1.蓄音機か? 蓄音器か?
 
「蓄音機」でググって、30万件以上ヒット!
「蓄音器」では、3万件あまり・・・・^^;
およそ10倍もの差があるんだね〜・・・・

広辞苑によると、
「機」は元々はたおり(機織り)の道具であり、機械、機関など「細かいはたらきをする組み立てて出来た道具」。
その細やかなはたらきの意から機能、機知、機転。
大事なところ、主要の意で機密、枢機なども。
対して、
「器」は入れものとして食器、道具として楽器など。
役に立つこと、才能のあることとして器量、大器の意も。
一般に古くからのマニアや博物館などその種の施設では、「器」表記が多いようです。
どうやら楽器の器から来ているらしいのですが?

長いものに巻かれよ、ならば大きいもの、そして多いものにも巻かれよ?
事なかれ、目立つことなく、穏便に、つっぱることは悪・・・・っとまでは言いませんが、損ではありそう。
この国、日本という国では!
果ては転じて、権力に巻かれよ・・・・ってか?

筆者は意識的に「機」を選択しています。
あれは先人の知恵が積み込まれた機械であり、うつわや楽器ではないのです。
単純な打楽器から高度な鍵盤楽器まで、それには音を出す仕組みが組み込まれています。
それを人が操作することにより、あるいは操作し続けてはじめてその音を出すもの。
でも、かの「ちくおんき」なるものは人の手でセットこそしますが、針を降ろして以降直接触れることはありません。
セットしたレコードをゼンマイがほどけきるまで鳴らし続ける自動装置。
あれは明らかに機械です。
楽器ではありません。




器を採りたいニュアンスは分かりますけど・・・・ね!?
 
最終更新 2010年 9月 1日
新規追加 2010年 8月13日
 
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