裏妙義/西大星北西稜

最終更新  2012年10月25日
R18碓氷バイパスより西大星北西稜
R18碓氷バイパスより西大星北西稜(10月撮影)

裏妙義/西大星には既紹介の北稜の他、もう一つ直接本峰へ駆け上がる急峻な岩稜として北西稜がある。
筆者としても長く興味の対象だった未踏の尾根の一つとして積年の計画をようやく実行。しかしそのグレードは「西上州の山」項趣旨、「単独で楽しめる範囲」からはあきらかに外れると判断。
相馬岳北稜全ルートや星穴岳等も同じ理由からこの項では未紹介なのだが、最近登ってないのも事実でありあまり昔の話しをしても参考にはならないだろう。今ではネット上で直近の記録にも事欠かないし、特に星穴岳はちょっとしたトレンドですらある。その点こちらはアップ以前に探した範囲では記録が見つからず、参考としての画像公開とした。

単独前提としての話しだが、北西稜をピークハントしルートファインディングしていく困難度は、どこまで忠実に登るかによるものの経験上相馬岳北稜や星穴岳等とは比較出来ない(決して煽る訳でも現状すべてに詳しい訳でもないが)。
今や踏跡+テープ乱舞のそれらバリエーションに対し、北西稜は本項アップ時点で完全ノーマーキングである。フリーで登行可能な岩稜(一部不可能な岩峰あり)としてそのグレードは知る限り西上州でもトップクラスであった。核心部ではかなり急峻で細く、一般に単独では困難と判断されるだろう。特にルートファインディングにはそれなりの経験と時間を要し、相応の技術や装備を必要とする。藪岩稜ファンへ人工壁とは異なる自然のままの岩や高度感と展望を満喫出来ることだろう。

筆者初回となる本項では西大星本峰基部到着後タイムオーバーで下降を選択。北稜へのトラバースを予定してはいたがルートは見つけられなかった(その後解決)。したがってこの時は、北西稜手前のやや影となった無名沢を下降している。

この種のルートで不適切且つやたらなマーキングは絶対におやめ下さい。物議となることを承知であえて言いますが、安全のための保険とは言え要領を得ないマーキングの実力でこのルートは危険です! 星穴岳のようにならないよう切に願います。

 

北西稜詳細画像

 

グレード(個人評価)  H  1  2  3  4  5    /  判断基準
ルート 登山口→入山川徒渉→取付→北西稜→西大星基部→無名沢→入山川徒渉→登山口
総歩行時間(休憩含まず) 登り5〜6時間程度  下り約1.5時間(沢下降)
登山適期 4月上旬〜5月上旬 及び 11月上旬〜下旬
地形図 南軽井沢
駐車場所 R18碓氷バイパス枝道
注  記 この項対象外として画像記録のみ。酔狂?な方は別途メールでお問い合わせ下さい。

 

登山日 : 2008年11月22日
 
 
 
 
  
  
  
 
 
 
 
P4より新雪の浅間山と山急山
P4からの浅間山と山急山
 
最高到達点(標高920m付近)
最高到達点(標高約920m地点)/右手は西大星本峰のフェース
 
 
 
新規追加  2008年11月25日
 
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