西別岳

 

コース   西別小屋→ガマン坂→第1花園→リスケ山→ゴクラク平→西別岳(往復コース)

歩行時間  往復2時間半程度(休憩含まず)
      但し、花を眺め、写真など撮ってるとその限りではない。

地図    1/25000地形図 「摩周湖南部」

1.登山口の西別小屋へは標茶町虹別から入った、「北二十五線」に標識がある(養魚場方面と同じ)。
  養老牛から清里峠方面に向かい、5〜6q地点で交差する林道を左に入ってもよい。
  路面の安定したしっかりした林道で、清里峠側入口からダート道をピッタシ5qで西別小屋着。
  尚、途中の分岐は轍のはっきりした方へ。エゾシカがやたら多いので飛び出しに注意。
2.西別小屋は大変立派な無人のログハウス。但し唯一水場のないのが残念。
  シーズン中は開放なのでいつでも使用可だが、事後の掃除をお忘れなく。標茶山岳会に感謝!!
3.登山口より林道状の道に入り、カラマツ林をぬけると笹原の急登に変わる。
  ガマン坂と名付けられた急登は急斜面を直線的に登り、まさにその名の通りガマンして頑張る。
4.傾斜が緩くなると矮小化したダケカンバの林が現れ、やがて第1花園に着く。
5.はっきりした尾根道に変わると正面にリスケ山が。山頂を通らない巻き道もあるがわずかな登行である。
6.リスケ山から西別岳までの1qほどの尾根道は終始一面の花園が続く。
  この標高でこれだけの花が見られるのは北海道でも珍しい方だろう。たいしたものである。
  なぜこの山にだけこんなに高山植物が発達したのか不思議なくらい。
7.例年より花の時期が半月は早いという今年(98年)7月10日現在、西別岳北西斜面は極度に矮小化したエゾムラサキツツジで埋まっていた。
8.同じく風の弱かったこの日、西別岳・リスケ山共、山頂付近は猛烈な量の虫とそれを狙うツバメが飛び交っていた。
  尚、刺すような吸血性の虫ではない。
9.この日はガスで展望不良だったが、晴れていれば摩周湖や阿寒の山々、斜里岳などが見えるはずである。
  時間に余裕があれば摩周岳(カムイヌプリ)までの縦走路も拓かれている。(西別岳から往復3時間程度らしい)
10.下山後は「からまつの湯」の露天風呂で一風呂。尚、源泉は80度あるので手を入れないこと。
   清里峠への舗装路を横断し、続く虹別林道を走る。突き当たったら左にわずかで温泉である。
   西別小屋から林道経由で約16q。ごく一部を除き林道の路面はよいが、狭いので対向車が来たら・・・?。
   舗装路経由なら養老牛へ戻る手前1q程の所を左折すれば、広い牧草地を通って温泉に行くことも。

    
左)西別小屋(左は便所)   中)登山口   右)登山口からの林道

    
左)ガマン坂   中)矮小化したダケカンバの道   右)リスケ山山頂

    
左)稜線の道、西別岳はガスの中   中)西別岳山頂   右)カラマツの湯へ続く虹別林道

 

西別岳の花々

        
左からエゾツツジ、トウゲブキ、エゾシモツケ、???、エゾチドリ?


オオカラマツ

 

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