雄川源流より大猿山周回登山

大滝
滑気味ではあるけど岩盤を流れる直滝としては本流最大の滝!かなー? 高さ4〜5mだけど!?

西上州の山の玄関とも言われる稲含山に駆け上がる雄川(おがわ)を遡行し、甘楽・藤岡境界から大猿山を経て雄川に戻る周回ルートです。一般には知られていない藪沢・藪山を満喫するルート。

15年11月下旬現在のルートですがご紹介時機を逸してしまい(実は他にも数々)、春先の新緑の中ならよりいっそう魅力的かと遅ればせながら取り上げました。

 

グレード(個人評価)  H  1  2  3    5  U  /  判断基準
ルート 林道→雄川源流遡行→羽毛山(JP)→大猿山→送電線巡視路→林道
総歩行時間(休憩含まず) 5時間前後(林道歩行含む)
登山適期 10月上旬〜5月下旬  但し冬期は積雪量による
地理院地図へのリンク http://maps.gsi.go.jp/#16/36.165328/138.836224
駐車場所 林道は2WDの一般車でも途中までは入っていけますが、全体に荒れておりスタックやタイヤ&車体下部の傷等に注意。あくまで自己責任であり筆者もそうでしたが無理をせず、林道がつづら折りとなる付近の路肩駐車がベター。スペースはそれなりにあります。
注  記 技術的に問題となる個所はそうありませんが、前半、道無しの沢登りである以上滝やへつりなど当たり前に含みます。もちろんルートファインディング必須であり、ほとんど人の入らない沢遡行を含む意味で上記グレード4の格付けです。
歩き出しから源流域のため水流は少なく、よほど大水でなければ一般登山靴で問題ありません。

 

2015年11月下旬現在
 
林道終点
左) 林道終点  ここまで一般車では無理。四駆でも腕がなければ厳しい。
右) 少し遡行後振り返った沢筋  大岩ゴロゴロだけど洗われた石灰岩質でけっこうきれい。ここまで水が上がることもある?
 
小滝連続する沢景
初めのうちは小滝いっぱいで変化もあり楽しい。
 
大滝とシャワークライム滝
左) おそらく本流一の大滝  この直前左俣には数段に分かれた20〜30mクラスの滝もあります。
右) シャワークライム滝  巻けるけどね。自己判断で!
 
源流二俣の滝
左) 植樹案内のある二俣を過ぎると水流もぐっと細くなる
右) 間もなく源流二俣の滝  左俣が本流で高さ2mくらい。登れるようなら正面突破。無理なら写真左の岩稜(右岸)を登る。
 
岩盤の滝
左) 岩盤の滝  大きな丸い岩盤上を水流が滑滝となって流れます。先の大滝より規模は大きいけど源流でも最上部であり水流わずか。
右) 左写真の更に左側(下部)は大きくハング  水流は下の湿ってる部分でハングを越えて落ちてくる訳ではありません。
 
源流湧水部
左) 右俣の湧水部  岩盤の滝を過ぎ普通に詰めると最後は右俣に導かれると思います。
右) より上流の左俣湧水部  あまり目立たない左俣は更に上部に続き、こんな斜面から水がにじみ出る。
 
主稜線
左) 左俣最上部  枝分かれして水流がなくなっても左俣の沢形は長く続き最上部へ。スプーンで掘ったように抉れています。
右) わずかで稜線  せっかくだから右に登り上げれば・・・・
 
羽毛山(JP)
羽毛山(JP)

甘楽・藤岡・下仁田を分けるジャンクションピークです。四等三角点はピーク少し手前にあります。一応本日の最高所!
 
大猿山直下
左) 大猿山直下  甘楽・藤岡境界尾根を東に辿れば前方に大猿山。
右) 猿池?  山頂直下で左に振り向くと地図中に表示がある小池。筆者が見た数回では水なし。貯まることあるのかなー?
 
大猿山
大猿山山頂

大猿ではなく大岩がゴロゴロした山頂。一応1時方向に猿の顔に見えなくもない大岩あり。探してみてください。
 
下降点
左) 1260m鞍部  山頂から主稜線を北東に急下降。
右) 送電線巡視路標識  先の鞍部から左にきびすを返しやや下った所にあります。
 
送電線巡視路
左) 初めはあまり尾根らしくない下り。
右) やがて尾根が分かりやすくなってくると道形が現れてきます。
 
送電線鉄塔
左) 現れた道を辿れば送電線鉄塔
右) 鉄塔下部の標識
 
巡視路下部
道は明瞭となり急下降部は一部階段状
 
植林内の道
植林が現れ始めるともう雄川は近い。
 
林道へ
対岸を見ながら登りやすそうな所を探し、雄川を渡り登り上がれば朝歩いた林道へ。
 
今回筆者は上述のように林道へ半ば強引に登り上げましたが、すぐ下には砂防ダムがありその右岸から沢伝いに降りることもできるはずです。現在の位置まで林道が延長される以前は、先の砂防ダムより100mほど手前で行き止まりでした。
 
 
踏破軌跡
踏破軌跡(縮尺は任意)
GPSのものではありません。地図を元に筆者登山後の覚えですので、細部で異なる場合があります。
 
 
新規追加  2018年 4月10日
 
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