素朴な疑問   まあ、専門家に聞けば分かるんだけどね・・・・

 

2002/3/1  読める漢字がなぜ書けない?

新聞でも雑誌でも、まあまあ大概の漢字は読める。
正確な意味まで理解してるかと聞かれると多少アヤシイところはある。
でもとにかく、読めることは読める。
が、書けない。

英単語も同じ。
まあまあそこそこ読める単語はそれなりにある。
こちらも意味まで理解してるかとなると更に輪を掛けてアヤシイ。
それでも正確な発音はともかく、とにかく読める英単語は多い。
が、やはり書けない。
こちらも書くとなるとスペルが分からないのだ。

なんで?

意味の理解と読み書きは別だよねー。
だから、意味を知らなくても読むことくらいは出来る。
読むことが出来たら後は書くだけ。
でも書けない。

どうして?

どうも、読むのと書くのでは、脳の違う場所が関係してるんだな。
意味を理解している脳も、読みを理解している脳も、書きを命令する(記憶している)脳とはきっと別の場所なんだ。
でも、どうして?
なぜそう進化したの?
どんな利点があるの?

 

2002/2/5  パンダの目はなぜたれた?

う〜ん・・・・この疑問は深い!!
進化の妙なのだ。

目、そのものと言うより周りの黒い縁取り(隈取り?)を指してのことだが、とにかく遠目にはたれ目に見える。
隈取り自身は小さな目を大きく見せるためかもしれない。
黒い目を攻撃してくるすずめ蜂などへの防衛かもしれない。
とにかくたれ目に見える。
果たしてつり目だったら・・・・?
たぶん今ほどの人気は獲得出来なかったろう。
様々な商品やイラストのモチーフとして使われることもなかったろう。

そもそもあの白黒ツートーンカラーは何なんだ?
シマウマの白黒ツートーンは草原での絶妙な保護色らしい。
草原での縦縞は色弱の肉食動物から見て、灌木や草と見間違えるらしい。
しかしパンダのツートーンは・・・・?
あれが保護色なのか・・・・?
黒斑を石にでも見立ててるのか?
木漏れ日のジャングル中ならいい保護色になるのか?

そもそも大人になってもあの一見愛らしいしぐさはなんなんだ?

虎がそうであるように、パンダもまたあの毛皮は人にとって極めて魅力的な商品であったに違いない。
しかし強い虎に対してパンダはいかにも弱い。
もちろん筋力だけならとても人がかなう相手ではないが、それでもネコ科の動物のような敏捷性があるとも思えない。
体型からしてそれには無理がある。
おそらくパンダには長い間天敵がいなかった。
パンダ界では、攻撃的な進化をする必要がなかったのだろう。
唯一の天敵、それがやがてパンダの存在を知るようになった人であったに違いない。
かれらはそこで、抵抗するより愛される道を選んだ。

かれらの進化は最大の敵、人に愛されるため、あのたれ目と愛嬌を選んだのだ。
たぶん?

 

011120  12月14日は真冬だった?

12月14日、と言えばある年代以上の方には「赤穂浪士討ち入りの日」、としてよく知られた日だろう。
昭和30年代、時代劇映画華やかなりし頃、オールスターキャストによる大作映画などよく作られた。
TVでも「赤穂浪士」、「元禄物語」、「大忠臣蔵」などなど、枚挙にいとまがない。

さてこの日、江戸では時ならぬ雪が降っていた、というのである。
んっ?、12月14日に東京で雪?
まあ、珍しいというほどではないがやはり関東に住む人にとって、まさに「時ならぬ」というところなのだが・・・・??
実はこれ、あくまで旧暦の12月14日。
現在の新暦では1月下旬頃に当たるらしい。
なるほど、それなら納得。
12月14日にいくら歴史を忍んだって、ホントは一月半も先のことなのだ。

そこで考えると・・・・
大化○年○月○日、元禄○年○月○日、などと平気で言ったり教えたりしてるのだが、これらすべて旧暦でのお話。
たとえ元号を西暦に直しても、やっぱり日本の歴史は○月×日と旧暦のまま。
先の12月14日を西暦で言ったら、ひょっとして年も違う?
だいたい最大2か月近くずれてたら、季節感なんて全然変わっちゃうよ。
フィクションならともかく、教育番組や歴史番組でも平気で元号と月日を特定して言ってるくせに、新暦でいつに当たるかの説明はほとんど行ってない。

