラスチック、たとえばエコプレイ、レイシアはポリ乳酸はPLAと書いてありますが、他のサイトではPLLA(ポリ乳酸)と書かれあったり、生分解プラスチック(PLLA)と書いてあるので、ポリ−L−乳酸をポリ乳酸と呼んでいるのか、PLAとPLLAは違うのか、最近調べるうちに混乱しています。さらに混乱することは、トウモロコシを原料にしてPLLAが得られる…とか、トウモロコシを原料にしてポリ乳酸は得られる…と書いてあるのでますますわからなくなってきました。自分ではポリ乳酸はポリ−L−乳酸、ポリ−D−乳酸、ポリ−DL−乳酸の3種類にわけられると思っていたので・・…。よろしければどなたか教えてはいただけないでしょうか。
1月18日<金>8時36分:管理人さん
>たかぎさん
カキコありがとうございます。
そうですか、16%の関税ですか?
高いような気もするし、その程度ならって気もするし・・・・
とにかく、私が承知してた限り、そういう話題を聞いたことはありませんでした。
輸入量が少なくて「まあいいか」で済ませちゃってたのかもしれません。
でも量的に多くなれば無視出来ませんよね。
中国がWTOに加入したことでも影響してるのかな?
どなたかご教授ください。
1月17日<木>19時14分:たかぎさん
管理人様、みなさま、ご無沙汰しております。
早速ですが、我が社では昨年末から年始にかけてにトライアルで中国製の生分解性樹脂ペレットを輸入してみました。ところが、何と関税が16%もかかってしまったのです。
これでは、今後のビジネス展開及び製品の普及について、先が思いやられてしまいます。
近日中に税関に不服申し立てをするつもりですが、みなさま、これは妥当なのでしょうか。どなたかご存知の方いらっしゃいましたらご意見をお聞かせ願えませんでしょうか。
1月13日<日>22時50分:uchidaさん
>kaoruさん
kaoruさんが書かれているような身近な生プラの商品として、学校やマンションの屋上に吸水性土のうが多数配置できたら、と思います。大雨が降るとマンションには水が一瞬も滞留せず流れ出します。盛り土をしている事もあり、東海豪雨の時は10年に1度の雨量が近所の住宅には倍加して流れ、数十年の1度の被害になりました。マンションの多い西枇杷島地区は被害が多いようでした。土のうは屋上に放置していれば日数をかけて水が蒸発します。身近な色んなところから生プラ商品が増えればよいですね。
1月12日<土>9時17分:管理人さん
>ポーチンさん
カキコありがとうございます。
そのインキ、私も聞いたことある程度で詳細は分かりません。
確かどこかで使ってる、というニュースを見た覚えはあるんだけど、それがこのインキだったかどうか?
どなたかお詳しい方、いらっしゃいましたら教えてください。
私からもよろしくお願いいたします。
1月11日<金>15時18分:ポーチンさん
情報を収集しています。 イタリアのコモ市LUISAGOにある「MANOUKIAN」というインキメーカー(F.LLI MANOUKIAN S.p.A INDUSTRIA CHIMICA)が,BIO INKSという,生分解性インキを市場に出しているらしいのですが,どういうものなのか,日本で入手できるのか・・・等について,教えて下さい。
1月10日<木>8時39分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla2/col-18.htm
当サイトの環境コラム中に、「微生物産生系生分解性プラスチック−その2」を追加しました。
今回はバイオポールの具体的な成形性やそのポイントです。
↑のリンクよりお入りください。
1月10日<木>8時24分:管理人さん
http://www.gtr.co.jp/column/greenpla/col-14.htm
>kaoruさん
カキコ&生分解性プラへのエールありがとうございます。
生分解性プラで大きな物を作るにはまだまだ問題も多々あるのですが、kaoruさんをはじめみなさんのご声援で、たとえ徐々にでも確実に前に進むと思います。
私たちも目に届く物からでも良いから、kaoruさんのように環境に優しい物を考えて行きます。
でもやはり生分解性プラも万能ではもちろんありません。
↑のリンクは「こういうこともあるんだよ」、というコラムです。
是非、ご一読ください。
1月9日<水>13時36分:kaoruさん
名古屋市ではプラ容器包装は資源ゴミとして回収していただけますが、プラスチックケース等(たとえばCDケース、プラ家具)は不燃ゴミ扱いです。私としては、不燃ゴミは埋め立て処理が一般なので、ということは土にそのまま残ってしまうのではないかと思えて、最近は商品を買うときにも木や紙で出来た物を探すようになりました。でも、生分解性プラスチックなら安心。猫のトイレだって買い換らえれるかも、犬のベットだってと考えるのはチョット変ですか。速くそんな商品が出たらいいなと思います。
1月7日<月>8時21分:管理人さん
遅ればせながら、みなさん、あけましておめでとうございます。
↓uchidaさん、カキコありがとうございます。
本日から、サイトの運営を引き続き行ってまいりますので、どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
さて、昨年は社会的にも経済的にも激動の年となった21世紀初年でしたが、今年は生分解性プラがこれまでになく激動の年となるかもしれません。
一つには価格的にも魅力な本格的乳酸系プラが、いよいよ市場に出てこようとしているからです。
また、中国など海外からも相変わらず種々の新生分解性プラ売り込みが入ってくることでしょう。
それら内容的には不明な部分も多いのですが、時代の要請に供して低迷する業界全体の一助ともなってくれれば幸いかと思います。