こんな暑い時期になんで?
こんな真冬にどうして?
なんで梅雨の真っ最中に?
と思う歴史上の様々な事実。
実は1〜2ヶ月ずれてると分かれば「なるほど」、っと思うものだ。
事件の当事者がなぜその時期を狙ったのか?
「なるほどそれなら合点がいく」、っと発見する場面だって多いのでは?
まして教育番組・歴史番組など、季節感を伝えなければその意味や出来事の背景は半減してしまう、と思うのだが?

 

010912  13.ニューヨーク/世界貿易センタービルテロ

くれぐれも誤解無きようお読みいただきたい。

今後起こるであろう様々な出来事の、おそらく引き金となるテロが起きて24時間になろうとしている。
その行為はいかなる理由からも許されない残虐行為である。
しかしそれらは今後各国の反応と共に、時を経ずして様々な形で述べられるであろう。
ここではそれらの言及&報道はマスコミに任せる。

さて私が事件映像を見て、技術者の端くれとして興味を持ったのは、その何とも脆いビルの崩壊である。
特に最初に衝突されたビルの崩壊は特徴的であった。

旅客機が突っ込み半ば空洞となった数階分が炎に煽られる。
やがてついには上層階の重さに耐えきれなくなり、おそらく柱や鉄骨が座屈するように押しつぶされる。
するとその後数秒間、この座屈による衝撃が呼び水となり階上は次々と中層階以下を押しつぶしていき、ついにはほとんどすべてが残骸となり果ててしまった。
押しつぶされていく過程はコンクリート片を噴水のように四方八方に吹き出しながら、ちょうどピストンの緩い水鉄砲を押した時のようである。
ホントにフィクションでは絶対描けない、まさに事実は絵に描いたような崩壊をするのである。
あの数秒間で、おそらく千人単位の人々が押しつぶされて亡くなったのだろう。
この手の超高層ビルの実物が、このような形で崩壊する映像はもちろん初めてだろう。
それも様々な角度からTV局による映像が記録されている。
最初に断り書きしたように不謹慎には違いないが、工学的にはしかし極めて興味を引くのである。
それは倒壊ではなく明らかに崩壊であった。

元々固い岩盤上でほとんど地震のないニューヨークでも、風への対応(横揺れ)にはシビアかも知れない。
逆に、このような「座屈」が引き金となる崩壊についてはまったく想定外とも考えられる。
下層階が押しつぶされたビルの映像は、地震国日本ではそれほど珍しくない。
それでは、ニューヨークでの建築基準はどうなのだろう?
果たして日本でもこのような想定外の出来事が起きるのだろうか?
地震国日本の耐震基準で作られた超高層ビルはどうなのだろう?
たとえ倒壊しなくても、座屈を伴う崩壊への想定はあるのだろうか? 

 

010730  12.あの白手袋は何だ?

参院選も終わったことだし、結果はともかく、いつもながらの他愛ない疑問をひとつ。

候補者のあの白手袋、あれにはいったいどんな意味があるんだ?
応援演説の弁士にも白手袋してる人がいたよね。
選挙カーの運動員だって白手袋の手を振ってるよ。
冬ならまだしも真夏にねー。
うぅぅぅ〜ん・・・・余程深い意味があるんだなー。

私は何も汚れてないですよ、真っ白ですよ、一から頑張りますよ、って意味?
清潔さや誠心(清心?誠信?)さをアピールするシンボルみたいなものね。
「手を汚す」なんていう日本語があるけど、これはあくどい行い?、はたまた不埒(ふらち)な行い?、をやっちゃった時に使うもんなー。
あっ?、分かった!。やっちゃった汚い手を隠してるんだ!!

そういえば、TVで手袋したまま握手を求める候補者がずいぶんいたよなー。
あぁぁぁ〜〜〜、きっと庶民の手は汚れてると思ってんだね。
汚い手になんか直接触りたくないんだ。
ふぅぅぅ〜〜〜ん、そうぅぅぅなんだー・・・・・・

 

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